お手頃価格の中級FXフォーマット機 Nikon D750

この価格でこのスペック

レンズ用に溜め込んだ軍資金を眺めていたら、スケベ心が突如頭をだしてしまいニコンを物色。するとフルサイズで20万を切る価格でFXフォーマットがあるじゃないですか。しかもエントリークラスのD610と比べて防塵防滴やチルト液晶など便利な機構はしっかり付いている。WiFiが搭載されているニコンフルサイズ機はこのモデルのみ。

シャッタースピードこそ1/4000秒と上位機と比べると１段分使う事が出来ない。「まあFXでF1.4のような大口径単焦点レンズは高いしそんなに使わないだろう」と割り切ってしまえばそこまで気にはならない。大口径ズームのようなF2.8なら1/4000もあれば十分だと思われる。大ボケ狙いな写真が多いのなら、別の機種を検討するかNDフィルタを用意しよう。

有効画素数は2400万画素とD800系に比べると控え目。また、手持ち撮影が多いなら活かしきれない高画素を選択するよりもコチラが正解だと思う。手持ち撮影が多い事を想定してかボディはカーボンとマグネシウムを採用し、D610よりも若干軽かったりする。

処 理エンジンもEXPEED4を搭載し、旧モデルでは特有の黄ばみも解消している。高感度でのノイズ処理にも定評があるので、その点もプラスだろう。ちなみ にローパスフィルターは装着されている。高画素機のローパスフィルターレス機に比べるとモアレの発生頻度が高くなると見越してのフィルターかなと勘ぐって みる。

Canonのエントリーフルサイズの「EOS 6D」と比べると数万円の違いでスペック的にはかなり上回るので、資金に余裕があればこちらがオススメ。