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M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO 交換レンズレビュー

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このページではオリンパスの交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」のレビューを掲載しています。

管理人の評価

中央解像力 開放 とても良好 周辺解像力 開放 良好
*像面湾曲あり
中央解像力 ピーク とても良好
F1.8-F5.6
周辺解像力 ピーク とても良好
F2.8-F8
軸上色収差 軽微 倍率色収差 良好
球面収差 良好 コマ収差 未検証
非点収差 やや目立つ 歪曲 補正済
周辺減光 24mmで目立つ 逆光耐性 ゴーストが多い
AF 高速・無音 MF回転角 90度
最大撮影倍率
最短撮影距離
0.11倍
0.3m
手ぶれ補正
フィルター Ø62mm 重量 410g
良好・ニュートラル
コントラスト やや弱め
ボケ傾向 後ボケ特化
備考 レンズフード付属・金属鏡筒・防塵防滴

ハイパフォーマンスな標準単焦点ですが、癖が強いので使い方次第では「あれ?」と感じるかもしれません。使い方がレンズ特性と見事にマッチすると唯一無二と言っても過言では無い程の愛着を感じるレンズ。

実際、私はこのレンズにぞっこん。

M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
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外観・実写レビュー

外観

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鏡筒

他のPROレンズと同じく、主に金属素材を使用した頑丈な作り。特に凝った意匠では無いものの、質実剛健で頼もしい。

マニュアルフォーカスクラッチやL-Fnなど実用面で有難い操作が充実。機能美が映える外観。

塗装は光沢のあるブラックで固い異物と接触すると塗装が剥げやすい。

サイズ・重量

フルサイズの50mm F1.8並のサイズであり、マイクロフォーサーズ用単焦点レンズとしては決して小さくない。特にGM、GF、PENなど小型軽量ボディとの相性は悪い。使えないことは無いが、F1.8系レンズのほうが楽しく撮影できるはず。

一方でE-M1 Mark IIやG9などグリップが大きなカメラとの相性はバッチリ。小さすぎず、大きすぎずと言ったサイズ感でバランス良好。

前玉・後玉

前後のレンズは固定され動かないタイプ。このため気密性が高く内部へ小ゴミの侵入はとても少ないと思われる。

残念ながらフッ素コーティングを採用していないため撥水・撥油性は期待できない。悪条件では保護フィルターを装着しておいたほうが無難。

フィルター径は62mmでありF1.2 PROシリーズで統一されている。フィルターを使いまわせる点で便利だが、他のマイクロフォーサーズレンズで62mmフィルターを採用するモデルが少ないのが残念。

フォーカスリング

マニュアルフォーカスクラッチ機構を採用しているため、フォーカスリングをスライドさせることで瞬時にAFとMFを切り替え可能。この機構はオリンパスでもパナソニックでも使用できる。

マニュアルフォーカスクラッチ機構を使用したMF操作は両端にハードストップが発生する電子制御。回転角は約90度、スナップショットフォーカス機構と比べてピント位置の微調整が可能となっています。操作性はとても良好で一眼レフの超音波モーターよりもヘリコイド式に近い感覚。

L-Fn

オリンパス機やLUMIX G9などで使用できるファンクション用ボタンが1つ配置されています。少しふにゃっとした感触のボタンで、動作させるには思った以上に押し込まないといけない。もう少しフェザータッチなボタンのほうが個人的には良かった。

遠景解像

中央解像

絞り開放からとてもシャープ。1~2段絞るとさらに改善するものの、基本的に開放から実用的なパフォーマンス。

F8でも解像低下が見られず、F11でやや低下、F16で大きく低下する。

遠景解像について言えばピント固定で絞り値を変更してもフォーカスシフトの傾向は見られない。

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四隅解像

F1.2~F5.6までやや甘さが残る描写。と言うのも、像面湾曲によりそもそもピントが合っていないため。

F8まで絞ると被写界深度が像面湾曲をカバーするだようになるため解像性能が改善する。中央解像はF8まで絞っても問題が少ないため、風景撮影で使うならばF8まで絞って撮影したいところ。

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四隅解像(ピント配置)

像面湾曲の影響を回避して四隅の性能をチェックするため、同構図において四隅で測距を実施し再チェック。

絞り開放でもまずまず実用的なパフォーマンスを発揮。F2.8まで絞ればかなりシャープとなる。

ただし、この場合はフレーム中央が被写界深度から外れてしまう。

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像面湾曲

像面湾曲の影響度合いを見るためピント中央とピント四隅の画像を比較。

絞り開放では差が大きく、F5.6まで絞ってもまだ差を感じる。F8まで絞ると差は僅かとなる。

*左:右=ピント中央:ピント四隅

F1.2

F5.6

F8.0

ボケ 0.3m

後ボケは批判すべきポイントが少ないとても良好な質感。

球面レンズの影響が少なくボケのグラデーションは非常に滑らか。

玉ボケは四隅に向かって変形するものの、F1.8まで絞ると気にならなくなるレベル。2段ほど絞ると玉ボケは少し角ばってくるがまだ良好。

誤差程度かもしれないが、絞り込んでもピント面手前の被写界深度が広がりにくい印象を受ける。(僅かに後方へフォーカスシフトしている?)ただし、これは厳密にチェックしておらず感覚的なもの。実写において特に問題と感じたことはありません。

全体像

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四隅玉ボケ

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ボケ 1.5m

標準単焦点でこの撮影距離では後ボケが騒がしくなりやすい。しかし、この撮影距離でも後ボケは滑らかさを維持している。

ただし、高コントラストな部分における玉ボケが球面収差の影響と見られる明度のグラデーションを示している。

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ボケ 3.0m

フルサイズで言うところの50mm F2.4に相当するボケ量のため、この撮影距離ではボケ量がイマイチ足りない。ボケ質はなかなか良好だが、1.5m時と同様に高コントラストな背景に球面収差の影響を受けた玉ボケが飛び出してくる。

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周辺減光

F1.2のレンズと考えると周辺減光の絶対値は小さい。ただし、影響を及ぼしている範囲が広いので、気になる場合はF1.8まで絞ると改善する。

*左:右=オン:オフ

色収差

F値が小さいレンズとしては色収差の発生が控えめ。パナソニックのLEICA DG 25mm F1.4やシグマ30mm F1.4 DC DNよりも良好。

開放から積極的に使うことが出来るものの、色づきが気になるシーンではF2.8まで絞るとほぼ解消する。

後ボケは滲む傾向があるためか色収差の影響は少ない。

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歪曲

デジタル補正され、手持ちの環境ではこれをオフにすることが出来ない。デジタル補正適用状態の場合、歪曲はゼロに近い。

逆光耐性

絶対的に悪いと言うほどでは無いものの、レンズ構成枚数が多いのでゴーストが発生しやすい印象。フレアによる全体的なコントラスト低下は無いものの、ゴースト発生個所が多く筋状にコントラストが低下する。

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オートフォーカス

非常に高速。正直に言うとLEICA 25mm F1.4や30mm F1.4 DC DNよりも速い。

近距離を動き回る小動物にも対応可能な大口径レンズとしては珍しい瞬発力を発揮する。

発色・コントラスト

発色は良好だがコントラストは控えめ。

LEICA DG 25mm F1.4と比べるとパンチに欠けるものの、クリアで透き通るような描写は別の意味で中毒性がある。使い勝手が良いのは個人的には25mm F1.2 PROのほう。

まとめ

このレンズのポイント

  • 防塵防滴・金属鏡筒で抜群の堅牢性
  • 大口径+高速AFで低照度でも良好なAFパフォーマンスを維持
  • マニュアルフォーカスクラッチ・L-Fnと便利な操作性
  • 絞り開放から良好な中央画質
  • 像面湾曲の影響があるものの、良好な周辺画質
  • 遠景で像面湾曲の影響を無視するならF8まで絞る
  • とても良好な後ボケ・玉ボケ(前ボケはやや硬調)
  • まずまず良好な周辺減光や歪曲
  • 逆光では多数のゴーストが発生しやすい
  • マイクロフォーサーズ用25mmとしては非常に高価

満足度は95点。

性質上、ポートレートなど人物に特化している印象。ただし、ゴーストが飛びやすいのでその辺りを上手く折り合いつけると幸せになれるレンズ。

強くおススメしたいのは「高速AF・F1.2・美ボケ」の3ポイントとサイズ・重量が上手くバランスを取っていること。このバランスはAPS-Cやフルサイズ用レンズでもそうお目にかかれない。実に個性的なレンズ

自然風景や人工物で使えない訳では無いものの、その場合はより安価なLEICA 25mm F1.4や30mm F1.4 DC DNとの棲み分けが難しい。像面湾曲の影響もあるので「旅先でコレ一本」と言うには少し癖が強くておススメできない。もちろん、しっかり絞ればバッチリ解像するため、使い方次第では「万能レンズ」と成り得る。

基本的には…

  • ポートレート
  • 家族写真
  • マクロに近い自然風景

などの用途に向いている。建築物・自然風景・人工物などは他のレンズも要検討。

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