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富士フイルム「X-E4」は行き過ぎたミニマリズムだが「お写ん歩」に適したカメラ

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DPReviewが富士フイルム「X-E4」のファーストインプレッションを公開。高性能な小型軽量モデルですが、操作性を切り詰めすぎていると指摘しています。「お写ん歩」カメラには丁度いいとのこと。

お写ん歩カメラ

DPReview:The smallest X-mount camera yet: Fujifilm X-E4 initial review

主な仕様

  • X-Trans カラーフィルターを備えた2600万画素APS-Cセンサー
  • 162万ドットの3.0型チルト式液晶モニタ
  • 236万ドットの電子ファインダー
  • DCI/UHD 4K 30p 4:2:0 8Bit 内部記録・4:2:2 10Bit HDMI出力
  • Full HD 240p
  • メカニカルシャッター8コマ秒連写
  • 電子シャッター20コマ秒連写
  • CIPA規格380枚のバッテリーライフ
  • 121×73×33mm
  • 364g
  • 多かれ少なかれ、X-S10から手ぶれ補正を省略したようなカメラだ。

注目ポイント

  • X-E3と比較して、X-E4は最新の2600万画素 X-TransセンサーとクアッドコアのX-Processor 4を搭載している。これは画質と(場合によって)性能が、Xマウントラインナップが提供する最高のものに匹敵することを意味している。
  • ボディや操作系は前モデルに比べてスリム化されているが、その詳細については次のセクションで説明する。
  • この2600万画素センサーは、ベースISO感度が160となりX-E3の200からより低感度となっている。さらに電子シャッターを使えば20fpsの連写速度に対応した高速読み出しが可能だ。また、1/32000秒は、大口径レンズを使って明るい昼間に撮影する際に便利である。
  • クアッドコアプロセッサは、すべての操作をとても高速に動作させている。
  • X-E4には、動画撮影でおなじみのETERNAやClassic Negなど、最新のフィルムシミュレーションが搭載されている。また、カメラ内RAW現像でさまざまなフィルムシミュレーションを試すことができるので、自分に合ったフィルムシミュレーションを見つけるのも楽しい。
  • X-T4で初めて見た追従インターフェースと性能向上に加え、フレームのほぼ端までカバーする位相差検出AFに対応した最新のオートフォーカスシステムも搭載している。非常に有能なAFシステムであることはわかったが、その性能を最大限に引き出すためには、いくつかの調整が必要になるかもしれない。
  • X-E4の動画機能は、X-S10に匹敵するものだ。クロップなしのDCI 4K 30p、F-Log(内部記録で8Bit、外部レコーダーに10Bit)、Full HDの見事なスローモーション動画、およびゼブラ警告のような撮影補助機能を備えている。
  • マイク入力に加え、USB経由でヘッドホンにも対応している。ただし、手ぶれ補正を搭載していないので、レンズ側に光学手ぶれ補正が必要だ。
  • X-E4はこのセグメントで、すべてのカテゴリで競争力のあるスペックを備え、本当に多くの強みがあるカメラだ。

ボディと操作性

  • X-E3がX-E2Sに比べてサイズやコントロールポイントが少し小さくなったように、X-E4もX-E3に比べて小さくなっている。
  • 新レンズ「XF 27mm F2.8 R WR」装着時は、富士フイルム「X100V」よりも軽くなっている。
  • コンパクトなレンズにこだわるのであれば、リストストラップだけでカメラ自体は手に馴染むと思う。もし大きなレンズを使用するのであれば、オプションのMHG-X34やTR-XE4サムレストを使用すると良いだろう。ただし、大きな石鹸のような形をしたカメラに究極の快適さを期待するのはやめたほうがよい。
  • 私は本当に魅力的な小さなカメラだと感じている。フェイクレザーの外装は見た目も手触りもよく、マグネシウム合金製のトッププレートは美しく、カメラボディはしっかりとした作りだ。
  • チルト式の背面モニタは、前モデルよりもハイアングルやローアングルでの撮影が格段に楽になった。
  • ネジ式のシャッターボタンもいい感じだ。ダイヤルにはちょうどいい抵抗感がある。
  • 残念なことに、キットレンズのXF 27mm F2.8 R WRは防塵防滴仕様だが、X-E4の耐候性について富士フイルムが言及していない。
    (訳注:海外でXF27mm WRがレンズキットとなっています)
  • 少なくとも我々が手に入れたプリプロダクションモデルでは、背面の「Menu/OK」ボタンと「Disp/Back」ボタンが少し浅すぎる。
  • シャッタースピードダイヤルが露出補正ダイヤルのように360度回転できるようになると良かった。
  • 個人的には、X-E2の前面にあった「MF-CAF-SAF」のフォーカスモードコントロールがなくなったことには納得できない。オートフォーカスモードとエリア設定をカスタム設定箇所に割り当て、素早く操作することは出来る。しかし、カスタマイズできるボタンを圧迫してしまう。
  • さらにX-E3のリアダイヤルが無くなっている。親指を置くスペースが増えたものの、さらにコントロールポイントが一つ減ったことになる。
  • ファインダーは傑出したものではないが、このクラスのカメラらしいものである。
    大きな問題は、左手の親指で「ドライブ/削除ボタン」を押したくても、ほぼ確実にアイセンサーが反応して、背面モニタからファインダーへ表示が切り替わることだ。これがめんどくさい。
  • 基本的に、X-E4はミニマリストになりすぎた印象がある。欲しい設定へ簡単にアクセスできるようにするのに時間がかかった(ボタンに割り当てるものはたくさんあるが、ボタンの数が多いわけではない)。タッチFnを有効にすることで割り当てる枠が4つ増える。これはかなりうまく機能する。
  • オートISOの動作に変更はない。つまりISO値の上限と下限を設定し、シャッタースピードの最小値を指定するか、「オート」を選択することができる。
    しかし、ほとんどの競合他社のように「オート」を調整することはできない。
  • X-E4には、シャッタースピードダイヤルに新しい「P」モードが搭載されている。この際はレンズの絞りリング設定はすべて上書きされ、カメラはプログラムオートモードで動作する。絞りとシャッタースピードダイヤルの両方を「A」に設定しても、同じことが可能だ。
  • おなじみのNP-W126Sバッテリーパックを採用し、1回の充電で380枚の撮影を実現している。処理効率が向上したこともあってか、この点でX-E4の評価は上位機種に近い。また、カメラのUSB-Cポートを介してバッテリーを充電することもできる。
  • SDカードはUSH-Iまで対応している。SanDisk Extreme Pro UHS-I U3カードを使った非公式テストでは、20fpsで1~1.5秒の連写撮影(ロスレスRAW+JPEG)でバッファクリアされるまで10秒弱の時間がかかっている。

インプレッション

  • 冒頭でも触れたように、X-E4は富士フイルムからの発売をずっと待ち望んでいたカメラである。Xシリーズのカメラの中では一番好きなフォルムだが、もちろんすべての人(特に左目の撮影者)には向かないだろう。
  • 私はそのクラシカルな外観と専用ダイヤルの融合が本当に好きで、小さいフォームファクタを高く評価している。
  • X100Vはコントロールポイントが多すぎると言ってきたが、X-E4は逆方向に行き過ぎたのではないかと思わずにはいられない。結局のところ、気軽に使える選択肢となるはずのカメラであり、「お写ん歩」的な写真を撮るには、全体的に楽しめた。
  • 私の経験では、富士フイルムのC-AFを常にオンにしておくほど信頼できるものではないと感じている。X-E3のカメラ前面にあったフォーカスモードのコントロールを戻してほしいと思う。
  • 表向きはカジュアルで使いやすく、親しみやすいカメラだが、多くのセットアップが必要になる可能性がある。
  • とはいえ、全体的には使っていて楽しかった。4K動画もしっかりと撮れる。携帯性に優れた魅力的なカメラであり、多くの人にとって携帯性と機能性の組み合わせは満足いくと思う。

とのこと。
XF27mmF2.8と組み合わせた際の携帯性は本当に魅力的ですね。カメラとしてのパフォーマンスも高く、APS-Cのポケットカメラとして面白い選択肢となる模様。

ただし、操作性には注意が必要なようです。私もX-E3ユーザーでしたが、リアコマンドダイヤルや前面のフォーカスモードレバーが無くなってしまった点は気になっています。外観はシンプルで良いと思うのですが、ちょっと削り過ぎたかなと。タッチFnの活用は必至で、それでもカメラの機能を活かそうと思うとボタン数が足らないかもしれません。

「誰向けのカメラなのか?」がいまいちピンと来ませんが、それでもカメラのコンパクトサイズは魅力的だと思います。世代を経るにつれて小型化するのは他社や他シリーズで見られない面白い傾向ですね。

富士フイルム「X-E4」データベース

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