このページでは一眼カメラ用交換レンズ「AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G」の情報を収集しています。
データベース
レンズの特徴
中央解像力 | 開放 良好 ピーク とても良好 |
周辺解像力 | 開放 良好 ピーク とても良好 |
中央解像ピーク | F4-F5.6 | 周辺解像ピーク | F5.6-F8 |
軸上色収差 | やや目立つ F3.5で改善傾向 |
倍率色収差 | 良好 |
球面収差 | 問題無し | コマ収差 | 軽微 |
非点収差 | とても良好 | 歪曲 | ほぼゼロ |
周辺減光 | 開放で1.5段 F4で改善 |
逆光耐性 | やや弱い |
AF | 静音・正確 | MF回転角 | 100度 |
最大撮影倍率 最短撮影距離 |
0.12倍 0.8m |
手ぶれ補正 | ー |
フィルター | 67mm | 重量 | 約350g |
ボケ傾向 | 前後ともに滑らか・玉ボケは滑らかだが口径食の影響あり | ||
備考 |
レビュー
購入早見表
AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G | |||
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ソフトケース CL-1015 | |||
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レンズキャップ67mm LC-67(スプリング式) | |||
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バヨネットフード HB-62 | |||
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フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
型式 | ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ |
---|---|
焦点距離 | 85mm |
最大口径比 | 1:1.8 |
レンズ構成 | 9群9枚 |
画角 | 28°30′(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 18°50′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時: 127.5mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算) |
撮影距離情報 | カメラへの撮影距離情報を出力可能 |
ピント合わせ | IF(ニコン内焦)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 |
撮影距離目盛 | ∞?0.8m |
最短撮影距離 | 0.8m |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
絞り方式 | 自動絞り |
最大絞り | f/1.8 |
最小絞り | f/16 |
測光方式 | 開放測光 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 67mm(P=0.75mm) |
マウントアダプターFT1適否 | AF駆動可 |
寸法 | 約80mm(最大径)×73mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約350g |
紹介
『AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G』の弟分の様な存在のレンズ。
光学設計の理念もF1.4と同様で、特殊レンズを使わない光学の摂理に基づいた設計となっている。その為、ボケも素直で滑らか。インナーフォーカスを採用しているので全長の変化が無く、比較的高速にピント合わせが出来る。
海外サイトでの評価も高く、解像力や諸収差なども良好でF1.4を上回る面もある。
評価の底上げをしているのはそのお手頃な価格。85mmの大口径にして、発売も2012年とかなり新しいレンズの割に実売4万円ちょい。これはニコンFマウントを使っているのであれば持っておいて損はしないレンズ。
さらに、重量が350gと軽量。レンズの塊のようなF1.4が595gで1.7倍の重量がある。中望遠という画角から、アングルを変えるにはフットワークを要するレンズだけに軽量である事の利便性は高い。
最短撮影距離が80cmと寄ることが出来ない点は気をつけよう。
競合レンズ
- AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
- AI AF Nikkor 85mm f/1.8D
- 85mm F1.4 DG HSM
- 85mm F1.4 EX DG HSM
- SP 85mm F/1.8 Di VC USD
- Milvus 1.4/85
- Otus 1.4/85
- Planar T* 1.4/85
- SPEEDMASTER 85mm F1.2
- XP85mm F1.2
- 85mm F1.4 Aspherical IF
海外の評価
Lenstip
- このレンズはキヤノンEF85mm F1.8 USMと比べて遥かに太くやや全長が長い。
- 金属マウントで後玉は前後に動かずマウント面に配置されている。
- 鏡筒はプラスチック製だ。
- フォーカスリングは滑らかで良好な抵抗感だが僅かにアソビがある。回転角は100度だ。場合によってこの回転角でMFの精度を出すのは難しいかもしれない。同スペックのレンズで200度を超える回転角のレンズも存在する。
- レンズ前面の67mmフィルタースレッドは動かず回転しない。
- 付属品はフード・ソフトケースだ。このクラスのレンズとしては豪華である。
- 解像性能:
・中央:絞り開放から30~31lpmmの良像となりF2.8まで絞るととてもシャープな画質となる。F4-F5.6で最良の結果となる44lpmmに達する。このクラスのレンズでこれ以上のパフォーマンスを期待するのは難しいだろう。
・APS-C枠:中央と同様に肯定的な結果だ。絞り開放でも実用的で少し絞るととても良好となる。
・FF四隅:F1.8-2.0はギリギリ基準値を下回り、F2.5まで絞らないと上回らない。しかし、この結果はより高価なF1.4と比較して特に恥ずかしいパフォーマンスではない。面白いことに中央はF1.4よりも良く、端はF1.4よりも悪い。 - 軸上色収差は絞り開放で目立ち、1段絞ってもまだ顕著だ。2段絞ると中程度まで減少する。
- 倍率色収差ははるかに良好だ。開放でさえあまり騒がしく無く、F1.4Gよりも少し良好だ。
- 球面収差は良好に補正されている。
- 歪曲は他の85mmが樽型であるのに、本レンズは糸巻き型の傾向を示している。ただし、無視できる量である。
- コマ収差は良好に補正されている。より高価なF1.4Gよりも良好だ。
- 非点収差は2.9%と不満を述べるのが難しい。F1.4Gと全く同じ結果だ。
- このレンズのボケはとても心地よい。このレンズのボケは賞賛に値するものだ。
- 周辺減光はF1.4Gよりもやや悪く、キヤノンのEF85mm F1.8よりも良好だ。
- ナノクリスタルコートを採用していない本レンズは逆光時にフレアが発生しやすい。褒められないパフォーマンスだ。
- オートフォーカスは静かだが速度は際立ったものでは無い。ピント距離全域をほぼ1秒で移動する。精度に関して批判すべきことは無い。
長所:優れた中央画質・とても良好なAPS-C枠・FF端の画質・僅かな倍率色収差・無視できる歪曲収差・コマ収差が小さい・僅かな非点収差・僅かなDX枠の周辺減光・静かで正確なAF
短所:軸上色収差が目立つ・逆光耐性・FF枠で周辺減光が目立つ
このレンズはF1.4Gと比べてとても肯定的な評価となるレンズだ。素晴らしい画質、良好な色収差補正とコマ収差補正。互角の非点収差補正と歪曲補正。唯一F1.4Gに劣るポイントは逆光耐性くらいだろう。逆光耐性の結果は間違いなく我々が不満と感じたポイントだ。
価格は35mm F1.8や50mm F1.8よりも遥かに高い。キヤノンのEF85mm F1.8も安価である。キヤノンがとても古いレンズと考慮し、本レンズの価格はもう少し下がると予測できる。もしも値下がりしたら、我々は確実にこのレンズをおススメするだろう。
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