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高解像機には不適だが軽量で旅行向け|AF 24-60mm F2.8

Sony Alpha Blogが「Schneider-Kreuznach AF 24-60mm F2.8」のレビューを公開。高解像機では周辺部の(絞り開放付近の)解像性能が伸び悩むものの、小型軽量で旅行に適した携帯性のレンズと評価しています。

Sony Alpha Blog:Samyang 24-60mm F2.8 Schneider -Kreuznach

  • 外観:ビルドクオリティは非常に良いが、シグマよりは劣る。
  • 構造:記載なし。
  • 携帯性:サイズと重量が適切に抑えられており携帯性は良好。
  • 操作性:記載なし。
  • AF:非常に優れており、写真と動画の両方で正確かつ静か。連続撮影も問題ないが、ズーム操作中ではいくつかのショットを逃すことがある。また、ソニー以外のレンズ同様に15fpsに制限される。
  • MF:24mmではフォーカスブリージングが小さく、60mmではゼロ。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:24mmでは中央は開放から非常に優秀だが、四隅は平均的で、F5.6で非常に良好。60mmでは開放から非常に良好で、最良の結果はF4、四隅はF5.6で非常に良好となる。中央性能は全体的に非常に良いが、6100万画素ではF5.6以下の四隅が大きく劣る。ポートレートでは開放から良好だが、最適はF4。肌と色の描写は非常に優れている。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:玉ボケは良好で、開放では円形。F4では9枚羽根の形が見え、玉ねぎボケの跡が残る。背景ボケは非常に良好で、多くの場合滑らか。
  • 色収差:非常に低い。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:24mmでは非常に大きく、60mmでは徐々に減少し中程度。
  • 周辺減光:24mmで非常に大きい。ソフト補正なしでは24mmでフルサイズを実際にはカバーしていない。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:フレア耐性は良好だが、太陽に向けるとフレアが発生しやすい。
  • 光条:F16〜F22で光条が出る。
  • 作例集
  • 総評:軽量コンパクトなF2.8ズームを望み、望遠端より広角端を重視する、つまりポートレートより建築や風景を好む人に適したレンズ。6100万画素のカメラでは周辺部の欠点が目立つ。24mmを好み、3300万画素程度のカメラなら、軽量で旅行向けとして非常に良い選択。
  • 競合について:FE 24-50mm F2.8はサムヤンをはるかに上回る性能。シグマ28-70mmはソニーとサムヤンの中間に位置する。
  • 備考

Sony Alpha Blogのレビューによると小型軽量で中央の解像性能が良好なレンズとのこと。ただし、フレーム隅までシャープな結果を求める場合は数段絞る必要がある模様。風景や建築物など絞って撮影する場合には問題ないものの、F2.8の大口径で天体や夜景を撮影する場合は注意が必要となるようです。

LKサムヤン Schneider-Kreuznach AF 24-60mm F2.8 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年11月21日
  • 初値:115,920円

2025年11月発売のサムヤン製大口径ズームレンズ。従来の「AF 24-70mm F2.8 FE」と比べると遥かに小型軽量で、携帯性に優れています。「FE 24-50mm F2.8 G」と比べると少し長く、重いものの、望遠端が少し長い(60mm)。

販売価格はシグマ「28-70mm F2.8 DG DN」より高価ですが、24mmをカバーしていたり、本格的な防塵防滴仕様という点で異なります。

AF 24-60mm F2.8
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レンズの仕様

発売日 2025年11月21日
初値 115,920円
レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 24-60mm
レンズ構成 11群14枚
開放絞り F2.8
最小絞り F22
絞り羽根 9枚
最短撮影距離 0.18-0.32m
最大撮影倍率 0.27-0.25倍
フィルター径 72mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング UMC
サイズ φ78×102mm
重量 494g
防塵防滴 対応
AF STM
絞りリング -
その他のコントロール AFLボタン
付属品 レンズフード

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