とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

ピュン速AFの望遠ズームEF70-300mm F4-5.6 IS II USM【評価・作例】

   

更新履歴

  • 2017.1.13:DPREVIEW 作例を追加
  • 2017.1.6:TheDigitalPictureのフルレビューを追加
  • 2016.12.27:楽天市場ユーザーレビューを追加
  • 2016.12.22:発売日。PHOTOHITOにはさっそく作例がアップされ始めていますので、リンクを追加しました。
  • 2016.12.21:参考リンクにTheDigitalPictureによる旧型との解像力比較テストを追加しました。

新型AF駆動と液晶モニタを搭載した新型モデル

EFレンズ初の液晶画面搭載

アナログな撮影距離表示がなくなり、代わりに液晶画面に電子的に表示されるシステムがEFレンズで初めて採用されている。

「撮影距離表示モード」「焦点距離表示モード」「揺れ量表示モード」「反転表示」の4つの機能を使用することが出来る。

特に焦点距離は従来のアナログ表示よりも細かく刻んで確認する事ができるので便利。

高速AF駆動の「ナノUSM」

18-135mm USMで初導入された次世代の駆動方式「ナノUSM」はそのレンズで盤石な評価を得た事でわかるように、非常に高速なAF駆動を実現している。

リングUSMと比べて静穏性と高速性の両面が高バランスで整っているのでとても使い勝手の良いレンズに仕上がっている。

注意点はマニュアルフォーカス操作が電子制御式となっているので、フルタイムマニュアルにおける操作がリングUSMと比べて劣っている点は否めない。

手ぶれ補正効果が大幅に向上

従来モデルの2.5段から4.0段分へと大幅に向上している。

参考 記事・サイト

評判・関連

作例

  • 公式
  • フォトヨドバシ 作例
  • PHOTOHITO 作例
  • KASYAPA 作例
  • 八百富写真機 作例
  • ビックカメラ 作例
  • 東京カメラ部 作例
  • Flickr 作例
  • DPreview 作例
  • Camera labs 作例

参考サイト

購入早見表

*発表直後のため、正確に検索結果が反映されない場合があります。型番をご確認ください

楽天市場 Amazon カメラのキタムラ
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ユーザーレビューのピックアップ

アダプターでMFTでの運用可能?

価格.comにてKIPONのEF-MFTを使った動作レビューが投稿されています。

どうもナノUSMの爆速AFという点はスポイルされているようですが、AFは動作するようです。

EOS Mでの運用

価格.comにてEOS M5にてマウントアダプターで運用した場合のレビューが投稿されています。

EOS 80Dほど高速AFではないそうですが、静音性と高速性は十分兼ね備えているようですね。

海外の評価

TheDigitalPicture

フルレビュー

描写性能

我々が行ったテストでは旧型と光学的に類似しており、僅かにソフトだ。絞り開放でII型は僅かに柔らかく、1段絞る事でコントラストが顕著に改善される。

性能は焦点距離全域にわたって類似しており、比較的に望遠端側では回折現象の発生が早い。このレンズのパフォーマンスのピークはF8を中心だ。

フルフレームのコーナーのシャープネスは広角端で非常に良好であり、F4で良好なーシャープネスを示し、F5.6では若干の改善が見られました。

中間域と望遠端側ではコーナーの性能が平凡に低下します。コーナーに配置されたピント面の被写体は絞り開放でも滲んではいませんが、鮮明でもありません。これは絞ってもほとんど改善されません。

野生生物の写真家はすべてを気にしないかもしれませんが、風景写真家は非常に気にするでしょう。

焦点距離における開放F値の変動傾向
F4 F4.5 F5.0 F5.6
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM 70-76mm 77-105mm 106-175mm 176-300mm
EF70-300mm F4-5.6 IS USM 70-84mm 85-134mm 135-224mm 225-300mm

新型は旧モデルよりも1/3段ほど暗くなるのが早いですが、その差が顕著になる事はほとんどありません。

口径食

このレンズは絞り開放で全体的に1.5段の周辺減光が発生する。100mmで1段に戻るが望遠側にいくと再び増加します。広角端ではF5.6まで絞ると0.7段まで減光が緩和される。

F8まで絞ると広角端で0.4段、100mmではさらに緩和され、135mmで0.4段、200~300mmで0.6~0.7段まで増加。望遠端はF11まで絞り込むと良く緩和されます。

APS-Cフォーマットで使用する場合には、絞り値や焦点距離に関係なく周辺減光を無視できます。

色収差

上記以外の欠点として倍率・軸上色収差があります。倍率色収差は画像円周部に向かってますます顕著になる傾向を示し、色ずれによってあまりシャープに見えなくなります。

中間焦点域では無視できる量にまで縮小しますが、より長い焦点距離では増加傾向にある。幸いなことに、倍率色収差はソフトウェアで簡単に修正できます。

逆光耐性

100mm以上では遥かに大きなフレアが見られますが、画角が狭いので光源をフレームから除くことが容易です。フレアの量はI型と比べるとわずかに少ない。

歪曲

100mmを境にして広角側で樽型、望遠側で糸巻き型の歪曲を示す。

オートフォーカス

リングUSMのようにナノUSMは非常に高速なフォーカシングを行います。STM同様にほとんど静かにフォーカシングし、レンズに耳をあてても僅かな音しか聞こえません。そしてとてもスムーズにフォーカシングを行います。

18-135mm USMと同じように期待しており、それに応えてくれました。このレンズは非常に確実に合掌させます。

STMのようにナノUSMはフォーカスバイワイヤ、電子式マニュアルフォーカス設計を利用しています。AFモードでフルタイムマニュアルを利用する場合にはフォーカスリングをアクティブにするためシャッターボタンを半押しする必要があります。

マニュアルフォーカス

デュアルスピードMFリングのおかげで非常に迅速なフォーカシングが可能。しかし、一貫性の無いフォーカスリングの回転数の変化の場合には微調整に慣れが必要。私はむしろシンプルなフォーカスリングの駆動率の方が良い。

フォーカスリングは非常に綺麗なサイズで理想的に配置されている。遊びの少ない滑らかなトルクです。近接から無限遠にまでゆっくり回転させると360°以上の回転が必要。

フォーカシングでフィルター枠が回転しない点もおススメ出来る。

ビルドクオリティ

Lレンズのような耐候性を持っていませんが、前モデル同様でとても綺麗に作られています。18-135 USMに最も類似しています。

他のズームレンズと同様に、望遠端にするとかなりの量が伸びます。ズームリングはほどよいサイズで滑らか、理想的な焦点距離の表示です。

水平移動を自動検出する機能と、ISスイッチの隣にAF/MFスイッチを移動した2点は素晴らしいアップグレードです。

レンズケースとフードはレンズの箱に入れるべきでしょう。(別売り)

LCDモニタ

興味深いLCDモニタに焦点距離を表示しておくのは完全な浪費です。APS-Cモデルでは1.6倍の画角相当の焦点距離が表示されますので、APS-Cの観点で見ると少しメリットがあります。

手振れメーターの目的は理解できない。ファインダーを覗いているとレンズの手振れメーターを見る事ができないからだ。三脚に取り付けると、そのメーターを確認する事ができるが、もちろん揺れはありません。

第3のモードは非常に有用です。Lグレードのレンズによく似た焦点距離スケールが表示されます。さらにDOFマーキングはF8とF22に含まれています。LCDの利点は焦点距離が変わるとこれらの設定が調整されることです。この機能には価値があり、使用可能なフォーカス距離情報を持つことは距離指標の無いの前モデルから比べると非常にステキなアップグレードです。

LCDモニタによるバッテリーの消費はごく僅かです。

価格

前モデルと同様、非常に手頃な価格です。優れたAFシステムと高性能なISシステムを備え、比較的軽く、まとな画質でその価値はあります。

旧型との描写性能比較

詳しくチェックはリンク先にて。カーソルを画像に合わせる事で比較レンズと写真が入れ替わる仕組みになっています。

広角端では周辺部の色収差の補正が旧型に劣っているようです。これは絞っても差が僅かにありますね。

反面、望遠端の色収差は良く補正されており、解像力も旧型より高くなっています。ウェイトを望遠側にシフトさせたのでしょうか?

レンズ構成も旧型から大きく変化しているので、描写傾向の変化があってもおかしく無さそうですね。

レンズデータ

レンズ仕様

画角(水平・垂直・対角線) 29°~6°50’・19°30’~4°35’・34°~8°15′
レンズ構成 12群17枚
絞り羽根枚数 9枚
最小絞り 32~45
最短撮影距離 1.2m
最大撮影倍率 0.25倍(300mm時)
フィルター径 67mm
最大径×長さ φ80mm×145.5mm
質量 約710g

MTFチャート

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レンズ構成図

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競合レンズ

EF70-300mm F4-5.6 IS USM

旧モデルとなった2006年発売のレンズ。

今となっては古いモデルだが、光学性能はそれなりに良好で同クラスの競合レンズと比べるとやや高いものの訴求力は高い。

新型70-300mmと比べると、AF速度や手ぶれ補正、コーティングによる逆光性能が違うので今から買うならもちろん新型がおススメ。とはいえ、「システムとして望遠もとりあえず」と言うのであれば、状態が良くて手頃な中古レンズに手を出すのであれば選択肢の一つとなりうる。

EF70-300mm F4-5.6L IS USM

ワンランク上となる「L」シリーズの白レンズ。

本レンズと比べると「防塵防滴」「三脚座(別売り)」「リングUSM」「フルタイムマニュアル(電子制御ではない)」「フッ素コーティング」。ハードな環境でも直観的にクイックな操作が可能な点はさすがのLレンズらいしい性能だ。

晴れた日や屋内での使用が多いのであれば、本レンズ。雨の日の屋外など環境の変化に耐えうる性能を要求するのであればこちらを。比べてやや高価なので、機能性を求めなければLレンズである必要はないだろう。

EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM

回折現象を利用した特殊レンズを用いて、遠ズームらしからぬコンパクトさを誇る。

全体的にコンパクトな為か、AFが高速でかなり快適。ただし、このDOレンズという特殊レンズの癖がかなり目立つ。逆光時のゴーストや光線状態によって光学性能にかなりムラがある。

さらに価格がLレンズ並みと来ているので、他のレンズを押しのけてまで購入する動機は弱い。とはいえ、そのコンパクトさから「カバンにあまり余裕はないが、望遠ズームを用意しておきたい」という時には良いかもしれない。ただし、レンズ重量はそのコンパクトとは違い重量感があるので注意。

APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

上の純正レンズと比べて格段に安価なシグマの望遠ズームレンズ。

値段や機能性は価格なりだが、その価格帯の中にしては色収差を良好に補正している。

最大撮影倍率が高く、ちょっとしたクローズアップ撮影も可能だが被写界深度がかなり浅い望遠域での撮影となるので使い勝手はそう良いものではない。

さらに、手ぶれ補正が搭載されていないのでシャッタースピードを稼がなければ手ぶれしやすい点も考慮を。

SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD

純正70-300mmと上記シグマの間に位置するのが、このタムロンの70-300mm。

純正レンズと比較して光学性能も大きく劣らず、機能面のバランスも高い。手ぶれ補正は効き過ぎるくらい強力。加えて価格は純正の半値程度ととてもお手頃。

総じてコストパフォーマンスは高く、光学性能を追求しなければ十分満足できる性能を持っている。

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