OM SYSTEM「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」のレビュー第二回 解像チャート編を公開しました。
簡易的なまとめ
近距離でも非常に優れた解像性能を発揮するレンズです。現状、2000万画素のOM-1 Mark IIでは過剰とも言える性能で、将来的に3000万画素や4000万画素までセンサー解像度が高まったとしても耐用できる性能を備えています。
×1.4テレコンバージョンレンズを装着しても画質低下が少なく、150-400mmの望遠端に近いパフォーマンスを発揮。超望遠単焦点レンズとして、価格に見合う性能を持つレンズです。
(センサー解像度が2000万画素の)現時点では150-400mm F4.5 のようなズームレンズでも十分良好。汎用性の低い単焦点レンズを優先的に使う理由は携帯性以外でありません。しかし、ハイレゾモードを多用したり、長く使える望遠レンズを探しているのであれば検討する価値のある性能と言えるでしょう。
This lens delivers exceptional resolution even at close range. Its performance is currently almost excessive for the 20-megapixel OM-1 Mark II, and it is capable of handling sensor resolutions as high as 30 or 40 megapixels in the future.
Even when paired with a 1.4x teleconversion lens, image quality degradation is minimal, and it delivers performance comparable to the telephoto end of a 150-400mm lens. As a super-telephoto prime lens, it offers performance that justifies its price.
At present (with a 20-megapixel sensor), even a zoom lens like the 150-400mm F4.5 performs quite well. The only reason to prioritize a less versatile prime lens is portability. However, if you frequently use High-Res Mode or are looking for a telephoto lens that will last for years, this lens’s performance is certainly worth considering.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROのレビュー一覧
- M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO レンズレビューVol.2 解像チャート編
- M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO レンズレビューVol.1 外観・操作・AF編
解像力チャート
撮影環境

テスト環境
- カメラボディ:LUMIX DC-G9M2
- 交換レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
- パール光学工業株式会社
「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)」
- オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
- 屋内で照明環境が一定
- 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
- RAW出力
- ISO 100 固定
- Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
・シャープネス オフ
・ノイズリダクション オフ
・色収差補正オフ - 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
(像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック) - 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)
補足
今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。
テスト結果 300mm

F4.0の絞り開放から、全体的にピークのパフォーマンスを発揮。絞ることで一貫性が高まりますが、被写体を中央に配置する場合は絞る必要性がありません。超望遠単焦点らしい優れた性能です。

80MPハイレゾモードでも、絞り開放からチャートテストの上限値に到達。フレーム隅が少し出遅れるものの、F5.6まで絞ると改善します。
中央

F4から非常にシャープでコントラストも高い。RAW編集ソフト側のシャープネス処理が必要ないくらい優れた結果。F8以降は回折の影響で少しソフトとなります。
周辺

中央とほぼ同じ。非常にシャープで高コントラスト。
四隅

中央や周辺と比べると細部が若干ソフトですが、それでも優れた結果に違いありません。
テスト結果 420mm

テレコン非装着時と比べると性能が少し低下しますが、影響は軽微。中央から隅まで良好な結果が得られています。画質低下を気にすることなく、焦点距離の拡張が可能。

中央・周辺はピーク値が300mmより低下しているものの、ハイレゾモードの効果がわかるくらいには優れた解像性能です。フレーム隅でパフォーマンスが若干低下し、絞っても大きな改善はありません。
中央

周辺

四隅

数値確認
300mm
| 中央 | 周辺部 | 四隅 | |
| F4.0 | 3764 | 3368 | 2994 |
| F5.6 | 3554 | 3262 | 3414 |
| F8.0 | 3134 | 3228 | 3249 |
| F11 | 3079 | 2878 | 2761 |
| F16 | 2318 | 2365 | 2507 |
| F22 | 1719 | 1772 | 1834 |
420mm
| 中央 | 周辺部 | 四隅 | |
| F5.6 | 3286 | 2884 | 3130 |
| F8.0 | 3102 | 3049 | 3058 |
| F11 | 3088 | 2672 | 2508 |
| F16 | 2435 | 2176 | 2293 |
| F22 | 1800 | 1788 | 1911 |
競合製品比較
M.ZUIKO超望遠の最終兵器である「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」と比較。150-400mmは非常に高性能であり、24MPであればズームレンズながら中央の解像性能は300mmに匹敵。周辺や隅のパフォーマンスも良好。
300mm F4 は80MPの高解像モードで全体的に優れた結果が得られています。MC-14装着時も画質低下が少なく、流石の単焦点レンズ。将来的に3000万画素や4000万画素の解像度に対応した場合、300mm F4のパフォーマンスが活きてくるはず。
現状、2000万画素のOM-1 Mark II と組み合わせるのであれば、150-400mm F4.5で十分なパフォーマンスを発揮できると言えるでしょう。300mm F4 の解像性能は過剰気味。
まとめ

近距離でも非常に優れた解像性能を発揮するレンズです。現状、2000万画素のOM-1 Mark IIでは過剰とも言える性能で、将来的に3000万画素や4000万画素までセンサー解像度が高まったとしても耐用できる性能を備えています。
×1.4テレコンバージョンレンズを装着しても画質低下が少なく、150-400mmの望遠端に近いパフォーマンスを発揮。超望遠単焦点レンズとして、価格に見合う性能を持つレンズです。
(センサー解像度が2000万画素の)現時点では150-400mm F4.5 のようなズームレンズでも十分良好。汎用性の低い単焦点レンズを優先的に使う理由は携帯性以外でありません。しかし、ハイレゾモードを多用したり、長く使える望遠レンズを探しているのであれば検討する価値のある性能と言えるでしょう。
購入早見表
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作例
関連レンズ
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