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ソニー E 55-210mm F4.5-6.3 OSS 交換レンズデーターベース

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」の情報を収集しています。

更新履歴

  • 2017.10.19:ページレイアウトを更新
  • 2016.11.6:ページを公開

データベース

購入早見表

E 55-210mm F4.5-6.3 OSS ブラック
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E 55-210mm F4.5-6.3 OSS シルバー
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フィルター購入早見表
プロテクト C-PL ND ソフト
X-CAP

レンズデータ

レンズ仕様

名称 E 55-210mm F4.5-6.3 OSS
型名 SEL55210
レンズマウント ソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ ●APS-Cフォーマット専用
焦点距離(mm) 55-210
焦点距離イメージ(mm) *1 82.5-315
レンズ構成 (群-枚) 9-13
画角 (APS-C) *1 28.2°-7.8°
開放絞り (F値) 4.5-6.3
最小絞り (F値) 22-32
絞り羽根 (枚) 7
円形絞り
最短撮影距離 (m) 1
最大撮影倍率 (倍) 0.225
フィルター径 (mm) 49
ADI調光対応 -
手ブレ補正 レンズ内手ブレ補正方式
手ブレ補正段数 -
テレコンバーター (1.4x) -
テレコンバーター (2.0x) -
フードタイプ 丸形バヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm) 63.8 x 108
質量 約 (g) 345
付属品
フード (型名) ALC-SH115
レンズフロントキャップ
レンズリヤキャップ
ケース -
その他付属品 -

MTFチャート

e-55-210mm-f4-5-6-3-oss-mtf

レンズ構成図

e-55-210mm-f4-5-6-3-oss-lens

軽快な300mmを使える貴重な望遠ズーム

ソニーαシリーズにおけるAPS-C専用の望遠ズームレンズ。この領域をカバーするAPS-C用のレンズとしては本レンズと18-200の高倍率しかないので、αEマウントユーザーは避けては通れない望遠ズームともいえる。

切り替わりの早いミラーレス一眼において2011年発売とやや経年してきたが、まだまだAPS-Cでは現役で貴重な望遠レンズであることに変わりはない。

描写性能はズーム全域で中央が良好、周辺部がかなりおいてけぼりにされている印象を受ける。被写体を四隅に配置する場合には注意が必要で、その場合にはF8程度まで絞り込みたいところ。

ボケを作りやすい望遠ズームだが、アウトフォーカス部のボケはかなり固く騒がしくなりがち。近接撮影で背景を盛大に溶かせばかなり落ち着く印象。ただしピント面前後のボケが汚くなるので要チェック。

逆光耐性は良好で光源を正面に持ってこない限りはそう問題になることは無い。ただ前述したとおり、絞りこまないと描写が甘い点があるので、ヌケは良いがキレが足りないと感じるかもしれない。遠景には向かないが、近景・マクロ的に使うならあまり気にならないと思う。

描写性能を推すことはできないが、このレンズの魅力はその軽量な鏡筒と手ぶれ補正の効きの良さ。この手のズームをフルサイズでカバーすると大ぶりなレンズとなるので、軽量で機動性に富むこのレンズは十分な説得力がある。

競合レンズ

E 18-200mm F3.5-6.3 OSS LE

Eマウント(APS-C)では貴重な高倍率ズームレンズ。

描写性能は高倍率ズームなりで、特に望遠端の解像力が落ち込む。F8?F11までしっかり絞ってやや改善する程度なので、その辺は割り切って使うしかないだろう。

実はタムロンのOEMと言われている。OEM元と比べるとファストハイブリッドに対応(タムロンン版はロットナンバー次第で要確認)している点やデザインあαと親和性が高いのがポイント。ちょっとだけタムロンのよりも高い。

18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC

E 18-200mmと同じ設計と思われるタムロンの高倍率ズームレンズ。

画質的な差は無いと思った方が良いだろう。純正よりも5千円ちょっと安いものの、新カメラへの対応(レンズのファームウェアアップデート)などを考えると純正18-200mmがおススメ。

また、中古品ではレンズのファームが古くファストハイブリッドAFに対応していない可能性もある。

FE 70-200mm F4 G OSS

フルサイズ対応のF4望遠ズーム。ちょっと前までは70200GMも70300Gも無かったので、望遠ズームと言えばこれと高倍率の24-240mmしか選択肢が無かった。

APS-Cでは換算300mm F4をカバーできるので、本レンズの望遠端F6.3よりも明るくシャッタースピードを確保しやすい点はグッド。しかしまあ、一見してわかるように小型ながらAPS-Cにはアンバランスな大きさ。α6000などに付けて使うかと言われると、あまり使いたくない大きさなのは確か。

FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS

Eマウントでは貴重な300mm望遠ズーム。

こちらもフルサイズ対応で200mmF4ズームとさして変わらない重量感。F値が平凡な望遠ズームながら光学性能は良好で、その良好さが重量感に出ているともいえる。フォーカスホールドボタンやフォーカスリミッターなど機能も充実しているので、息の長いレンズとして活躍してくれるだろう。

難点を言えば、この手の望遠ズームとしては価格が高く、F4ズームと対して値段が違わない事。本レンズを検討している方にとっては価格が違い過ぎて選択肢に入らないと思われる。

海外の評価

Sony Alpha Blog

  • 55mm時はとてもコンパクトで大きすぎない。210mmでフードを装着するとレンズ全長が大きく伸びるが目立ち過ぎない。
  • 良光下で静物相手ならオートフォーカスは問題無い。しかし、F値が大きくなる210mm F6.3で動く被写体や暗い屋内では良好な動作を維持できない。これはこのレンズにおける大きな問題だ。
  • シャープネス:α6000
    ・静物相手で135mm以下の中央画質は全体的にとても良好だが、210mmではF8でOKとなる。
    ・四隅は中央よりも悪く、画質改善のためには絞る必要がある。
    ・全ての焦点距離においてF11で回折の影響が見られる。最適な絞り値はF8だ。
  • 周辺減光は大きく、絞り開放で目に付く。
  • 歪曲収差は小さい?中程度の糸巻き型だ。
  • 色収差は中程度で一部の状況では目に付く。
  • 後ボケは平均的だ。全体的に滑らかでは無く、騒がしい。
  • 発色は良好だ。

このレンズはα6000のダブルズームキットとして売れているのが大半だ。

シャープネスは望遠端や四隅でF8まで絞る必要がある。オートフォーカスは明るい日中なら動く子供でも210mmで問題無いが、屋内や暗い環境では難しい。

初心者には確かに価値のある一本だが、画質やパフォーマンスを求めるならFE70-200mm F4がおススメだ。

長所:安価・135mmまでは静物相手に良好なパフォーマンス・小型軽量・発色・歪曲収差と周辺減光が自動補正される

短所:暗い(AF性能・ボケ量)・210mmはF8まで絞って実用的・ボケが騒がしい・色収差は目に付く・AF精度はもっと良好であるとよかった

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