このページではソニー製フルサイズ対応交換レンズ「FE 35mm F1.8」の遠景解像力テスト結果とレビューを公開しています。
FE 35mm F1.8 遠景解像テスト
撮影環境
- α7 III ILCE-7M3
- FE35mm F1.8
- Leofoto LS-283CM+LH-30
- セルフタイマー+電子シャッターで反動を最小限まで抑制
- RAWデータをAdobe Lightroom CCCで編集せず現像
- 現像の際に上記画像の赤枠の部分をクロップ
テスト結果
中央領域は絞り開放からとてもシャープでコントラストも良好。僅かに発生している軸上色収差はF2.8まで絞れば改善します。絞ることによる解像性能の変化は大きくありません。ベストを尽くすのであれば色収差が低減するF2.8から回折の影響が少ないF11まで。
像高5割の周辺領域も基本的には中央と同傾向。四隅の絞り開放はコントラストがわずかに低く、これを改善するためにはF4~F5.6まで絞る必要あり。解像性能は悪く無いものの、ベストを尽くすならF5.6~F11あたりをチョイスしたいところ。
キヤノンの「RF35mm F1.8 IS STM」と比べると少し軸上色収差の量が多く、絞り開放の安定感が僅かに見劣りする印象。ただし、絞った際のパフォーマンスは同程度のように感じます。
雑感
6万円台の35mm F1.8としては及第点を超えている解像性能だと思います。解像力チャートのテスト結果ほど絞り開放の周辺部は悪く無いと感じますが、やはり四隅付近の画質を中央に合わせようとすると2段は絞りたいところ。今まで存在しなかった「35mm F1.8」を埋めるレンズラインアップとしてはバランスの良い選択肢だおと思います。
個人的には、さらに1万円ほど安価なキヤノン「RF35mm F1.8 Macro IS STM」の絞り開放における画質に及んでいないのが惜しい。
今回使用した機材
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