シグマがニコンZマウントに参入することを告知し、その中で既存のAPS-C用単焦点レンズ3本を4月に発売すると言及しています。
株式会社シグマ(代表取締役社長:山木和人)は、ミラーレスカメラ用レンズにニコン Z マウント用(以下 Z マウント用)を追加いたします。これにより、 Z マウントシステムにおいても高性能・高品質・高品位のSIGMA製レンズをネイティブマウントでお楽しみいただけるようになります。
現在Lマウント、ソニーEマウント、富士フイルムXマウント、マイクロフォーサーズ用マウント、キヤノンEF-Mマウントの5マウントで展開している、16mm F1.4 DC DN | Contemporary、30mm F1.4 DC DN | Contemporary、56mm F1.4 DC DN | ContemporaryのF1.4単焦点レンズ3本を、ニコン Z マウント用として同時発売いたします。
●SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
花形フード(LH716-01)付
Z マウント用発売予定:2023年4月
●SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
フード(LH586-01)付
Z マウント用発売予定:2023年4月
●SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
フード(LH582-01)付
Z マウント用発売予定:2023年4月
- 対応マウントの追加にあたり、 Z マウント用交換レンズ専用にAF駆動や通信速度の最適化といった制御アルゴリズムを開発。
- 高速AFの実現に加え、AF-C(コンティニュアスAF)、ボディ内収差補正*にも対応しています。マウント部にはゴムのシーリングを施し、様々な環境での使用に配慮しました。
*補正機能はカメラが対応している内容に限ります
とのこと。
コシナ・タムロンに続いてシグマもニコンZマウントに参入しましたね。今のところラインアップはAPS-C用のみですが、Z DXレンズがまだまだ少ないので朗報と言えそうです。どのレンズも抜群の光学性能とは言えないものの、価格やサイズを考慮すると優れたレンズであり、コストパフォーマンスの良さを感じるはず。(私はマイクロフォーサーズやXマウントで使っていました)
注意点を挙げるなら、ボディ側にあります。
既存APS-Cボディで利用可能なシャッタースピードは1/4000秒まで。日中にF1.4レンズを絞り開放で使用すると1/8000秒よりも速いシャッタースピードが必要となる場合もあり、既存のボディでは対応できません。実際、Z fcとVILTROX F1.4レンズの組み合わせでは、日中にNDフィルターが必要でした。将来的に、富士フイルムのような高速電子シャッターに対応したカメラボディが登場すると良いのですが…。
購入早見表
*Zマウントのレンズは2023年2月23日 朝の時点で、まだ販売開始していません。
各レンズの情報収集ページ
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- シグマ 16mm F1.4 DC DN X-mount 徹底レビュー 完全版
- シグマ 56mm F1.4 DC DN X-mount 徹底レビュー 完全版