VILTROX カメラ レンズ 機材レビュー 管理人レビュー

VILTROX AF 13mm F1.4 STM レンズレビューVol.3 遠景解像編

「VILTROX AF 13mm F1.4 STM」のレビュー第三弾 遠景解像編を公開。抜群の解像性能とは言えないものの、全体的に安定感のある結果が得られています。

簡易的なまとめ

手頃な価格の大口径広角レンズとしてはきんとした結果が得られます。抜群の解像性能とは言えないものの、必要十分な結果が得られ、明らかな欠点はありません。敢えて言えば隅に向かってコントラストが少し低下していますが、これはコマ収差の影響が残存しているため。少し絞ると改善します。

You can get decent results from this reasonably priced wide-angle lens with a large diameter. Although it doesn't have outstanding resolution performance, you can get results that are sufficient for your needs, and there are no obvious drawbacks. If anything, the contrast decreases slightly towards the corners, but this is due to the residual influence of coma aberration. It improves when you stop down the aperture a little.

VILTROX AF 13mm F1.4 STMのレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2024.9.18:くもり
  • カメラ:FUJIFILM X-T30
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:絞り優先AE ISO 160
  • RAW:Adobe Lightroom Classic
    ・シャープネスオフ
    ・ノイズ補正オフ
    ・レンズ補正オフ

テスト結果

広い範囲で絞り開放からピークの性能。周辺や隅も悪くありませんが、F2.8-4まで絞るとさらに改善します。過去最高の解像性能とは言えないものの、広角レンズとしては全体の均質性が高く、使い勝手の良いレンズと言えそうです。高解像センサーでは少し物足りないかもしれません。

中央

少なくとも2600万画素のX-T30ではF1.4からピークの画質。絞っても大幅な改善はありません。逆にF5.6-8で徐々に性能が低下しているように見えるため、絞り過ぎると少しソフトと感じる可能性あり。ベストはF4前後。

周辺

F1.4から極端な画質の乱れはありません。敢えて言えば細部が少しソフトですが、F2.0-F2.8まで絞ると改善します。ピークはF4付近。

四隅

F1.4の絞り開放から実用的な画質。コントラストが低いと感じた場合はF2.8まで絞ると改善します。低価格の13mm F1.4としては上々の結果。

まとめ

手頃な価格の大口径広角レンズとしてはきんとした結果が得られます。抜群の解像性能とは言えないものの、必要十分な結果が得られ、明らかな欠点はありません。敢えて言えば隅に向かってコントラストが少し低下していますが、これはコマ収差の影響が残存しているため。少し絞ると改善します。

風景シーンでズームレンズとの画質差は少ないと感じるかもしれません。しかし、F1.4の大口径が必要な場合は貴重な選択肢となるはず。

購入早見表

このような記事を書くのは時間がかかるし、お金もかかります。もしこの記事が役に立ち、レンズの購入を決めたのであれば、アフィリエイトリンクの使用をご検討ください。これは今後のコンテンツ制作の助けになります。

作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

関連レンズ

関連記事

-VILTROX, カメラ, レンズ, 機材レビュー, 管理人レビュー
-, ,