2024年3月21日付けでパナソニックの気になる特許出願が公開。「40mm F2」を想定した光学系の実施例を複数掲載。レンズ構成は最近発表された「Leica Q3 43」搭載レンズとよく似ていますね。
概要
- 【公開番号】P2024038542
- 【公開日】2024-03-21
- 【発明の名称】撮像光学系とそれを備える撮像装置
- 【出願日】2022-09-08
- 出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社- 【課題】良好な光学性能が得られる撮像光学系、その撮像光学系を用いる撮像装置を提供することを目的とする。
- 【背景技術】
【0002】
特許文献1は、物体側より像側へ順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群と、負のパワーを有する第5レンズ群から構成されるインナーフォーカス式撮像レンズを開示する。- 【0007】
本開示によれば、諸収差が良好に補正された撮像光学系とそれを備える撮像装置を提供することができる。実施例1
- 焦点距離:41.7102-36.8281
- F値:2.06002-2.01362
- 半画角:27.4964-28.1646
- 像高:20.0000
- 全長:68.3749
ライカQ3 43とよく似た光学系の特許が今年の3月にパナソニックから出願されていたようです。レンズ配置図を見る限りでは非常によく似た光学系に見えます。ライカとパナソニックの関係を考慮すると、これは驚くべきことではありません。どの実施例を採用しているのか不明ですが、収差図を見る限りでは歪曲収差が後処理に依存する設計のようです。撮影距離による変動は少なめ。
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