レンズの特徴
中央解像力 | 開放 まずまず良好 ピーク 非常に良好 ピーク F2.8-F5.6 |
周辺解像力 | 開放 とても甘い ピーク 良好 ピーク F8-F11 |
軸上色収差 | やや色づく | 倍率色収差 | やや色づく |
球面収差 | 近接時に影響あり | コマ収差 | 軽微 |
非点収差 | 良好 | 歪曲 | 樽型 中 |
周辺減光 | 開放で目立つ F2.8でほぼ解消 |
逆光耐性 | まずまず |
AF | 高速・静音 | MF回転角 | 70° |
最大撮影倍率 最短撮影距離 |
1:7.4 45cm |
手ぶれ補正 | ー |
フィルター | 77mm | 重量 | 505g |
ボケ傾向 | 前ボケ…とても硬調、後ボケ…滑らか 玉ボケ…滑らかだが非球面の影響がある |
||
備考 | 前玉繰り出し式 |
レビュー・作例・参考サイト
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | Yahoo | |
50mm F1.4 EX DG HSM Canon | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
50mm F1.4 EX DG HSM Nikon | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
50mm F1.4 EX DG HSM PENTAX | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
50mm F1.4 EX DG HSM SONY | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
レンズ構成 | 6群8枚 |
画角 | 46.8° |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | F16 |
最短撮影距離 | 45cm |
最大倍率 | 1:7.4 |
フィルターサイズ | Ø77mm |
最大径 × 全長 | Ø84.5mm×68.2mm |
質量 | 505g |
キレとナイスなボケが両立する標準単焦点
絞り開放は全体的に柔らかい描写だが、ピントの芯はしっかりと感じる硬さを残している。絞ると解像力は急激に立ち上がり、中央はF2でしっかりとした解像力を発揮する。フルサイズで使えばF2まで絞る事でキレのあるシャープなピント面と自然で滑らかなボケが両立する素敵なレンズと感じると思う。
F4でピークを迎えてF11までその解像力が続く。海外のレビューサイトでは解像力のグラフ上限が低すぎて上辺を突き破るほどの性能だ。周辺描写が強烈な中央の解像力に追いつくのはF11まで絞る必要がある。
この為、APS-Cの一眼レフに装着した場合は素敵な中央のカリッとした描写の部分を贅沢に切り取って使うことができる。中望遠のF1.4単焦点という使い方になるのでポートレートレンズとしては使いやすい。
AFは超音波モーター搭載で制音性が高く、合掌までの時間もストレスフリーで遅くない。フルタイムマニュアルに対応しているので、微妙なピント合わせも純正レンズのように扱える点はグッド。
難点は絞り込むとややピントが前に移動する(フォーカスシフト)現象が発生する。被写界深度が深くなるのでそれほど際立って使いづらい訳ではないものの、狙ったピント面からピントの山が外れる可能性がある。
本レンズは既にディスコン(生産終了)となってしまっているが、市場にはまだまだ新品も多くあったりする。性能はArtレンズほど開放からシャープという訳ではないものの、明るい単焦点を楽しむならそれに応えてくれる性能を持っている事は間違いない。
競合レンズ
EF50mm F1.4 USM
キヤノン純正の大口径単焦点。こちらはEX DGよりも古い2002年発売。
純正の単焦点レンズとしてはリーズナブルな価格だが、光学性能はEX DGに大きく差をあけられている。しかし比較的コンパクトなので、携帯性を重視するならこちらをチョイス。
注意点はAF駆動にマイクロUSMを使用しているタイプで駆動装置の故障報告事例が多いレンズ。中古を買う際には一度ボディに装着してAFの作動状況や異音を確認しておこう。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
開けてふわっと、絞ってシャープにという特殊レンズを用いない自然な光学設計のレンズ。あえて収差を残す設計をしており、球面収差による柔らかい描写を楽しむにはモッテコイ。ただし、この収差の残し方を美しいと感じるか、汚いと感じるかは個人差があるので是非作例を確認してほしいところ。
他のレンズと比べてやや高価なので、価格でEX DGを選ぶというのもあり。
smc PENTAX-FA 50mm F1.4
発売時期はキヤノンのEF50mm F1.4と同時期。性能は推して知るべし。
ともあれ柔らかい描写を楽しむには持ってこいで、絞れば現行の3600万画素クラスの一眼レフでも十分解像するレベル。言うほどEX DGとの性能差も無いので、シグマのレンズではEXIF情報が記録されない点で純正レンズを選ぶのもあり。
EX DGはそこそこサイズが大きいので、比較してFA50mmはコンパクトで携行性に優れている。
AF駆動はペンタックスらしいボディ内モーターに依存するタイプ。現行の一眼レフカメラには全ての機種にボディ内モーターが搭載されているので、問題無く動作する。K-1やK-3系のモーターはかなり強力な駆動モーターなので、下手なレンズ内駆動よりも早かったり。
50mm F1.4 DG HSM|Art
純正レンズがリニューアルに手をこまねいている間に、EX DGがリニューアルして「Art」として生まれ変わった。
その性能は凄まじく、EF50mm F1.2LやNIKKOR 58mm F1.4Gを圧倒する光学性能を有している。もはやライバルはカールツアイスのOtusくらいなもの。
ただし、EX DGを上回る巨大なレンズで価格は10万円に手が届きそうな高価なレンズへと変化した。AFを有して光学性能を追求するならこのレンズ。
サイト案内情報
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。スポンサーリンク
スポンサーリンク