このページでは一眼カメラ用交換レンズ「E 50mm F1.8 OSS」の情報を収集しています。
更新履歴
- 2018-10-29:ページを修正しました。
- 2015-12-06:ページを公開しました。
データベース
レビュー・作例・参考サイト
レビュー
購入早見表
E 50mm F1.8 OSS シルバー | |||
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E 50mm F1.8 OSS ブラック | |||
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フロントキャップ ALC-F49S | |||
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ソフトキャリングケース LCS-FEA1 | |||
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レンズデータ
レンズ仕様
型名 | SEL50F18 | |
---|---|---|
レンズマウント | ソニー Eマウント | |
対応撮像画面サイズ | ●APS-Cフォーマット専用 | |
焦点距離(mm) | 50 | |
焦点距離イメージ(mm) *1 | 75 | |
レンズ構成 (群-枚) | 8-9 | |
画角 (APS-C) *1 | 32° | |
開放絞り (F値) | 1.8 | |
最小絞り (F値) | 22 | |
絞り羽根 (枚) | 7 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.39 | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.16 | |
フィルター径 (mm) | 49 | |
ADI調光対応 | - | |
手ブレ補正 | レンズ内手ブレ補正方式 | |
手ブレ補正段数 | 4段相当 | |
テレコンバーター (1.4x) | - | |
テレコンバーター (2.0x) | - | |
フードタイプ | 丸形バヨネット式 | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 62 x 62 | |
質量 約 (g) | 202 |
紹介
このレンズの評価はボケ味にあると言っても過言ではない。APS-Cで使うと中望遠となる焦点距離に加えてF1.8と言う明るさもあって背景を溶かしやすいスペック。
各所の作例をざっと見ただけでも、綺麗なボケの傾向が伺える。中央が開放からシャープであり、逆に4隅はちょっと絞っても甘いと言う描写傾向を含めてポートレート向けのレンズ。F5.6~F8まで絞り込めば随分と改善するので風景にも使えそうだ。
さらに手振れ補正が搭載されているので、暗いシーンでのスローシャッターにも対応し易い。それでいて価格は撒き餌レンズの様な値段なので取っ付き易い。同クラスの広角・標準の単焦点レンズよりはボケを得やすいという点からも、初めての単焦点としても丁度良いレンズ。大きく・綺麗なボケ味で感動し、さらなるレンズ沼の深みに嵌って行くまでを想像出来る。
中古のNEX系ボディとこのレンズならば5万円以内で組めるので高級コンデジライクなシステムとして組む事も可能だったりする。(オートフォーカスは遅いけどね)
とか言いつつ早速新品のEマウントボディ物色している自分がいる。この悪い癖!
関連レンズ
海外の評価
Kurtmunger
- 外装はハイクオリティなプラスチックと金属パーツで構成されているように見える。レンズマウントは金属製だ。しっかりとした質感のレンズだがとても軽量である。
- フォーカスは高速で正確だ。AマウントのSAMやスクリュードライブよりも遥かに滑らかで静かである。
- 絞り羽根はF1.8?F6.3で円形を保っているが、それより絞ると変形する。
- 逆光耐性は並程度だ。
- 周辺減光については何も心配することは無い。
- 軸上色収差は絞り開放付近で目に付くが、F4まで絞ると解消する。
- 倍率色収差は良好に補正されている。
- ボケはとても滑らかだ。
- コマ収差は絞り開放で極僅か、F2.5まで絞ると解消する。
- 歪曲はほぼゼロだ。
- シャープネスは絞り開放で僅かにヴェールがかったような描写だが、F2.5-F2.8まで絞るとコントラストが高まる。
絞り値全域で良好なコントラストと滑らかなボケ質を備えている。そして歪曲が少ないシャープな描写である。
あまり批判すべき点は無いが、あるとすれば最短撮影距離が長いこと、軸上色収差が目に付きやすいことだ。しかし軸上色収差は絞れば改善する。
ePHOTOzine
- 鏡筒はクローム仕上がりのハイクオリティなプラスチック製だ。
- たった202gと重くないレンズである。NEX-5Rとの組み合わせでは完璧なバランスだ。
- オートフォーカスはとても高速で正確だ。暗所でも明るい絞り値で信頼性の高いフォーカシングである。
- マニュアルフォーカスリングは滑らかで良好な抵抗感の動作だ。
- 手振れ補正は3段ほどの補正効果があった。
- シャープネス:NEX-5R(1600万画素)
・F1.8ですでに中央はとても良好なシャープネスだが、フレーム端は明らかに劣っており、「悪くはない」レベルだ。
・F4まで絞ると全体的に改善するがフレーム端は「良好」止まりで、F5.6まで絞るとフレーム端は優れた水準まで向上する。その時中央は際立ったシャープネスだ。 - 色収差は50mm F1.8というスペック以上に大きい。フレーム周辺部でコントラストが高いと目立つことがあるだろう。
- 周辺減光は良く抑えられており、F1.8でー1.08EVほどだ。F2.8まで絞ると解消する。
- 歪曲は適度な糸巻き型だ。
- フード無しでも逆光耐性はとても良好だ。
ソニーは優れた50mmを作りだしたようだ。手ごろな価格設定でシャープかつコントラストの高い描写、さらに光学手振れ補正とF1.8の明るさと言う贅沢な組み合わせである。
唯一の弱点は絞り開放のフレーム周辺部における色収差だが、このレンズの肯定的な特性を考えると見落としてしまうような些細な欠点だ。
長所:良好なビルドクオリティ・シャープ・低照度性能・光学手振れ補正
短所:色収差
Sony Alpha Blog
- オートフォーカスは高速で効果的だ。
- ビルドクオリティはとても良い。
- レンズフードはプラスチック製でとても大きい。
- シャープネス:α6000
・中央:F1.8でgood、F2.8でvery good、F4-F8でexcellent、F11でvery good、F16で回折の影響を受ける。
・四隅:F1.8でsoft、F2.8でaverage、F4でgood、F5.6-F11でvery good、F16で回折の影響を受ける。
・良好なパフォーマンスだがとても良いものでは無い。 - 周辺減光は大きいがF2.8まで絞ると解消する。
- 歪曲は極めて小さい糸巻き型だ。
- 色収差はコントラストが強いとかなりの量が発生し補正が必要だ。
- 逆光耐性は良好である。
- 後ボケは柔らかく素敵で本当に良いものだ。
- 発色は良好である。
クリエイティブなポートレートのための素晴らしレンズだ。程よい価格設定とオートフォーカスが必要ならばベストな選択肢となるだろう。(シグマの56mm F1.4 DC DN登場までは)
マニュアルレンズが選択肢に入るのであれば、サムヤンの50mm F1.2 ED UMC CSが光学的に最高のレンズとなる。
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