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オリンパス12-100mm F4 IS PROと12-200mm F3.5-6.3を撮り比べる【簡易版】

このページではオリンパスの交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の簡単な撮り比べレビューを掲載しています。

12-100PROと12-200を撮り比べる

撮影環境

  • 4灯のLEDライトを点灯したミニスタジオ
  • OM-D E-M1Xの三脚ハイレゾショット使用
  • F8・ISO200
  • 25mm固定
  • ボディ内出力JPEGとAdobe Lightroom Classic CCによる現像イメージ

今回はあまり時間をかけることが出来ないので最もパフォーマンスが高くなる焦点距離を使ってチェック。12-100PROでF8まで絞る必要性は全くありませんが、12-200mmの最適地に合わせています。逆光耐性やボケ質などは非常に時間がかかるので後日実施予定。

JPEGの比較

中央

12-200mmも決して悪くは無いものの、12-100PROとの等倍比較では差が明確。12-100PROはハイレゾショットでも甘さを感じない立派な画質。一方で12-200mmは少し限界が見える。

周辺

この部分では特に大きな差は発生していない。多少12-200mmのほうがコントラストが強いようにも見えますが、このような被写体の場合には差が分からない。

四隅

描写の安定性と倍率色収差の補正から12-100PROが有利。12-200もこの価格帯の超高倍率ズームとしてはうまく纏まっている印象。

RAWの比較

中央

Adobe Lightroom Classic CCを経由することでどちらもディテールが軟化。特に12-200mmは一枚ヴェールを被せたかのようにコントラストが低下する。

周辺

JPEGではあまり差の無かったこの領域でもコントラストの付きかたは12-100PRO有利。

四隅

12-200mmは倍率色収差こそJPEGと変わりないものの、やはりコントラストの低下が目立つ。

今回のおさらい

予想通り、12-100PROのほうが解像性能やマイクロコントラストが良好。特に社外製現像ソフトを使った場合にコントラストやディテールがガタっと崩れる12-200mmと比べて安定した描写性能。

一方の12-200mmは12-100PROより安く、200mmまでカバーする光学16.6倍の高倍率ズームレンズと考えるとまずまず悪く無い性能。特に四隅を大きく拡大しても描写の乱れが少なく、解像性能にこだわらなければ実用範囲内。

抜群の光学性能をズームレンジ全域で実現した12-100PROか、程よい光学性能で12mmから200mmと広いズームレンジをカバーして軽量な12-200mmにするか…選択はかなり難しい。

今回使用した機材

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