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MFT超広角レンズで撮るHigh & Low Laowa 7.5mm F2 実写レビュー

手持ちで撮るローアングルとハイアングル

PEN-F Laowa 7.5mm

ここは福井市の大安禅寺。

つい先週まで見ごろだった花菖蒲が有名な場所。今は花菖蒲園もひと段落し、僅かな観光客が訪れているだけだった。

宝物と仏像以外は屋内での撮影が可能な上に人もまばらだったので、混雑中には出来ないローアングルを多用。距離の制約が大きい屋内での撮影は超広角レンズが役に立つと改めて実感。

標準ズームの限界である12mm(35mm判換算で24mm)の画角では難しい構図も7.5mmなら結構かんたんに撮影できる。

PEN-F Laowa 7.5mm

先ほどの写真の場所からハイアングルで撮り直したカット。

バリアングル液晶モニタを使って頭上からパチリ。

特に水平を気にしなくていい場合は手軽にハイアングルを撮影可能。PEN-Fの強力な手ぶれ補正のおかげで無理な姿勢での撮影でも低感度を維持できるのはオリンパスの強みと実感。

PEN-F Laowa 7.5mm

ウェストレベルでパチリ。

このシーンでは拡張感度Lowでシャドーの諧調を優先しつつ、手振れの無いカットを実現。シャッタースピードが1秒?3秒程度であれば成功率も高く安定した撮影が可能。三脚不可のこういうロケーションでは結果的にフルサイズ一眼よりも高画質(手振れを抑えるために高感度を使わざるを得ないから)で手軽な撮影ができる印象。

PEN-F Laowa 7.5mm

手ぶれ補正は強力だが、どうにもならない弱点はダイナミックレンジ。

特に輝度差が大きいシーンではハイライトかシャドーのどちらかを割り切って撮影する必要がある。

ハイライトは白飛びするとディテールが完璧に損なわれてしまうので、このようなシーンではハイライト優先で撮影する必要がある。ちなみに今回は拡張感度Lowに設定したまま撮影してしまいハイライトが見事に飛んでいる。

寺関連と言う事で、大本山永平寺の傘松閣にてパチリ。

手持ち撮影にてISO 200・F8まで絞ってシャッタースピード2.5秒。もちろんショックフリーの電子シャッターを使用。

屋内撮影でガッツリ絞って低感度の手持ち撮影はマイクロフォーサーズの醍醐味と言えるかもしれませんね。

ちなみに手持ちハイレゾは大失敗しました。

ウェストレベルでパチリ。ISOはもちろん最低感度。

ちなみに同時に持っていた一眼レフでは頑張ってもISO 1600が限界でした。

E-M1 Mark II Laowa 7.5mm

場所は変わって坂井市三国町にある名勝 東尋坊。

目の前に広がる巨大な柱状節理を撮るには超広角レンズが持ってこい。しかし、広角レンズは遠近感が強調されてしまうため、撮り方によっては主題がとても小さく写ってしまう。

一脚を使ったハイアングル撮影

小型の超広角システムで一度やってみたかったのが、長い竿を使った空撮っぽい撮り方。

今回は以前紹介したベルボン「ウルトラスティック SUPER 8」と「ウルトラスティック SELPHY」を組み合わせて2m超えの竿を実現。

ウルトラスティック系の一脚は思ったよりも剛性が高く、マイクロフォーサーズのシステム程度であれば水平にカメラを支える事も可能。

2m超えの竿ですので、落下すればカメラは一撃で破壊されるはず。落下には十分注意したい。

ローアングルからハイアングルまでのカットを掲載。

観光客がいないので、どれだけ高いところから撮っているのか分からないのが残念だった。

E-M1 Mark II Laowa 7.5mm

竿をしっかりと持ち、端を横から撮影することも可能。

このような撮影は普通の手持ち撮影ではまず撮ることが出来ない。難点は水平を撮るのが至難の業であること。フレームに余裕を持たせておき、後処理で水平を整える必要がある。

Laowa 7.5mm F2の写りは上出来。パーフェクトでは無いがここまで写れば十分でしょう、と言うレベル。周辺減光はF5.6まで絞ってもやや目立つので、後処理するかF8まで絞り込んだ方が良し。

アイレベルとハイアングルの比較をもう1つ掲載。

スライドショーには JavaScript が必要です。

写り方は大きく変わるが、高低差が元から大きい被写体の場合は竿の撮影による恩恵が薄い。やはり観光客がいないと厳しいか…。

E-M1 Mark II Laowa 7.5mm

東尋坊の土産物ロード。竿を使った撮影の効果が分かりやすい。

背面に日本海と東尋坊がある。なぜカメラをそちらに向けて撮影しなかったのか自問自答中。

E-M1 Mark II Laowa 7.5mm

と言う訳でそれっぽいカットを掲載。

やはりF5.6では周辺減光が目立つ。

中景・遠景は基本的に無限遠で絞ればOK

超広角レンズは被写界深度が深い。特に無限遠側はF5.6~F8まで絞ればかなりの範囲でピントが合う。

さらに観光地で遠景が多い場合には無限遠まで振り切ってF5.6まで絞っておけばまずピントは外さない。

詳しくは「オリンパスでマニュアルレンズを楽しむには」を参照。

今回使った機材

E-M1 Mark II

輝度差を意識させられる超広角において、マイクロフォーサーズ機ではトップクラスのダイナミックレンジを持つカメラ。出来る事ならばこれで撮影したいところ。ただし、ボディサイズが大きいので竿で使うには不適だった。

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PEN-F

竿で使う分にはE-M1 Mark IIよりも相性が良い。さらに超広角を使った風景撮影時にはカラープロファイルが思いのほか便利。空をしっかり青くして、新緑を目立たせ、落とすところはしっかりおとすと言った使い方に便利。

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?Laowa 7.5mm f/2 MFT C-Dreamer

手軽に超広角を楽しむことが出来る神器。マニュアルフォーカス専用である点と周辺減光が目立つこと以外で大きな欠点が見当たらない。

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