このページでは一眼カメラ用交換レンズ「E16mm F2.8」の情報を収集しています。
データベース
レンズの特徴
中央解像力 | 良好 ピーク F5.6ーF8 |
周辺解像力 | 絞り開放の四隅が甘い ピーク F5.6-F8 |
軸上色収差 | ?問題無し | 倍率色収差 | 非常に目立つ |
球面収差 | 大きな問題は無し | コマ収差 | 良好 |
非点収差 | 目立つ | 歪曲 | とても良好 |
周辺減光 | ?目立つ F4以降はあまり改善しない |
逆光耐性 | 強くない |
AF | 問題無し | 手ぶれ補正 | ー |
ボケ傾向 | 後ボケがやや騒がしいが、この画角としては一般的 | ||
備考 | ?専用コンバージョンレンズ |
レビュー・作例・参考サイト
レビュー
- 価格.com
レビュー/口コミ - 楽天市場レビュー
- Amazonレビュー
- Radojuva
(抄訳記事) - Sony Alpha Blog
(抄訳記事)
購入早見表
*コンバージョンレンズには1型と2型が存在しており、検索結果には1型がヒットするようになっています。新型の2型は20mmF2.8にも対応しており、価格も変動していません。これから買うのであれば2型をおススメしますので、検索ワードから「1」を削除してやるとヒットします。カメラのキタムラはそのままヒットします。
E 16mm F2.8 | |||
楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo |
ウルトラワイドコンバーター VCL-ECU1 (ECU2で20mmF2.8にも対応) |
|||
楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo |
フィッシュアイコンバーター VCL-ECF1 (ECF2で20mmF2.8にも対応) |
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楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo |
レンズフロントキャップ ALC-F49S | |||
楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo |
レンズリヤキャップ ALC-R1EM | |||
楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo |
ソフトキャリングケース LCS-FEA1 | |||
楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo |
フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
名称 | E 16mm F2.8 | |
---|---|---|
型名 | SEL16F28 | |
レンズマウント | ソニー Eマウント | |
対応撮像画面サイズ | APS-Cサイズ | |
焦点距離(mm) | 16 | |
焦点距離イメージ(mm) *1 | 24mm | |
レンズ構成 (群-枚) | 5群5枚 | |
画角 (APS-C) *1 | 83゚ | |
画角 (35mm判) | - | |
開放絞り (F値) | 2.8 | |
最小絞り (F値) | 22 | |
絞り羽根 (枚) | 7 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.24m | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.078倍 | |
フィルター径 (mm) | 49 | |
ADI調光対応 | - | |
手ブレ補正 | - | |
手ブレ補正段数 | - | |
テレコンバーター (1.4x) | - | |
テレコンバーター (2.0x) | - | |
フードタイプ | - | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 62.0 mmx 22.5mm | |
質量 約 (g) | 約67g | |
付属品 | ||
フード (型名) | - | |
レンズフロントキャップ | ○ | |
レンズリヤキャップ | ○ | |
ケース | - | |
その他付属品 | - |
紹介
ソニーEマウントのAPS-C用の広角単焦点レンズ。
換算24mmの広角をF2.8の明るさでカバーするパンケーキ型、もともと小型で軽量なαシリーズと組み合わせればスナップカメラとして気軽にカバンに突っ込んで置けるスマートなデザイン。
特徴的な機構として、専用のテレコンバーター『ウルトラワイドコンバージョンレンズ』『フィッシュアイコンバージョンレンズ』が用意されている。F値が暗くなる事なく明るい魚眼や超広角を楽しむ事が出来るのは面白い。もともと、この組み合わせを狙った光学体系で設計してあるためか、コンバージョンレンズ装着による画質低下は無く寧ろ良くなっていると感じさえする。
もしこのレンズを単体で検討しているのであれば、コンバージョンレンズも視野に入れておくと良いだろう。
追記:新型のコンバージョンレンズであれば『E 20mm F2.8』にも対応している。
それぞれのコンバージョンレンズもレンズ本体を購入するよりはお手頃な価格で、サイドポケットに収納できる程度の大きさだ。
解像力は広角パンケーキレンズとして妥協しなければならない部分が多く、開放の周辺部はかなり甘く、絞り込むことで解像力や四隅の流れが軽減されたりするが大きく改善はされない。また、フレーム全体で色収差が目立つ傾向にある。この点からもコンバージョンレンズ前提で購入した方が満足度は高い。
関連レンズ
- 16mm F1.4 DC DN
- 16mm F2.0 ED AS UMC CS
- Touit 2.8/12
- VoightLander?Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III
海外の評価
Radojuva
Radojuva:Обзор Sony E 2.8/16 (SEL16F28)
- ソニーAPS-C Eマウント用のコンパクトなレンズだ。高速AF・優れた画質・しっかりとした作りである。単品で購入するとやや高く、四隅が低解像で光学的な歪曲収差が発生していることが欠点となる。
- 2010年5月に発表された、ソニーAPS-C Eマウント最初期のレンズの一つである。この際のカメラボディはNEX-3・NEX-5だ。
- 2012年に登場した「Hasselblad LF 16mm f/2.8」もこのレンズが元となっている。
- カラーバリエーションはシルバーモデルのみだ。ブラックモデルを製造していないのはとても奇妙である。
- レンズはタイで生産されている。
- 軽く、手触りが良い。
- レンズマウントやフォーカスリングは金属製だ。特にフォーカスリングは傷みやすく、外観を損ないやすい。
- レンズフードは逆さ付け可能だが、フォーカスリングへアクセスできなくなる。レンズはシルバーのみだが、フードはブラックのみだ。
- レンズフードはフィルターソケットと鏡筒の間に装着する。このようなデザインは珍しく、全体的なデザインを損なわないので好ましい。
- 後玉にはフレアカッターが付いている。
- フィルター径は49mmであり、多くのAPS-Cレンズと共用可能だ。
- このレンズは「ウルトラワイドコンバーター VCL-ECU」「フィッシュアイコンバーター VCL-ECF」に対応している。
(訳注:「I型」・「II型」が存在し、「II型」のみ20mm F2.8に対応しています) - フォーカス駆動の方式は不明だが、おそらくステッピングモーターだろう。フォーカス速度は高速で静かだ。
- マニュアルフォーカスは回転速度に応じて移動量が変化するため微調整が難しい。
- フォーカスについて
ーピントの復帰は非常に高速だ
ーレンズには被写界深度・ピント距離などの表示はない
ー目立つフォーカスシフトはない
ーフォーカスブリージングはほとんど見られない - もともと1400~1600万画素センサー用だったが、今では2400万画素となり、画質にも限界が見え始めている。基本的に許容できる画質だが、いくつか重大な欠点を抱えている。
ー絞り開放におけるフレーム端や四隅が非常に低解像
ー複雑な歪曲収差で手動補正が難しい
ー倍率色収差が目立つ
ただし、周辺減光は非常に少なく、逆光耐性も良好だ。フレーム中央は絞り開放から良好だ。 - このレンズはミラーレスを真にコンパクトなシステムにするためデザインされている。大きなAPS-Cセンサーにパンケーキレンズの組み合わせたコンパクトデザインは大きな成果と言えるだろう。画質は多くの一般人にとって許容範囲内だ。
- APS-Cの競合他社で換算24mmのレンズは珍しい。
(訳注:少なくとも富士フイルム2本、シグマ1本が存在します)
非常にコンパクトな単焦点レンズだ。一般的にはとても興味深いソリューションだが、光学性能はあまり良くないため、フォトグラファーやアマチュアには人気が出ないだろう。
長所:高いビルドクオリティ・便利な換算24mmの画角・インナーフォーカス・当時では珍しいステッピングモーター駆動・電子制御のMF・非球面レンズ・コンバージョンレンズ対応・絞ると良好な画質・レンズプロファイルにより光学的な欠点は補正可能
短所:高い・ブラックモデルなし・手ぶれ補正なし・フード別売り・撮影倍率・汚れやすいフォーカスリング・被写界深度表示などがない・複雑な歪曲・シルバーのコンバージョンレンズは生産終了・フレーム端や四隅の画質が悪い
Sony Alpha Blog
- シャープネス:α6000
・中央:F2.8でsoft、F4でgood、F5.6-F8でvery good、F11でgood、F16で回折の影響を受ける。
・四隅:F2.8-F4でsoft、F5.6-F8でgood、F11でaverage、F16で回折の影響を受ける。 - 周辺減光は全ての絞り値で目立ち、決して解消しない。
- 歪曲は小さく問題とはならない。
- 色収差は並み以上の量が発生する。
- ボケは平均的で特段柔らかくも無く、騒がしくも無い。
- 発色はOKだが素敵ではない。
Eマウントシステム初期の交換レンズだ。1400万画素の時代なら良かったかもしれないが、2400万画素が主流の現在では粗が目立つ。要約すると…
- コンパクトで高速AF
- 周辺減光が強い
- 色収差が強い
- 解像性能はキットレンズ並で単焦点としては悪い
ソニーEマウントレンズラインアップの中でワーストとなる一本だ。低照度で撮影しない、スマホでしか画像を見ない、動画撮影でシャープネスは気にならない場合にのみ使えるレンズとなる。
以下の競合レンズが存在する
- 16mm F1.4 DC DN:必携レンズ。
- 16mm F2.0 ED AS UMC CS:とても良好だが一眼レフ用のためサイズが大きい。
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