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七工匠 7Artisans AF 27mm F2.8 レンズレビュー Vol.3 遠景解像編

七工匠「7Artisans AF 27mm F2.8」のレビュー第三弾を公開。像面湾曲の影響は少なく、絞り開放からフレーム全体的で良好な結果が得られるレンズとなっています。

簡易的なまとめ

製品提供を受けている

このレビューは焦点工房より無償提供された製品を使用しています。金銭の授受やレビュー内容の指示は一切ないことを最初に明言しておきます。無料であること、購入した製品ではないことに対する無意識のバイアスは否定できませんが、できるだけ客観的な評価を心がけています。

レビュー内容の簡易的なまとめ

2万円ちょっとで購入することができる27mm単焦点レンズとしては驚くほど良好。全体的にこれと言った欠点が無く、周辺減光を許容できればF2.8から実用的な画質。絞ればコントラストがわずかに改善し、周辺減光も緩和します。

7Artisans AF 27mm F2.8のレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2024年6月9日 晴れ 微風
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • カメラ:α7R V APS-C crop
  • レンズ:7Artisans AF 27mm F2.8
  • 露出:ISO 100絞り優先AE
  • RAW:Adobe Camera RAW
    Lightroom Classic CC
    シャープネスオフ
    ノイズリダクションオフ
    レンズ補正オフ

テスト結果

周辺減光こそ目立つものの、絞り開放から全体的に良好な結果が得られます。近距離では像面湾曲が問題となりますが、遠景では目立ちません。絞りによる画質の大きな変化はなく、被写界深度や周辺減光の調整で利用するのが良さそう。

中央

F2.8は残存する僅かな軸上色収差の影響が見られます。F4でも僅かに残っているので、完全に抑えたい場合はF5.6/F8まで絞るのがおススメ。絞ることでコントラストがわずかに改善します。

周辺

中央とほぼ同じですが、よく見ると若干ソフト。F5.6-F8くらいまで絞ると、細部に残っていたソフトさが解消。中央と同程度のシャープネスとコントラストが得られます。

四隅

周辺減光が強いものの、解像性能は悪くありません。F2.8から大きな問題はないものの、ベストを尽くす場合はF8-F11まで絞ることで少し改善します。

まとめ

2万円ちょっとで購入することができる27mm単焦点レンズとしては驚くほど良好。全体的にこれと言った欠点が無く、周辺減光を許容できればF2.8から実用的な画質。絞ればコントラストがわずかに改善し、周辺減光も緩和します。近距離と比べて像面湾曲の影響はほとんどなく、弱点を挙げるとすると逆光耐性くらい。こと解像性能に関してはコストパフォーマンスの高いレンズ。

購入早見表

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