7Artisans AF 24mm F1.8 総合的に見て非常に優れたレンズ

Sony Alpha Blogが「7Artisans AF 24mm F1.8」のレビューを公開。小型軽量ではないものの、価格に対してパフォーマンスはとても良好と評価。解像性能は隅まで非常に良好で、ボケは滑らかで綺麗な模様。

Sony Alpha Blog：7 Artisans 24mm F1.8 AF

外観：非常にしっかりとした造りである。

構造：レンズのファームウェアはUSB-Cポート経由でアップデートできる設計である。

携帯性：24mm F1.8としては比較的大きく、重めのレンズである。

操作性：クリックレスの絞りリングとフォーカスホールドボタンを備え、AF/MFスイッチも搭載されているため操作性は良好である。

AF：静かで非常に高速かつ正確なオートフォーカスを写真・動画問わず実現している。

MF：最短撮影距離は32センチと、このクラスとしてはやや長めである。

手ぶれ補正：記載なし

解像性能：ソニーA7RIV（6100万画素）でのテストでは、中央は素晴らしく、徐々に傑出していく。周辺も非常に良好で、クローズアップ時も一貫して優れた性能を発揮している。

像面湾曲：記載なし

ボケ：最短撮影距離が長いため、玉ボケのサイズはそれほど大きくないが、ボケ玉はどの絞りでも円形で非常に良好である。まれにオニオンリングが見られることがある。背景ボケは素晴らしく、F1.8やF2.8では非常にソフトで、F4になるとやや硬さが出てくる。

色収差：色収差のレベルは非常に低い。

球面収差：記載なし

歪曲収差：中程度の歪みが見られる。

周辺減光：F1.8では周辺減光が見られるが、F4で解消する。

コマ収差：記載なし

逆光耐性：フレア耐性は平均的であるが、直射日光下では多少のフレアとハローが発生する。

光条：F16では光条が見られるが、あまり鮮明ではない。

作例集：

総評：価格に対して非常に高い価値を提供。最軽量でも最小でもないが、操作性に優れ、クリックレス絞りリングや良好なオートフォーカス性能、適度な歪曲で補正の必要性は低い。美しい玉ボケ、色再現性の良さが評価される。最短撮影距離の長さと平均的なフレア耐性は短所であるが、総合的に見て非常に優れたレンズであり、強く推奨できる。

競合について：競合製品として、シグマ 24mm F2 DG DN（650ユーロ）は価格が高く、Samyang 24mm F1.8 AF（500ユーロ）やViltrox 24mm F1.8（400ユーロ）は、中心から隅までの解像性能やビルドクオリティが劣る。最上位はソニー24mm F1.4 GM（1600ユーロ）であるが、価格は7 Artisansの7倍に及ぶ。

備考：

2025年に登場した七工匠のフルサイズ対応AFレンズ。「50mm F1.8」「85mm F1.8」に続く3本目のF1.8 AFレンズであり、外装のデザインやコントロールはほぼ同じ。販売価格はシグマの24mm F2よりも安く、サムヤンやVILTROXと同程度。

Sony Alpha Blogのレビューでは、良好なビルドクオリティと光学性能のレンズとのこと。この価格帯の24mm F1.8としては珍しく、フレーム隅まで非常に良好な結果が得られると評価。競合するVILTROXやサムヤンはフレーム隅が弱点となるため、7Artisansを選ぶ大きな理由となりそう。敢えて言えば、最短撮影距離が長めという点に気を付けるくらいでしょうか。

七工匠 7Artisans AF 24mm F1.8 最新情報まとめ

7Artisans AF 24mm F1.8
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo
PERGEAR

レンズの仕様

発売日	2025.5.25
初値	54,900円
レンズマウント	E/Z/L
対応センサー	フルサイズ
焦点距離	24mm
レンズ構成	11群14枚
開放絞り	F1.8
最小絞り	F16
絞り羽根	11枚
最短撮影距離	0.32m
最大撮影倍率	不明
フィルター径	62mm
手振れ補正	-
テレコン	-
コーティング	不明
サイズ	φ72mm×92mm
重量	424g
防塵防滴	-
AF	STM
絞りリング	搭載
その他のコントロール	AF/MF
付属品	レンズフード

7Artisans AF 24mm F1.8 総合的に見て非常に優れたレンズ

レンズの仕様

関連レンズ

関連記事

とるなら