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Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8 レンズレビューVol.3 遠景解像編

「Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8」のレビュー第三回 遠景解像編を公開。

製品提供について

このレビューは焦点工房より無償提供(2か月)された製品を使用しています。
金銭の授受やレビュー内容の指示は一切ないことを最初に明言しておきます。購入した製品ではないことに対する無意識のバイアスは否定できませんが、できるだけ客観的な評価を心がけています。

簡易的なまとめ

近距離解像チャートと比べると、フレーム隅に向かっての性能低下が目立ちません。ズーム全域で中央から広い範囲はF2.8まずまず良好。1段・2段絞るとピークの結果が得られます。

注意点は絞り開放付近のフレーム隅のみ。

35mmや50mmは絞り開放でフレーム隅がソフトな描写となるものの、きちんと絞ることで概ね改善。風景撮影では快適に利用することができます。日本メーカーの大口径ズームと比べると、隅の性能低下がやや目立ちますが、本レンズは小型軽量なインナーズームと考えると健闘しているのかなと。

Compared to close-range resolution charts, there is no noticeable drop in performance toward the frame corners. Across the entire zoom range, performance from the center out to a wide area is fairly good at f/2.8. Stopping down by one or two stops yields peak results.
The only point of concern is the image corners near wide open.
While 35mm and 50mm lenses tend to produce soft rendering in the corners at wide-open apertures, this generally improves when stopped down properly. It can be used comfortably for landscape photography. Compared to large-aperture zooms from Japanese manufacturers, the drop in performance at the edges is slightly more noticeable, but considering this lens is a compact and lightweight internal zoom, I think it performs quite well.

Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8のレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2026.8.31 晴れ 微風
  • カメラ:ILCE-7RM5
  • 三脚:SIRUI AM324
  • 雲台:アルカスイスZ1+
  • 露出:ISO 100 絞り優先AE
  • RAW:Adobe Camera RAW 現像
  • シャープネスオフ
  • ノイズリダクションオフ
  • レンズ補正オフ

24mm

中央

絞り開放から良好ですが、残存収差により僅かなコントラスト低下があります。無視できる範囲内ですが、ベストを尽くす場合はF4かF5.6まで絞りたいところ。

周辺

中央と比べると細部が少しソフトですが、F4まで絞るとシャープな結果。F5.6からF8のピークで中央に近いパフォーマンスを発揮します。

四隅

F2.8から細部の描写は安定しているものの、コントラストが低め。F4で改善し、F5.6で良好な結果が得られます。倍率色収差の影響は残るものの、絞って風景撮影であれば十分なパフォーマンス。

35mm

中央

ズーム中間域も良好な結果。F2.8は色収差の影響があるものの、F4まで絞ると改善します。F5.6やF8では細部まで優れた結果となります。

周辺

中央と同程度ですが、コントラスト低下が少し強い。F5.6以降でピークの結果が得られ、この際は中央とほぼ変わらない優れた性能です。

四隅

中央や周辺と比べると、流れるような描写で不安定に見えます。絞ると徐々に改善しますが、F8かそれ以上までしっかりと絞りたいところ。

50mm

中央

広角側やズーム中間と同じ傾向。色収差が目立たず、F2.8から良好なコントラスト。絞りによる変化は目立ちません。

周辺

中央と同程度ですが、コントラスト低下が少し強い。F5.6以降でピークの結果が得られ、この際は中央とほぼ変わらない優れた性能です。

四隅

ズーム中間域と同じく、絞り開放付近は細部の描写が不安定です。風景撮影で隅まできちんと撮影したい場合はF5.6を推奨。F8やF11まで絞るとさらに改善します。

まとめ

近距離解像チャートと比べると、フレーム隅に向かっての性能低下が目立ちません。ズーム全域で中央から広い範囲はF2.8まずまず良好。1段・2段絞るとピークの結果が得られます。

注意点は絞り開放付近のフレーム隅のみ。

35mmや50mmは絞り開放でフレーム隅がソフトな描写となるものの、きちんと絞ることで概ね改善。風景撮影では快適に利用することができます。日本メーカーの大口径ズームと比べると、隅の性能低下がやや目立ちますが、本レンズは小型軽量なインナーズームと考えると健闘しているのかなと。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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