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「ここだ!こうだ!これだ!」写真・機材道楽の備忘録

LEICA DG12-60mm F2.8-4.0 画質に妥協しないライカ5倍ズーム【評価・作例】

      2017/02/19

  • 2017.2.19:競合レンズ「ED 12-100 IS PRO」を追加
  • 2017.2.15:ePHOTOzineのレビュー・抄訳を追加しました。
  • 2017.1.25:購入早見表追加

Leica印のスタンダードな標準ズーム誕生!

LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6が登場して間もないですが、Leica銘の光学5倍標準ズームが登場。

接写性能やサイズ・重量を大きく損なわず、開放F値を1段明るく、諸収差を非球面レンズ4枚・EDレンズ2枚を用いて積極的に補正しています。ナノサーフェスコーティングによる逆光への対策も施されています。

「便利なズームレンズが欲しいけど画質に妥協したくない」という贅沢なアナタにパナソニックが提案する新しい標準ズームレンズ。

LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6との違い

 

Leica
12-60mm
LUMIX
12-60mm
F値 F2.8-4 F3.5-5.6
レンズ構成 12群14枚
非球面 4枚
ED 2枚
9群11枚
非球面 3枚
ED 1枚
最短撮影距離 20cm W端
24cm T端
20cm W端
25cm T端
最大撮影倍率
(35mm判換算)
0.3倍
(0.6倍)
0.27倍
(0.54倍)
フィルター径 62mm 58mm
防塵防滴 対応 対応
サイズ
最大径×長さ
68.4mm×86mm 66mm×71mm
重量 320g 約210g
備考 ナノサーフェスコーティング
Dual.I.S II対応
Dual.I.S II対応

Leica12-60mmは開放F値が1段程度明るく、球面収差や色収差を特殊レンズにより積極的な補正している事が伺えるレンズ構成。Leicaブランドのレンズは逆光耐性に強い事で定評があり、ハイライトの白飛びが少なくコントラストが高い傾向にあります。

開放F値が明るい分、レンズ前玉が大きくなっていますのでフィルター径が一回り大きい点に注意。

接写性能はLUMIX 12-60mmとほぼ同等で、僅かにT端で寄れるようになっていますね。

レンズ構成枚数が多いため、全長が1cmほど長く重量が100g重い。とは言え320gですので、まだまだ軽量なレンズであると言うことが出来るでしょう。

便利な光学5倍ズームながら、光学性能に妥協しないのであればLeica12-60mmを。この手のレンズは安価に、そして便利に使いたいのであればLUMIX 12-60mmをチョイス。

参考 記事・サイト

評判・関連

  • 価格.com
    レビュー/口コミ
  • 楽天市場レビュー
  • Amazonレビュー
  • カメラのキタムラレビュー

作例

  • 公式
  • フォトヨドバシ 作例
  • PHOTOHITO 作例
  • KASYAPA 作例
  • 八百富写真機 作例
  • ビックカメラ 作例
  • 東京カメラ部 作例
  • Flickr 作例
  • DPreview 作例
  • Camera labs 作例

参考サイト

  • 公式
  • デジカメWatch レビュー
  • CAPA カメラネット
  • アサヒカメラ
  • 日経トレンディネット レビュー
  • デジカメinfo レビュー
  • ITmedia レビュー
  • マイナビニュース
  • DxOMark
  • DPreview
  • Photozone
  • LensTips
  • Camera Labs
  • ePhotozine
  • ImagingResources
  • PhotographyBlog
  • SLRGear
  • TheDigitalPicture

購入早見表

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海外の評価

ePHOTOzine:高価だがパフォーマンスが高いレンズ

描写性能

解像力
  • 12mm…中央はF2.8~F11まで素晴らしい性能です。F16でもまだ非常に良好ですが、F22では回折現象でソフトな描写になります。周辺部はF2.8~F8まで非常に良好で、F11で良好、F22まで絞ると次第にソフトな描写へ。
  • 25mm…絞り開放F値がF3.5となります。ここからF11まで中央は素晴らしい性能を維持。F16でも非常に良好でF22まで絞るとソフトになる。周辺描写はF3.5~F8まで素晴らしい性能でF11~F16で非常に良好。F22でソフトな描写
  • 40mm…25mmと同じパターンを示す。絞り開放値はF3.9
  • 60mm…F4~F11まで素晴らしい性能で、F16で非常に良好、F22でも良好。周辺はF4~F16まで非常に良好ですが、F22でソフトな描写。

全体的に中間域の広範囲な焦点距離において非常に優れた性能を発揮し、フレーム全体で均一な描写。

色収差
  • 中央は特に中間域において非常に良好に補正される。周辺部では色収差の模様が見えるようになりますが、ソフトウェアで修正可能だ。
逆光耐性
  • 一般的な性能で、直角に光が差し込むとフレアが発生します。コントラストが部分的に損失し、僅かにゴーストも発生。ほとんどの場合において問題にならない程度です。
歪曲
12mm 25mm 40mm 60mm
-1.97%樽型 -0.00544%樽型 +0.0631%糸巻き型 +0.0285%糸巻き型

これはズームレンズとしては特に優れた歪曲補正です。

総評

非常に便利なズームであり、高品質の性能を提供します。高価ですが、とてもシャープなレンズでありコストパフォーマンスは良好。多目的なマイクロフォーサーズ用レンズを探しているのであれば、これは非常に強力な選択肢です。

長所

  • 全体にわたって優れた素晴らしい解像力
  • 優れた歪曲補正
  • 静音で高速なAF
  • 印象的な手ぶれ補正
  • 防塵防滴・耐寒性能
  • しっかりとした造り
  • 魅力的なボケ

短所

  • 周辺部の色収差
  • 極端な状況における逆光性能

レンズデータ

レンズ仕様

 

品番 H-ES12060
レンズ構成 12群14枚(非球面レンズ:4枚、EDレンズ:2枚)
ナノサーフェスコーティング
マウント マイクロフォーサーズマウント
画角 W(f=12mm):84°~T(f=60mm):20°
光学式手ブレ補正 ○(POWER O.I.S.、Gシリーズ本体に準じたMODE切換えが可能)
Dual I.S. 対応 ○(Dual I.S.2)
焦点距離 f=12-60mm(35mm判換算:24-120mm)
最小絞り値 F22
開放絞り F2.8~4.0
絞り形式 9枚羽根 円形虹彩絞り
撮影可能範囲 W:0.20m~∞ / T:0.24m~∞(撮像面から)
最大撮影倍率 0.3倍(35mm判換算:0.6倍)
フィルター径 Φ62mm
防塵防滴
最大径×長さ Φ68.4mm×約86mm
質量 約320g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
動作環境(使用可能温度 / 湿度) -10~40 ℃ / 10~80 %
付属品 レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズポーチ

MTFチャート

レンズ構成図

 

競合レンズ

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの特設ページはコチラ

Leica 12-60 ED 12-100 PRO
F値 F2.8-4 F4
レンズ構成 12群14枚
非球面 4枚
ED 2枚
11群17枚
DSA 1枚
非球面 3枚
ED 5枚
スーパーHR 2枚
HR 1枚
最短撮影距離 20cm W端
24cm T端
0.15m(Wide)
0.45m(Tele)
最大撮影倍率
(35mm判換算)
0.3倍
(0.6倍)
0.6倍相当(Wide)
0.42倍相当(Tele)
絞り羽根枚数 9枚 7枚
フィルター径 62mm 72mm
防塵防滴 対応 対応
サイズ
最大径×長さ
68.4mm×86mm 77.5 x 116.5mm
重量 320g 561g
備考 ナノサーフェスコーティング
Dual.I.S II対応
Z Coating Nano
5軸シンクロ手ぶれ補正
マニュアルフォーカスクラッチ機構
L-Fnボタン

LEICA 12-60mmが「レンズの味」も残しながら高倍率を実現したことに対して、12-100 PROは特殊レンズを贅沢に使って諸収差を徹底的に抑え込んだ解像力優先のレンズ。

絞り開放から球面収差や軸上・倍率色収差の少ない非常にシャープな描写を楽しむにはおススメ。反面、ふわっとした柔らかい描写が難しい一面もある。ただし、ボケは前後問わず滑らかなボケ味であり、高倍率ズームらしからぬ描写を持っている。

風景や旅行ではED 12-100 PROを、人物や植物(花など)がメインであればLEICA12-60をチョイスするのが幸せへの近道かもしれない。

どちらも最大0.6倍相当の撮影倍率を持っていますが、12-100 PROはテレ側で撮影倍率が落ちる点には注意。広角側では「どこまで寄っていける高倍率ズーム」としてレンズ前玉ギリギリまで接写が可能だが、前玉への接触のリスクが発生する。

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