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- 交換レンズ レビュー オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 2017年12月14日
- オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 最新情報まとめ 2017年1月6日
レンズの特徴
中央解像力 | 非常に良好 ピーク F2-5.6 |
周辺解像力 | 非常に良好 ピーク F2.8-F5.6 |
軸上色収差 | ?僅かに色づく | 倍率色収差 | 僅かに色づく |
球面収差 | 良好 | コマ収差 | 開放でやや目立つ |
非点収差 | 良好 | 歪曲 | 僅かな糸巻き型 |
周辺減光 | 軽微 | 逆光耐性 | 完璧ではない |
AF | 速い、静音、正確 | 手ぶれ補正 | ー |
ボケ傾向 | 前ボケ…並、後ボケ…滑らか、玉ボケ…滑らか | ||
備考 | フード別売り |
マイクロフォーサーズユーザーならば持っておいて損は無い一本。
レビュー・作例・参考サイト
管理人レビュー
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ユーザーレビュー
作例
関連外部リンク
- 公式
- デジカメWatch レビュー
- 日経トレンディネット レビュー
- カメラのナニワ レビュー
- Photo of the Day
- ITmedia レビュー
- DxO Mark
- DPreview
- Photozone
- LensTip
(デジカメinfo抄訳) - CameraLabs
- CameraLabs 42.5mmとの比較
(デジカメinfo抄訳) - ePHOTOzine
(デジカメinfo抄訳) - PhotographyBlog
- IMAGING RESOURCE
- STEVE HUFF PHOTOS
(デジカメinfo抄訳) - simplyRobin Part1
- simplyRobin Part2
- PROUOSKI
購入早見表
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フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
焦点距離 | 45mm(35mm判換算90mm相当) |
---|---|
最大口径比/最小口径比 | F1.8/F22 |
レンズ構成 | 8群9枚(E-HRレンズ2枚) |
画角 | 27° |
AF方式 | ハイスピードイメージャAF(MSC) |
最短撮影距離 | 0.5m |
最大撮影倍率 | 0.11倍(35mm判換算 0.22倍相当) |
最近接撮影範囲 | 157x118mm |
絞り羽枚数 | 7枚(円形絞り) |
フィルターサイズ | Ø37mm |
マウント規格 | マイクロフォーサーズシステム規格 |
大きさ 最大径×長さ | Ø56 x 46mm |
質量 | 116g |
MTFチャート
レンズ構成図
オリンパスのレンズの中では比較的安価で、背景を柔らかくボカすことが出来るレンズ。35mm判換算で90mmの中望遠レンズとなるため、注視した被写体を切り取るには最適な画角。特にポートレートや花・ペットなどに向いている。特に玉ボケを作る際には口径食が目立たない点もGood。
口径食が目立たないと言うことはそれだけイメージサークルに余裕があり「レンズ中央の描写性能が高い部分」のいいとこ取りをしている事に他ならない。さらに上級レンズである「プロシリーズ」に採用されているZEROコーティングを採用しているので逆光耐性も上々だ。特に玉ボケを得意とするだけに積極的に逆光や光源を入れて撮影してみたいこのレンズには打って付け。
解像度は開放から極めて良好だが、スウィートスポットはF4~F5.6付近。開放では色収差が残っている場合もあるので、ボケ量を考慮しながら絞って使うとより一層シャープになる。最短撮影距離付近であれば色収差も目立たない事も多く、そういう場合には積極的に開放から使って行って問題無いだろう。
鏡筒はプラスチックだが、外観は上質で安っぽさは感じられない。重量も100gちょっとと軽量な上に手の中にすっぽり収まる程度の大きさ。さらに、描写性能はパナソニックの『NOCTIRON 42.5mmF1.8』に追いつかんとする性能。これで実売2万円ちょっとで購入出来るのでコストパフォーマンスの良さが伺える。オリンパス中望遠の撒き餌レンズと言っても過言ではないだろう。
フルサイズの様な大きいセンサーサイズでは無いので、大きな被写体(人物ポートレート等)を適切な距離で撮影すると大きいボケは期待出来ない。しかし、ペットや花などの小物を近接撮影する分には十分なボケ量を得る。また、暗いシーンでも絞り開放で被写界深度を稼ぎやすいと考えると、違った利便性が見えてくる。
「安価・高解像・良好なボケ味」と三拍子揃ったレンズ。海外サイトで「買わない理由が見つからない」とは上手いこと言ったもの。パナソニックの『LUMIX G 42.5mm F1.7』と比べると、手ぶれ補正が搭載していなかったり20cmほど寄れなかったりする。小さい物を撮ったり手ぶれ補正が欲しいパナソニック機であれば42.5mmも選択肢に入ってくる。但し、1万円ほど高くなるのでこの2点に目をつぶればオリンパスのこのレンズをチョイスするのもアリと言える。
海外の評価
The Photobrographer:薦めない訳にはいかないレンズ
- このレンズはどのようなカメラに装着してもバランスが良いエルゴノミクスとどのようなユーザーの手にも収まりの良い小ささを持っている。
- 外装の大部分を占めるマニュアルフォーカスリングは12mm F2.0と異なりマニュアルフォーカスクラッチ構造は搭載していない。また被写界深度や距離指標もない。
- フィルター枠はとても小さいのでNDフィルターなどを使いたい場合にはステップダウンリングを使う必要があるかもしれない。
- 全体的な製造品質にはやや欠けており、プラスチッキーな感じではないが、しっかりと造られたレンズとも感じない。
- AF速度はカメラボディに大きく左右される。EP2で暗所の場合はかなり遅いが日中の屋外ではとても高速だ。E-PM1の場合は常に高速であり、これにはEP3も含まれる。
- 使い勝手はとてもシンプルで、カメラにこのレンズをねじ込めばOKだ。
- ポートレートなどで高速AFを利用する場合にはこのデザインを有難く思うかもしれないが、マニュアルフォーカスを好む場合には少し困難な状況に直面するかもしれない。これは12mm F2.0でマニュアルフォーカスを甘やかされた者にとっては大きな落胆となるだろう。
- このレンズは一日中絞りを開けて撮影したくなるレンズだ。個人的には絞りを開けた状態におけるレンズの鮮明さにはとても満足している。
- 花など植物を撮る場合には少しだけ彩度を上げてシャープネスとコントラストを調整した方が良いだろう。レンズの色再現は現実にとても忠実だ。
- このレンズを使う場合における私からのアドバイスはカメラのモニターを信用しないことだ。カメラによって美し画像に見えたり、完璧にダメな画像に見えたりする。パソコン上で処理するのが最善の方法だ。
- ボケはとてもクリーミーで後ボケはゴージャスな霧の中に溶け込んでいくようだ。オリンパスはボケ味が悪くならないように努力したのだろう。
- フラッシュを使うとレンズの解像能力が高まり超シャープに写る。ネット上に投稿するサイズであれば、中景を絞り開放で撮ったとしてもとても鮮明に写るだろう。F5.6でシャープネスはピークに達すように見える。
- 実際にこれは私がテストした中で最もシャープなポートレートレンズの一つだ。絞り開放で撮影したとしても色収差はほとんど無い。
結論…素晴らしい画質とシャープネスは昼夜を問わず、一日中人やモノを撮影する場合に適している。画質は十分であり、プロフェッショナルな用途に使えると言っても過言ではないだろう。しかし、浅い被写界深度を期待してはいけない。このレンズよりももっと口径の大きいレンズが必要だろう。
- 「高速AF」「忠実な色再現」「絞り開放で僅かなボケの色づき」「小型」
- 12mmのような金属鏡筒が良かった。その場合、私はプレミアムな価格だったとしても購入しただろう。
- フィルターサイズが小さいので動画用途ならば気を付けた方が良い。
- ゴージャスなボケ味
全体的に私はこのレンズを薦めざるを得ない。マイクロフォーサーズユーザーならば、ポートレート用レンズとしてバッグに忍ばせておくべきものだ。この判断を私は覆すことはないだろう。従来までは「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8」がマクロと兼ねていた分野だったが、このレンズの登場によってその価値は壊されてしまった。
M4/3Photography:安価で高画質だが手ぶれ補正が無い
- 悲しいことにこのレンズにはフードが付属していない。高価なフードをオリンパスから購入するか、37mmのフィルター枠にねじ込める社外製フードを買うことになるだろう。
- レンズ鏡筒はプラスチック製だが、レンズマウントは金属製だ。私の好みは艶消しされた黒色の鏡筒なので目立たなくする方法を探している。
- 他のレンズと同じように、このレンズはインナーフォーカス式でありレンズが鏡筒から繰り出されることはない。これは「LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. H-H020A」とは対照的だ。
- フォーカスリングは滑らかで上質なものだ。個人的にゴム製リングの方が良かった。どちらにせよ、オートフォーカスが上手く機能しているので、フォーカスリングを多用することはないだろう。
- オートフォーカスは非常に高速で無音に近い。GH2に装着して「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. H-ES045」とAFスピードを比較したところ、45mm F1.8の方が少し早かった。しかし、暗所における場合DG 45mm F2.8の方が素早く合掌したことには少々驚かされた。
- 良い光環境の下ではキットズームレンズよりも少しAFが遅い。しかし大口径レンズであることを考慮すると、45mm F1.8のAFスピードはとてもリスペクト出来るものだ。
- 動画撮影中のAF性能は「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. H-ES045」に匹敵するものだ。デフォーカスからピント面へ復帰するまでにもたつく場合があるものの、これはカメラ性能によるものだろう。
- 接写性能は0.5mであり、印象的な性能ではないが、他のポートレートレンズと比較するとかなり良好だ。
- 光学手ぶれ補正は搭載されていないため、手ぶれ補正を内蔵するオリンパスで使うか、LUMIX機で使う場合にはシャッタースピードを1/100秒以上にしたいところ。
- 画質を「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. H-ES045」と比較したところ、45mmF1.8の方が周辺減光が少ないことがわかる。しかし、F2.8よりも絞りを開ける場合には色収差が比較して大きい。結果的に言うと、画質はかなり良好で大口径レンズとしては非常に魅力的なシャープネスだ。
- ボケは私が見る限り問題はない。背景を綺麗にぼかし、ハイライトの玉ボケは均等だ。ただし、絞り羽根は「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. H-ES045」よりも丸くない。これは絞った時により角ばっていることを意味する。
このレンズは特に欧州ではとても適正な価格設定となっている。ポートレートで単焦点レンズに興味がある人は購入すべきレンズだ。画質は良好でAFは高速だが、手ぶれ補正を搭載していない。
Photozone:安くて写りの良いレンズ
- 一見してこのレンズの品質は非常に良好だ。小型軽量で高品質の金属製に見えるが、実際には金属製のマウントに組み込まれたプラスチック鏡筒だ。
- AFはMSC仕様のため高速で静かなAF操作が可能となっている。マニュアルフォーカスはバイワイヤ式で機械的で直観的な操作では無いが、応答性は僅かに劣る。しかし、実際に使う場合にこの差は無意味な程度にとどまっている。
- 歪曲は僅かな糸巻き型(0.7%)を示している。これは実際の撮影ではほとんど目立たないだろう。これは未補正のRAW形式(1.0%)にも当てはまる。
- 一般的な大口径レンズの周辺減光量を考えると、このレンズは僅か0.4段程度と僅かな減光量だ。絞るとさらにこの問題は解消される。未補正の状態でも歪曲と同じく無視できる程度だ。
- 絞り開放から中央解像力は「非常に良好」な結果を示している。周辺も「非常に良好」な結果だが、四隅は「良好」だ。F2.8まで絞ると四隅の解像力が向上し非常に良好な画質となる。ピークの性能はF4~F5.6の間で隅から隅まで非常に鮮明な画質を得ることが可能だ。F8よりも絞ると回折の影響で品質が低下する。
- 倍率色収差は平均で0.5px以下にとどまっている。絞り値に依らずほとんど無視できるレベルだ。
- ボケの品質でも我々を失望させない結果だ。ハイライトの玉ボケはとても綺麗に描写され、ボケ味はとても滑らかだ。ボケの色づきは作品作りに弊害の無い程度。
このレンズはとても魅力的なレンズだ。重要な中央解像力は絞り開放からすでに非常に良好で四隅も幾分かソフトであるだけだ。この品質はF4まで絞るとフレーム全域でとても高くなる。周辺減光や色収差は歪曲と同じくらい良好で撮影環境に依らずうまく補正されている。未補正のRAW形式データでも同様の結果であり、決して安価なレンズとして設計されたわけではない。ボケのクオリティも素晴らしく、本格的なハイライトを演出できる。
製造品質はとても良好で、機能面が欠けているという指摘もあるだろうがとてもシンプルでコンパクトな116gのレンズだ。我々はこのシルバー仕上げが全く好みでは無かったが、テストしている間にオリンパスはブラックバージョンをリリースした。MSC仕様のAF駆動は高速で静音性の高い操作が可能だ。
このレンズはマイクロフォーサーズシステムのための素晴らしい交換レンズの一つであることは確実だ。そしてこの手頃な価格は高く推薦できるものである。
光学評価:3.5 製造品質:4.0 コストパフォーマンス:4.0 「Highly Recommended」
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