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XF50mmF2よりも明らかに優れた解像性能|VILTROX AF 56mm F1.7

Lenstipが「VILTROX AF 56mm F1.7」のレビューを公開。低価格ながら欠点は逆光耐性くらいと高く評価しています。解像性能は高価なXF50mmF2よりも明らかに良好とのこと。

Lenstip:Viltrox AF 56 mm f/1.7 Air

  • 外観:黒いプラスチックの外装。鏡筒にはメーカーロゴ、モデル名、シリアル番号、製造国(中国)が明記されている。付属品は前後キャップ、花びら型フード、簡易ポーチ。ポーチの質感は簡素だが、約180ドルという価格帯で同梱されている点は評価できる。
  • 構造:金属製マウントを採用。USB-Cポートを備え、ファームウェア更新が可能。光学構成は9群11枚で、EDレンズ4枚、HRレンズ3枚を含む。低価格帯でありながら特殊レンズを多用している点は特筆に値する。
  • 携帯性:低価格中望遠レンズ群の中で最も明るく、かつ最も光学構成が複雑でありながら、最軽量。
  • 操作性:記載なし。
  • AF:AFは静音で、速度は適度。全域移動に0.6~0.8秒を要し、合焦付近で微細な動作による遅れが生じることがある。X-T2では精度が低く、ミスフォーカスが頻発したが、X-T30では動作が大幅に改善した。ただし、フジ純正レンズには及ばない。最短撮影距離は競合より不利。
  • MF:幅24mmのフォーカスリングはバイワイヤ式。距離目盛や被写界深度目盛はないが、約200度の回転角により非常に精密な操作が可能。フォーカスブリージングは約4%と低めで、実用上大きな問題にはならない。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:開放から非常に高い解像力を示し、中央では約73 lpmmに達する。f/2.8およびf/4.0では約92 lpmmと、測定誤差を考慮してもレコードホルダーに迫る性能。小型・低価格レンズとしては驚異的であり、称賛に値する。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:玉ボケは均一で滑らかだが、絞ると縁取りがやや強調される。開放では口径食により、周辺部の玉ボケが小さくなる。2EV絞ることでこの影響は解消。
  • 軸上色収差:高品質ガラスの採用により、軸上色収差は実質的に無し。
  • 倍率色収差:0.01~0.02%と極めて小さく、絞り値による変動もほぼない。
  • 球面収差:わずかなフォーカスシフトがあり、絞ると被写界深度が遠方側へ移動する。ポートレート用途を意識した調整と考えられ、解像性能への悪影響は小さい。
  • 歪曲収差:糸巻き型歪曲は+0.64~0.67%とごく軽微で、実用上ほぼ問題にならない。
  • 周辺減光:開放で52%(-2.09EV)と大きいが、f/2.8で31%、f/4.0で24%まで改善する。f/8以降では実質的に解消。
  • コマ収差:非常に良好に補正されており、周辺部でも点像の崩れはほとんど見られない。
  • 逆光耐性:本シリーズの中では最も弱く、光源が画面外にあると強いフレアが発生する。絞り込むと隅が露出オーバーになる場合もあり、明確な弱点。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:高解像サンプルあり。
  • 総評:兄弟レンズと同様に極めて高い解像性能を示し、多くの項目で優秀な結果。逆光耐性の欠点からエディターズチョイスには及ばないが、コストパフォーマンスは驚異的。「グッドバイ」賞に値する完成度。
  • 競合について:XF 50mm F2 R WRと比較すると、解像性能ではViltroxが明らかに有利。大口径であることが有利に働いている面はあるが、価格は半分以下であり、性能差は顕著。f/1.7~f/5.6の広い範囲で約70 lpmmを維持する点は非常に優秀。
  • 備考

「AF 20mm F2.8」に続き、VILTROXとしては珍しい廉価版の単焦点レンズ。日本でも2万円台と手頃で、導入しやすい価格設定となっています。防塵防滴非対応など、価格なりの妥協点はあるものの、安価な中望遠レンズを探している人にとって面白い選択肢となりそう。最初にZ・Xマウント用レンズが登場しましたが、現在はソニーEマウントでも利用可能。

Lenstipのレビューでは、低価格ながらきちんとした作りで、絞り開放から良好な結果が得られるようです。Sony Alpha Blogのレビューと同じく、周辺減光はやや強めですが、歪曲収差や色収差は良好な補正状態とのこと。XF50mmF2よりも解像性能が良好で、特に周辺部で差が大きいようです。

私はXマウント用を入手しましたが、ほぼ同じような結論に至りました。優れた光学性能であり、ボケも滑らかで綺麗なレンズに仕上がっています。手頃な価格の中望遠レンズを探しているのなら、面白い選択肢になるのかなと。この性能をこの価格で投入されたら、他社は苦労するだろうなと。サードパーティ製のため互換性の問題はつきまといますが、今のところAFを突き詰めなければ問題ない程度で動作します。

VILTROX AF 56mm F1.7 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 発売日:2024.4.2
  • 初値:?24,800
  • マウント:X / Z
  • フォーマット:APS-C
  • 焦点距離:56mm
  • レンズ構成:9群11枚
    高屈折率レンズ:3枚
    EDレンズ:4枚
  • 開放絞り:F1.7
  • 最小絞り:F16
  • 絞り羽根:9枚
  • 最短撮影距離:0.55m
  • 最大撮影倍率:0.11倍
  • フィルター径:φ52mm
  • 手ぶれ補正:-
  • テレコン:-
  • コーティング:不明
  • サイズ:φ65×54.7mm
  • 重量:171g
  • 防塵防滴:-
  • AF:STM
  • その他:USB-Cポート
  • 付属品:レンズフード

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