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LUMIX L10 レビューVol.6 周辺減光・逆光編

パナソニック「LUMIX DC-L10」のレビュー第六回 周辺減光・逆光編を公開しました。

簡易的なまとめ

周辺減光は「24mm F1.7」かつ歪曲収差を未補正のRAWを使用する場合のみ影響が目立ちます。それ以外の条件では無視できる程度となる可能性が高い。絞ればどの条件でも問題ありません。

逆光時のフレア・ゴーストは強い光源をフレームに入れると影響が僅かに発生する可能性あり。それは目立たないゴーストが数点発生する程度。結果を損なう、全体を覆うようなフレア・ゴースト群は発生しませんでした。

光条は絞るとまずまず良好ですが、奇数羽根のため光条の本数が多め。積極的に取り入れたい描写とは感じませんでした。

Vignetting is only noticeable when using RAW files shot with the “24mm F1.7” lens without distortion correction. Under other conditions, it is likely to be negligible. Stopping down the aperture eliminates this issue under any conditions.
Flare and ghosting in backlit situations may occur slightly if a strong light source is included in the frame. This is limited to a few barely noticeable instances of ghosting. There were no instances of flare or ghosting that were severe enough to ruin the image or cover the entire frame.
Sunstars are reasonably good when the aperture is stopped down, but because the diaphragm has an odd number of blades, the number of sunstar rays is somewhat high. I did not feel this was a rendering effect I would actively seek to incorporate into my photos.

*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。

LUMIX L10のレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

周辺減光とは、画面の中央に比べて四隅や周辺部分が暗く写る現象。英語では「ビネッティング(Vignetting)」とも呼ばれる。

本来は画面全体が同じ明るさで写るのが理想ですが、レンズの構造上、周辺部へ届く光の量が中央より少なくなることがあります。その結果、写真の四隅がわずかに暗くなり、特に青空や白い壁など均一な被写体を撮影すると目立ちやすい。

周辺減光は広角レンズや大口径レンズで発生しやすく、開放F値付近で最も強く現れることが多い。レンズを1〜2段ほど絞ると改善する場合が多く、近年のミラーレスカメラではソフトウェア補正によって自動的に軽減。

一般的には欠点として扱われるものの、必ずしも悪い現象とは限りません。画面の四隅が暗くなることで視線が中央へ集まりやすくなり、ポートレートやスナップ写真では雰囲気作りに役立つ場合もあります。そのため、あえて補正せずに利用する写真家もいるくらい。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)で補うため、センサー由来のノイズが発生する原因となる点には注意。特に夜景や星空の撮影などで高感度ISOを使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

24mm

撮影距離に関わらず、F1.7の絞り開放で四隅に僅かな減光効果があります。ただし、歪曲収差の補正時に減光部分はクロップされます。

最短撮影距離
無限遠

35mm

撮影距離に関わらず、絞り開放からほぼ問題ありません。

最短撮影距離
無限遠

75mm

35mmと同じく問題無し。

最短撮影距離
無限遠

逆光耐性

逆光耐性とは

逆光耐性とは、太陽や強い照明が画面内、または画面のすぐ外にある状況で、画質をどれだけ維持できるかを示す性能。

逆光下では、レンズ内で光が反射・散乱することで「フレア」や「ゴースト」が発生。フレアは写真全体が白っぽくなってコントラストが低下する現象で、ゴーストは光源の形をした模様や色付きの像が画面内に現れる現象。

逆光耐性が高いレンズは、強い光源が画面内にあってもコントラストや色の再現性を維持しやすく、フレアやゴーストの発生も少ない。近年のレンズでは特殊コーティングの採用により大幅改善。

ただし、逆光耐性が優れていても完全にフレアやゴーストをなくすことは難しい。特に超広角レンズやズームレンズでは光学設計上の制約から発生しやすい場合があります。

レンズレビューで「逆光耐性が優秀」と評価される場合、太陽を画面に入れた撮影でも画質の低下が少なく、安定した描写が期待できることを意味しています。

24mm

強い光源を正面から受けてもフレアが良く抑えられてます。絞るといくつかゴーストが発生しますが過度ではありません。光源がフレーム隅に移動すると、フレア・ゴーストどちらも良く抑えられています。

35mm

24mmと同傾向。

75mm

他のズーム域よりもゴーストの発生が抑えられています。

光条

光条とは

光条とは、太陽や街灯などの強い点光源から放射状に伸びる光の筋のこと。英語では「サンスター(Sunstar)」とも呼ばれる。

光条は主にレンズを絞ったときに発生しやすく、絞り羽根の枚数や形状によって見え方が変化。例えば、夜景の街灯が星のように見えるのは光条の効果によるもの。

光条がシャープで均一なレンズは、風景写真や夜景写真を好む撮影者から高く評価されます。一方、光条が太かったり不揃いだったりすると、見栄えがやや不自然。

一般的に開放F値では光条はほとんど目立たず、F8〜F16程度まで絞ると現れやすくなる。ただし、絞りすぎると回折の影響で解像感が低下するため、光条の強さと画質のバランスを考慮する必要があります。

レンズレビューで「美しい光条が得られる」と評価される場合、夜景やイルミネーション撮影で点光源を印象的に表現しやすいことを意味しています。逆に「光条が不規則」と評価される場合、光の筋の長さや形が揃わず、やや雑然とした印象になることを示しています。

実写で確認

F8付近から先細りする光条が発生します。ピークはF11前後。

まとめ

周辺減光は「24mm F1.7」かつ歪曲収差を未補正のRAWを使用する場合のみ影響が目立ちます。それ以外の条件では無視できる程度となる可能性が高い。絞ればどの条件でも問題ありません。

逆光時のフレア・ゴーストは強い光源をフレームに入れると影響が僅かに発生する可能性あり。それは目立たないゴーストが数点発生する程度。結果を損なう、全体を覆うようなフレア・ゴースト群は発生しませんでした。

光条は絞るとまずまず良好ですが、奇数羽根のため光条の本数が多め。積極的に取り入れたい描写とは感じませんでした。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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