このページでは一眼カメラ用交換レンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm POWER O.I.S.」の情報を収集しています。
データベース
最新情報
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- パナソニック LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 O.I.S.が販売終了 2023年6月27日
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- 「LEICA DG 100-400mm F4.0-6.3 O.I.S.」はライカの名に恥じない、素晴らしい画質 2021年8月2日
- パナソニックLEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3は際立った長所と軽微な短所を持つレンズ【海外の評価】 2018年8月28日
- パナソニック LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm POWER O.I.S. 最新情報まとめ 2016年7月2日
レンズの特徴
中央解像力 | 望遠以外良好 ピーク F4-F8 |
周辺解像力 | ?望遠以外良好 ピーク F4-F11 |
軸上色収差 | 問題無し | 倍率色収差 | 100mm 中程度 200mm 良好 300mm 良好 400mm 中程度 |
球面収差 | 問題無し | コマ収差 | 極僅か |
非点収差 | 目立つ | 歪曲 | 良好 |
周辺減光 | やや目立つ | 逆光耐性 | やや目立つ |
AF | 高速 | 手ぶれ補正 | 約2.5段分 |
ボケ傾向 | 滑らか | ||
備考 | ?防塵防滴・三脚座 |
レビュー
- 価格.com
レビュー/口コミ - 楽天市場レビュー
- Amazonレビュー
- Admiring Light
(抄訳記事) - DC.World
(抄訳記事) - Photo by Richard
購入早見表
LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S. | |||
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フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
品番 | H-RS100400 |
---|---|
レンズ構成 | 13群20枚(ED非球面レンズ:1枚、EDレンズ:2枚、UEDレンズ:1枚) |
マウント | マイクロフォーサーズマウント/金属マウント |
画角 | W(f=100mm):12°?T(f=400mm):3.1° |
光学式手ブレ補正 | ○(Gシリーズに準じたMODE切換えが可能) |
焦点距離 | f=100?400mm(35mm判換算 200mm?800mm) |
最小絞り値 | F22 |
開放絞り | F4.0(W端)?F6.3(T端) |
絞り形式 | 9枚羽根 円形虹彩絞り |
撮影可能範囲 | 1.3m?∞(FULL)(撮像面から)/ 5.0m?∞(5m?∞)(撮像面から) |
最大撮影倍率 | 0.25倍(35mm判換算:0.5倍) |
フィルター径 | φ72mm |
三脚座 | ○ |
防塵防滴 | ○ |
最大径×長さ | φ約83.0mm×約171.5mm※ |
質量 | 約985g(レンズキャップ、レンズリアキャップ、外付け三脚座含まず) |
紹介
パナソニックから35mm判換算で200-800mmをカバーする超望遠ズームレンズが登場した。
35mm判換算の同じ焦点距離をカバーするレンズは重量も価格も3倍以上。同焦点距離の100-400mmレンズよりも安くて軽い(例えばEF100-400mmF4.5-5.6L)。それを考えると、システムを小さく出来るマイクロフォーサーズならではのレンズ。
特にこの焦点距離にして1kgを切っているという超軽量。そして、Dual.I.Sに対応しているので超望遠の手持ち撮影も効果の高い手ぶれ補正を効かせて使うことが出来る。三脚も置いていけると携行する機材をかなり減らすことが出来るのは良いポイントだ。やはり重たい機材はどうしても持ち歩く頻度が少なくなる。それでシャッターチャンスを撮り逃すくらいなら機動力の高いMFTシステムって手もオオアリ。軽いこと、小さい事は大正義。
さらに防塵防滴構造を採用している点から現行カメラで特に相性が良いのは『LUMIX DMC-GX8』だろう。インナーフォーカス・フォーカスリミッター採用でシーンに合わせた高速AFが出来る上に、パナソニック独自の次世代AFシステム『空間認識AF(DFD)』を使えるというメリットもある。
画角の狭い換算800mmの超望遠を使う際に4KPHOTOモード(秒間30コマ連写)で撮り逃がしも少なく出来る。野鳥撮影・スポーツにピッタリだと思いませんか?
また換算で撮影倍率0.5倍と小さい被写体をハーフマクロで写し撮ることが出来る。その際に重要なのがピント位置、そして思い通りのピント位置に置くことが出来る『フォーカスセレクト』が搭載されているのもパナソニック機の良いところ。
同時期に発表されたオリンパスの『M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 IS PRO』とは毛並みの違うレンズなので、大きく悩む必要は無いだろう。マイクロフォーサーズらしくコンパクトなシステムを目指すなら間違いなくコチラ。
海外の評価
Optical Limits
代わりの無い良好な超望遠ズーム
- 焦点距離を見ると特別なレンズに見えないが、フルサイズ換算で「200-800mm」相当の画角をカバーしている。安いレンズでは無いが、カバーエリアを考慮するとまだまだ手頃な価格だ。
- 全長171mm、重量は1Kg以下と小型軽量だ。もちろん、開放F値が暗いという代償がある。
- ビルドクオリティは見事だ。鏡筒は総金属製で全体的にとてもタイトだ。人によってはタイトすぎると感じるかもしれない。
- ズームリングは任意のポジションで固定することが出来る。
- フォーカスリングは滑らかに動作する。
- オートフォーカスは驚くほど高速で実質的にノイズフリーだ。
- 光学手ぶれ補正を搭載しているが、このような焦点距離のレンズで過信は禁物だ。
- 歪曲補正は自動的に補正されるため心配する必要は無い。光学的な歪曲収差はズームレンジ全体でわずかな糸巻き型歪曲収差だ。
- 周辺減光は自動補正で基本的に無視できる。補正を切ると絞り開放で顕著となるが、それでもフルサイズほどの減光量ではない。1段絞るとほぼ問題は解決する。
- このレンズは絞るごとに回折の影響を受けるので、絞り開放のパフォーマンスが最も高い。それでもラボテストの結果は非常に良好だ。100?300mmまで開放からF8まで優れた結果を示し、フレーム周辺部も非常に良好だ。400mmではF6.3で僅かにパフォーマンスが低下するものの、まだ非難するほどの結果では無い。
- 像面湾曲はとても小さい。テストした個体の偏心特性はとても良好だ。
- 倍率色収差はとても良好に補正している。
- このような望遠ズームレンズはボケ質の維持が難しい。このライカレンズも玉ねぎボケと無関係では無いが比較的穏やかだ。
- 前ボケはとても滑らかだ。後ボケも非常に良好だがコントラストが高いので結果はそれほど滑らかでない。
- 今のところマイクロフォーサーズに競合するレンズは存在しない。
非常にまともな光学性能を備え、コンパクトで手ごろな価格の個性的な超望遠ズームレンズだ。開放F値が暗いものの、見事なパフォーマンスである。
極めて特殊なレンズと言う意見もあるだろうが、代わりの無い超望遠ズームレンズだ。スポーツや野生動物の撮影で携帯性の悪いレンズを持ち歩きたくないのであれば強くおススメできるレンズだ。
Optical Limits:Leica DG Vario-Elmar 100-400mm f/4-6.3 ASPH Power OIS - Review / Test Report
Admiring Light
- 外装はとても素敵な金属仕上げだが、焦点距離とサイズを考えると驚くほど軽量だ。
- レンズはやわみやぐらつきが無く、全ての操作が滑らかに動作する。
- 焦点距離の望遠側へズームするとレンズは劇的に伸びる。単一の内筒はハイクオリティなプラスチック製だ。
- 三脚座を垂直方向に回転してもフォーカスリミッター等のスイッチは三脚座左側の配置を維持する個性的なデザインだ。これは素敵な操作性である。ただし、三脚座は半時計周りに90度しか回転しない。これをプラスと見るか、マイナスと見るか難しいポイントだ。
- マイクロフォーサーズ用レンズとしては大きなレンズであり、グリップの大きなカメラで使いたいと思うはずだ。
- 私が好きでないポイントの一つがレンズフードだ。内蔵されたレンズフードは前方に引っ張り出すことで利用できるが非常に浅い。脱着可能なレンズフードはネジで固定する方式のため少し時間がかかる。
- ズームリングロック機構があるものの、ズームリングが非常に固いので必要無い。
- オートフォーカスは良光環境であれば瞬時に被写体へロックする。スピードは間違いなく問題無い。DFD対応のカメラならより高速となるだろう。(訳注:レビュワーはE-M10 Mark IIを使用)
- 手振れ補正はとても優れている。多くの状況で4段以上の補正効果を得ることが出来る。
- 絞り開放でもズームレンジ全域でとても良好なシャープネスを示している。幅広いズームレンジで驚くほどシャープ、400mm F6.3でさえフレームの大部分は良好な解像度だ。
- 400mmとても遠方の被写体にピントを合わせるとシャープネスが僅かに低下する。しかし、多くの場合は大気の影響が関係している可能性がある。回折限界のため絞りによる改善はほとんど無い。
- 近距離の被写体を撮影する場合のボケは滑らかだが、遠方の被写体では少し騒がしい。
- コントラストは目立ちすぎず、後処理するには十分な量が得られる。
- 色は均等に飽和しているが、幾分か暖色に傾く。
- 倍率色収差・軸上色収差は本質的に皆無で優れた補正だ。
- 歪曲は多くの望遠レンズと同じく問題無い。
- 周辺減光は良好に補正されているが、焦点距離と絞り値の組み合わせによって穏やかな減光が発生する。
- 逆光耐性はこのレンズのアキレス腱だ。望遠側で太陽をフレームに入れるとコントラストが大きく損失し大きな紫と緑のフレアが発生する。幸いにもこの画角で太陽をフレーミングすることは少ない。
長所:良好な操作性・良好なレンズの造り・高速かつ正確なオートフォーカス・焦点距離全域でとても良好なシャープネス(400mmで僅かに低下)・優れた色収差補正・低歪曲・とても効果的な手振れ補正・とても高い汎用性
短所:やっかいなフードのデザイン・場合によってフレアが大きく発生する・遠方の被写体を撮影する際にややピンズレする
LEICA DG 100-400mm F4-6.3は個性的なレンズだ。短所は軽微で長所は際立っている。小型サイズ、優れたズームレンジ、良好な手振れ補正が組み合わさったレンズは超望遠手持ち撮影の貴重な選択肢だ。
野生動物や鳥、スポーツを撮影したい人にとって間違いなく購入リスト上位にくるべきレンズだ。
ePhotozine
- 35mm判対応の競合レンズと比べて非常に小さい。
- LUMIX DMC-GX8とのバランスは良好
- 高い静粛性とAF速度は4K動画を撮影するのに最適
- AFは素早い上に正確である。
- ズームリングのズレを防止する為のロック機構を採用している。
- スライド式フードは小さいながらもフレアを予防するのに効果的。
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