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シグマ24-70mm F2.8 DG DN Art レビュー【遠景解像その2】

シグマのフルサイズミラーレス用交換レンズ「24-70mm F2.8 DG DNレビューページに無限遠解像テストの結果(その2)を追加しました。

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遠景解像その2

全体像/撮影条件

  • α7 III(2400万画素)
  • Leofoto LS-354C+LH-40
  • ISO 100固定
  • RAW出力をAdobe Lightroom CCで初期設定現像

24mm

中央は絞り開放からピークの解像性能を発揮。少なくとも2400万画素のα7 IIIでは絞る必要性を感じません。コントラストも良好で絞った際との違いは等倍で見比べても分かりません。F16まで絞ると回折の影響で細部のコントラストが少し低下するように見えますが、全体的に見ると実用的な画質に違いなし。

像高5割の領域も基本的に中央と同傾向。絞ることで極僅かな改善を感じますが等倍で見ないと判断できないような些細な違いです。

四隅は周辺減光の影響がかなり強い。自動補正で対処できますが、増感によるノイズ増加を避けたいのであれば少なくともF5.6まで絞ると良いでしょう。解像性能は中央と比べて劣ってはいるものの、非点収差や倍率色収差の大きな影響は見られません。安定した画質です。

35mm

中央と像高5割の領域は24mmと同じ傾向。基本的に絞り開放からピークに近いパフォーマンスを発揮しています。絞ることによるシャープさやコントラストの改善は極僅か。

四隅は24mmと比べると周辺減光の影響が小さくなっています。自動補正でなんとななる程度の減光量に見えますが、1段絞れば大きく改善、2段絞ればほぼ解消します。解像性能は絞り開放から良好。24mmと同じく非点収差や倍率色収差が極端に目立つようには見えません。

50mm

これまでと同様、中央は絞り開放からピークのパフォーマンスを発揮。全く問題ありません。

像高5割の領域は24mmや35mmと比べると、F2.8とF4の差が大きくなります。とは言っても等倍でチェックして違いが分かる程度ですが…。絞ることで僅かにコントラストが改善します。F4以降はこれと言って大きな差はありません。

四隅は35mmと同様、24mmほどでは無いもののノイズを抑えたいのであれば1?2段絞るのが良し。解像性能はF4まで絞ればほぼピークの性能。

70mm

さすがに望遠端となると中央領域も絞り開放だと僅かにコントラストが低下します。特に4200万画素や6100万画素のα7Rシリーズならば1段絞って使うのがおススメ。目立つコントラスト低下では無いので、F2.8も実用的な画質に違いありません。しかし、ベストを尽くすのであればF4以降。

像高5割も中央と同じくベストを尽くすのであればF4。

望遠端ながら、広角端24mmほどの周辺減光はありません。自動補正か1?2段絞って使えば全く問題なし。他の焦点距離と同じく、開放から良好な解像性能を発揮。減光を抑えるためにF4まで絞ればピークのパフォーマンスと感じます。

雑感

(効果が弱いながらも)ローパスフィルターを備えている2400万画素のα7 IIIにはモッタイナイ解像性能。ズームレンジ全域で絞り開放からほぼピークのパフォーマンスを発揮しており、周辺減光以外で絞る必要はほぼありません。望遠側でベストを尽くす場合にはF4まで絞ると良いでしょう(僅かにコントラストが改善する程度ですが)。

ローパスフィルターレスのα7R IIIやα7R IVでこのレンズのポテンシャルをより活かすことが出来るはず。

設計が難しいと言われる大口径ズームレンズで批判すべきポイントが無いのは素晴らしい。

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