富士フイルム「XC35mmF2」のレビュー第二回 解像チャート編を公開。
簡易的なまとめ
近距離における解像性能が特に優れているレンズではありません。F2の絞り開放は全体的にソフト、絞っても周辺や隅の改善が期待できず。ピント面のシャープさを重視するのであれば、社外製のVILTROXがより良好な選択肢となります。
This lens does not offer particularly outstanding resolution performance at close distances. At its maximum aperture of f/2, the image is soft overall, and even when stopped down, no significant improvement in the periphery or corners can be expected. If sharpness on the focal plane is a priority, the third-party VILTROX lens would be a superior choice.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。
XC35mmF2のレビュー一覧
- XC35mmF2 レンズレビューVol.2 解像チャート編 2026年1月25日
- XC35mmF2 レンズレビューVol.1 外観・操作・AF編 2026年1月24日
解像力チャート
撮影環境

テスト環境
- カメラボディ:FUJIFILM X-E5
- 交換レンズ:XC35mmF2
- パール光学工業株式会社
「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)」
- オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
- 屋内で照明環境が一定
- 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
- RAW出力
- ISO 125 固定
- Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
・シャープネス オフ
・ノイズリダクション オフ
・色収差補正オフ
・格納されたレンズプロファイル(外せない) - 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
(像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック) - 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)
補足
今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。
テスト結果

F2の絞り開放は全体的にややソフトですが、フレーム隅まで大きな破綻はありません。絞ると中央は徐々に改善し、F4でほぼピークに到達。F8まで優れた結果となりました。
一方、周辺や隅は劇的な改善が見られず、絞りによる改善効果が薄い。少なくとも4000万画素センサーで使うには力不足。F1.4から極めて優れた結果が得られる「XF33mmF1.4 R LM WR」との差は大きい。
中央
F2の開放は残存収差が目立ち、コントラストが低め。F2.8まで絞ると改善するので、細部のクリアな切れ味を重視するのであればF2.8以降の使用がおススメ。F4まで絞ると、ほぼピークの結果が得られます。

周辺
中央から大きな画質低下はないものの、絞っても改善効果はほとんどありません。

四隅
周辺と比べるとさらに細部がソフトな描写。非点収差かコマ収差のような画質の低下が目立ちます。

数値確認
| Center | Mid | Corner | |
| F2.0 | 2779 | 2594 | 2068 |
| F2.8 | 3083 | 2685 | 2575 |
| F4.0 | 3661 | 2800 | 2347 |
| F5.6 | 3796 | 2899 | 2412 |
| F8.0 | 3803 | 2719 | 2235 |
| F11 | 3258 | 2635 | 2055 |
| F16 | 2928 | 2375 | 1942 |
比較
テスト機が異なるので参考までに。
最も優れているのは同社のXF33mmF1.4。F1.4の絞り開放から全体的に良好な性能を発揮。価格が大幅に異なるため、全面的におススメすることはできません。しかし、お金に余裕があるのならばベストな選択肢に違いなし。
同じ価格帯のレンズとしては、VILTROX 35mm F1.7がより良好。フレーム中央から周辺までの一貫性が優れており、特に絞り開放付近の性能が良好。
まとめ

近距離における解像性能が特に優れているレンズではありません。F2の絞り開放は全体的にソフト、絞っても周辺や隅の改善が期待できず。ピント面のシャープさを重視するのであれば、社外製のVILTROXがより良好な選択肢となります。
その一方、残存収差がボケ質にいい影響を与えており、近距離では柔らかく滑らかなボケが得られます。
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作例
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