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シグマ 135mm F1.8 DG HSM | Art レンズレビューVol.6 減光・逆光編

シグマ「135mm F1.8 DG HSM」のレビュー第六弾 減光・逆光を公開。絞り開放時の周辺減光は控え目で、逆光時のフレアとゴーストは良く抑えられています。

簡単なまとめ

周辺減光はピント全域で良く抑えられており、逆光時のフレアやゴーストは目立ちません。

The vignetting is well controlled throughout the entire focus range, and there is no noticeable flare or ghosting in backlit conditions.

135mm F1.8 DG HSMのレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

最短撮影距離

大口径レンズとしては穏やかで無視できる程度。F2.8まで絞るとほぼ解消します。

無限遠

最短撮影距離と比べると影響が強くなるものの、隅に向かって過度の減光はありません。F2.8まで絞ると大幅に改善します。

逆光耐性・光条

中央

絞るとゴーストがいくつか発生しますがフレアは良く抑えられています。135mm F1.8で光源を直接フレームに入れる機会は少ないと思われ、大きな問題と感じる機会は少ないはず。

光源をフレーム隅に配置するとフレア・ゴーストともに影響は軽微。

光条

絞ることでシャープな描写となりますが、偶数絞りのレンズほどパンチのある光条ではありません。回折とのバランスがとりやすいF11ではイマイチ。

まとめ

F1.8の大口径レンズとしては周辺減光が目立ちにくく、補正無しでも十分良好。補正する場合でもノイズ増のリスクが少なく、F2.8まで絞れば光学的にほぼ抑えることができます。無限遠側で少し強くなりますが、それでも許容範囲内に収まっています。

135mmの焦点距離で強い光源がフレームに入る機会は少ないと思いますが、入ったとしてもフレアやゴーストは適切に抑えられています。完璧とは言えませんが、これ以上を求めても大幅に良くはならないのかなと。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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