カメラ レンズ

シグマ「24-40mm F1.8」「28-45mm F1.8」「30-50mm F1.8」光学系の特許出願

2025年8月8日付けでシグマの気になる特許出願が公開。「28-45mm F1.8 DG DN」を想定したような光学系のほか「24-40mm F1.8」「30-50mm F1.8」のような光学系の実施例も掲載。

概要

  • 【公開番号】P2025116419
  • 【公開日】2025-08-08
  • 【発明の名称】ズームレンズ
  • 【出願日】2024-01-29
  • 【出願人】
    【識別番号】000131326
    【氏名又は名称】株式会社シグマ
  • 【課題】大口径比でありながら全長が抑制され、ズーミングやフォーカシングでの重心移動が少なく、静粛なオートフォーカスが可能で動画撮影に好適なズームレンズを提供する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、レンズ交換式カメラを用いた動画撮影が一般的になってきている。快適な動画撮影が行えるようにするためには、ズーミングやフォーカシングでのレンズ内の重心移動が小さいことが望ましい。また、オートフォーカス時のモーターの駆動音が大きいとモーター音が録音に入ってしまう可能性があるため、静粛なオートフォーカスが可能であることも重要である。
  • 【0003】
    一眼カメラ用交換レンズとして、開放F値が明るい大口径比ズームレンズは、ズームレンズの便利さと明るい開放F値という特徴を併せ持つことで人気がある。また、近年はセンサーサイズが大きく画質に優れるラージフォーマットのカメラが人気であり、ラージフォーマットのカメラに対応した大口径比ズームレンズが望まれている。
  • 【0004】
    大口径比のズームレンズとして、例えば以下の特許文献に開示されたズームレンズが挙げられる。
  • 【0006】
    特許文献1では開放F値をF2.8程度に明るくした負先行型の大口径比ズームレンズが開示されている。しかし、フォーカスレンズ群のレンズ枚数が多く重いため、素早くかつ静粛なオートフォーカスを実現するのは困難である。また、光学系の全長が長く、更なる大口径比化を目指すと巨大なズームレンズとなってしまい現実的でない。
  • 【0008】
    本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、大口径比でありながら全長が抑制され、ズーミングやフォーカシングでの重心移動が少なく、静粛なオートフォーカスが可能で動画撮影に好適なズームレンズを提供することを目的とする。

実施例1

  • 焦点距離:28.84-43.66
  • F値:1.86
  • 画角:75.19-50.51
  • 像高:21.63
  • 全長:168.66

実施例2

  • 焦点距離:24.72-38.82
  • F値:1.86
  • 画角:85.45-55.91
  • 像高:21.63
  • 全長:164.03

実施例3

  • 焦点距離:30.88-48.48
  • F値:1.86
  • 画角:73.11-46.05
  • 像高:21.63
  • バックフォーカス:174.77

シグマ 28-45mm F1.8 DG DN|Art 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年6月20日(木)
  • 予約開始時期:2024年6月6日 10:00:00
  • 希望小売価格:オープンプライス
  • 直販価格:24万7,500円

レンズの仕様

  • 発売日:2024年6月20日(木)
  • 希望小売価格:オープンプライス
  • 直販価格:24万7,500円
  • フォーマット:フルサイズ
  • マウント:ソニーE / ライカL
  • 焦点距離:28-45mm
  • 絞り値:F1.8-F16
  • 絞り羽根:11枚
  • レンズ構成:15群18枚(SLDガラス5枚、非球面レンズ3枚)
  • 最短撮影距離:0.3m
  • 最大撮影倍率:1:4(45mm)
  • フィルター径:82mm
  • サイズ:φ87.8mm x 153.4mm
  • 重量:950g
  • 防塵防滴:対応
  • AF:HLA
  • 手ぶれ補正:-
  • その他機能:
    ・絞りリング(クリック解除/ロック)
    ・AFLボタン×2
    ・インナーズーム

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