「寒いし!外、出たくないよね!」と、言うことで初めた物撮りを数回に分けて記事を投稿している。
やってみると結構面白く、「主題を自分で作る・調整出来る」という点で風景撮影と大きく違い新鮮味がある。
(参照:「ダンボー編」「格安スポットライト編」「格安簡易スタジオの選び方編」)
後述するが、風景撮影でも重要な構図を覚える(体感する)には結構使えると感じた。テーブルフォトなんて興味ないよと食わず嫌いせずに最低100円で材料を買えば楽しめる被写体と考えては如何でしょうか?
今回はそんな100円均一でやってみるテーブルフォト編。
テーブルフォトとは?
読んで字のごとく、「机の上の被写体を撮った写真」が一般的。流行りのブルックリンスタイルやレトロでオシャンティな内装を撮影するのもテーブルフォトの範疇らしい。
どれも大事な点は「光」「アングル」「構図」
風景撮影も一緒だと思うが、大自然相手に小手先の起用が通じる事は少ないが、テーブルフォトなら結構手を加えることが出来ちゃうとそんなイメージ。図書館で色々読み漁って為になりそうな本を発見。
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初心者向けのカメラ操作方法などが途中記載されているが、概ね役に立ちそうな内容が多い。作例も真似してみたくなる写真が多く、真似しやすい(集めやすい材料)被写体が多い。考え方次第では前述した様に風景撮影にも転用可能な点も多々あると思う。
準備
今回購入したもの
- ビー玉
- コーヒースプーン
- 丸みを帯びたビン
- カラーボード
- 保温シート
- ランチョンマット*3
製作段階の写真を全然撮っていなかったので申し訳ない。作ると言ってもカラーボードに保温シートをくっつけただけだけどね!しかも両面テープが無かったので四隅をクリップで挟んだだけという乱暴さ。
そのレフ板を以前記事にした『アームクリップ+懐中電灯で作るスポットライト』のアーム部分を転用して合体。上の写真の様に一脚に固定してもう片方でレフ板を挟み込むだけ。一脚が無ければ適当な場所にクリップしてやれば良いし、そもそもアームが無ければレフ板を二つ折りにして自立させてやれば良いだけ。
実写
ランチョンマット+ビン(角砂糖を入れた)+コーヒースプーン+引き出物のコーヒーカップ
図書館で借りた本にも書いてあったが、自然光を直接取り込むと影がハッキリとしてしまう。オススメはトレーシングペーパーなど光を柔らかく出来るもの。簡易スタジオの白い膜の一面を無理やり使うという手もある。
白いレースカーテンを使って光を柔らかくする方法も書いてあったので、実際やってみたのだがご覧のとおりしっかり影になった。コーヒーのブラックさを出すためにちょっとシャドーを強めた為もあると思う。
ランチョンマット+ビー玉を俯瞰で。
俯瞰(ふかん)とは被写体を上から撮る際に使う言葉だそうだ。このアングルはよく料理を綺麗に並べて撮る時に使われる事が多いと思う。今回は料理までして写真を撮る気は無かったのでビー玉で代用。
購入したビンにビー玉を入れて撮影してみたが、ちょっと寂しすぎた。
という訳で対角上にビー玉を配置。
こんな感じで主題や副題を自分で色々と変えながら撮影すると、自分の好みな写真の構図や傾向が分かってきちゃったりする。
くの字に配置してみたり等。特にビー玉は100円で結構料が入っているので使いやすかった。中に流線状の模様が入っている方が綺麗に見えた。
望遠レンズで切り取ってみたり。
GM1Sのレンズキットで付いてくる望遠ズームでも結構ボケてくれる。
『smc PENTAX-D FA Macro 100mm F2.8WR』を使用してガッツリ近づいてみた。
初めは教本通りに三脚に固定して撮影していたものの、持ち前の面倒くさがりな面が顔を出してしまい途中から手持ち撮影に。絞りも開け気味で撮ることが多いので特にシャッタースピードに困ることは無かった。
ガッツリ絞って使う際や光量が不足しがちな場合は三脚使用で。
魚住レンズこと『SP AF28-75mmF2.8』にて。これは簡易スタジオでひかりを柔らかくした上で撮影。ここまでするとテーブルフォトと言うよりもはや物撮り。
材料は沢山買わなくても良い
特に大量に買い込む必要は無いが、せめてこれだけは必要かなと感じたのは
- 土台(ランチョンマットなど)
- 主題(ビー玉や食器・家具等)
これさえあれば取り敢えず撮れる気がする。さらに、風景撮影の教本も同時に読んでみて、「あ、こう言う構図で撮ってみたいな」と思ったら練習になりそうな被写体を百均で探すのも手だろう。
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