IMAGING RESOURCEがシグマの135mm F1.8 Artのレビューを公開しました。
IMAGING RESOURCE:最もシャープなレンズの一つ
- 一言で言うとシャープだ。もう少し付け加えると”完全に”シャープだ、我々がこれまでテストしてきた中で最もシャープなレンズの一つとなる。
- フルフレームのボディで絞り開放から四隅までソフトさを感じない描写。このレンズで絞り値を上げるとしたら被写界深度の調整くらいだろう。F16まで絞ると回折現象によりフレーム全体でソフトに見えるが、恐らくそんな使い方はしないだろう。
- 高いコントラスト部分で紫色のフリンジが僅かに確認できるが、そうでない場合には素晴らしい色収差性能であり軸上色収差が発生する傾向はない(とても明るいレンズに多い軸上色収差の傾向)。
- FX機のD810Eに装着した場合、絞り開放で僅かな周辺減光がある。これは四隅の端において2/3段程度。
- 比較的歪曲は少ない
- オートフォーカスは非常に高速で、近接から無限遠まで1秒で移動する。一般的な使い方の場合には高速で簡単にピントを合わせ、ハンチング(ピントが前後すること)はなかった。小さなピント面の移動はとても速く、AF音もほとんど静かだ。
- このレンズはマクロレンズとして設計されていないが、このクラスとしては驚くほど優れたマクロ性能を持っている。
- このレンズは最近のシグマ製レンズのように滑らかでマットな黒を基調とした仕上がりで厚いフォーカスリングが特徴だ。鏡筒は一般的なポリカーボネートプラスチックと比べて遥かに製造精度が難しいシグマ独自の熱に強い複合材料で構成されている。素晴らしい感触でしっかりとした製造品質だ。
- パフォーマンスに比例して単焦点レンズとしては驚くほど重く40オンスを超えている。これは「EF135mm F2L USM」や「AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D」と比べると遥かに重い。しかし、レンズの性能を考慮すると間違いなく価値のある重量だ。
- スイッチはAF/MF切替とAFリミッターの二つ。距離指標はフィートとメートルで表示されたものだが、被写界深度と赤外線の指標は無い。
- フォーカスリングは近接と無限遠の両端にソフトな抵抗感があり、フォーカスの端に達した事が分かるようになっている。AFを作動してもフォーカスリングは回転しない。
- 競合レンズ:「EF135mm F2L USM」はF4まで絞るとシグマ135 Artと同程度のシャープさとなる。
- 競合レンズ:「Sonnar T* 135mm F1.8 ZA」は135mmの中で最も高価なレンズだが、シグマ135 Artのシャープさはそれを打ち負かすものだ。135ArtをF2まで絞った時の”隅から隅まで”シャープな状態を達成するためにF8まで絞る必要がある(α900に装着した場合)。
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Artはこれまでテストしたレンズの中で最もシャープな一つだ。これは安価なレンズでは無いが、優れた製造品質と抜群のシャープネス、色収差と歪曲がほぼ皆無の補正を手に入れることが出来る。対価を支払う価値があり、現代を代表するレンズに間違いなくなるだろう。
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