このページでは一眼カメラ用交換レンズ「EF-M32mm F1.4 STM」の情報を収集しています。
更新履歴
- 2019-03-06:PhotographyBlogがレビューを掲載しています。
- 2019-02-20:DPReviewがレビューを掲載しました。
- 2019-01-03:DPReviewがサンプルギャラリーを公開しました。
- 2018-11-27:Mobile01が実写レビューを掲載しています。
- 2018-09-29:KASYAPAが作例レビューを掲載しています。
- 2018-09-24:Flickrに複数Groupページが作成されています。作例項目に追加しました。
- 2018-09-05:正式発表されました。9月21日発売とのこと。
レンズデータ
レビュー・作例・参考サイト
レビュー
- 価格.com
レビュー/口コミ - CAMERA LABS
- EOSzine
- EOS M.Review
(抄訳記事) - Mobile01
(抄訳記事)
参考サイト
- 公式
- DPREVIEW
・商品ページ
・レビュー(訳) - IMAGING RESOURCE
- PhotographyBlog
(抄訳記事) - The Digital Picture
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
画角(水平・垂直・対角線) | 39°・26°30'・46°10' |
---|---|
レンズ構成 | 8群14枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
最小絞り | 16 |
最短撮影距離 | 0.23m |
最大撮影倍率 | 0.25倍 |
フィルター径 | 43mm |
最大径×長さ | Φ60.9mm×56.5mm |
質量 | 235g |
MTFチャート
レンズ構成図
関連レンズ
海外の評価
DPReview
- レンズフードが付属品に入っていないのは残念だ。
- 他のEF-Mシリーズと同様、全体的に地味だがお洒落なデザインだ。チャコールグレーの仕上がりはEOS Kiss Mとよく似合う。
- 無駄のない鏡筒はよく考えられたサイズでフォーカスリングには滑り止めが施され、残りの箇所はマットで滑らかな肌触りの仕上がりとなっている。
- AF/MF切替スイッチが無いのでカメラ側で操作する必要がある。
- AFリミッターは0.23mの接写性能を考慮すると実装は理に適っている。
- レンズマウントは金属製だ。
- EOS Kiss Mのシャッタースピードは1/4000秒までであり、高速電子シャッターを実装していないため明るい屋外で撮影するのが難しい。NDフィルターが解決策となるが不便である。
- 他のレンズで仕様されているSTMのように静音性と高速性を備えたリードギアタイプのステッピングモーターだ。小型化を意識したスクリュータイプと比べて静音性と高速性に優れている。実際に使ってみると滑らかな動作かどうかは判断できなかったが、明らかに高速だ。
- 良い光環境の下では、基本的にピント位置までざっくり高速移動し、最後に微調整する。動作音は発生しているが、環境音に隠れてしまい特に目立たない。
- 近接から無限遠までの移動速度はおよそ1.5秒だが、フォーカスリミッターを活用することで改善する。
- 動画撮影におけるフォーカス駆動音は聞き取れるが、やはり環境音に隠れてしまい目立つものでは無い。動作はとても滑らかでカメラ側のフォーカス性能に問題は無い。
- インナーフォーカスでは無いため、内筒は接写時に半インチほど伸びる。
- α6400と組み合わせたSIGMA 30mm F1.4 DC DNと撮り比べると、EF-M 32mm F1.4 STMのシャープネスが優れていることが分かる。絞り開放の四隅はいくらか甘く、コマ収差が発生しているものの、素晴らしいパフォーマンスである。30mm F1.4 DC DNも素晴らしいレンズだったが、このレンズがシャープネスで優れているのは明らかだ。色収差は僅かに悪いがそれほど大きくない。
- 開放から良好なパフォーマンスなので絞ってもあまり改善しない。ディテールはF8までシャープさを維持し、それ以降は回折の影響で低下する。F5.6以降はフレーム全域で一貫性のあるシャープさだ。
- 一般的な使用では逆光耐性は良好だ。
- 樽型歪曲のため建築物など直線的な被写体を撮影すると問題があると感じるが自動的にプロファイルが適用され収差が低減する。
- 絞り開放付近では倍率色収差が幾らか見られるがJPEGで効果的に補正される。軸上色収差は高コントラストのボケに色づくことがあるが大きな問題となる可能性は低い。より色収差の目立つレンズは他にもっとある。
- ボケは絞り開放の四隅で口径食の影響を受けるが、F3.5付近まで絞ると改善する。ボケは滑らかで心地よい。かろうじて非球面レンズの影響が見られるものの、かんり上手に描写されている。
- 周辺減光は絞り開放で最も目立ち、F2.8まで絞ると大きく改善する。F4まで絞れば見えなくなる。
コンパクトでEOS Kiss Mとバランスの良い大口径レンズだ。最速シャッタースピードの壁に突き当たることが多いと思うが、NDフィルターが助けとなるはずだ。フォーカス性能は良好で光学性能は絞り値全域で安定している。肝心の絞り開放における描写も安定しており、色々な被写体で役立つだろう。軸上色収差はたまに発生するかもしれないが、他の大口径レンズと比べると上手く補正されている。
Like:小型で比較的軽量・とても良好な絞り開放のシャープネス・微調整可能なフォーカスリング・驚くほど低倍率色収差・フード無しでも良好な逆光耐性
Dislike:手振れ補正無し・状況によって軸上色収差が目立つ・絞り開放における周辺減光と四隅で変形する玉ボケ・フードもケースも付属しない
EOS Mirrorless Review
- 外装は他のEF-Mレンズと似ており、直径61mmのしっかりとした鏡筒だ。レンズマウントは金属製である。
- オートフォーカスには「FULL・0.5?∞」のAFリミッターが備わっている。FULLの場合は2テンポでピントが合う感じだが、0.5-∞に設定することでほぼ瞬間的にピントが合うようになる。接写しないのであれば0.5m-∞に固定すておくのがおススメだ。
- ステッピングモーターはリードギアタイプの高速駆動だ。
- 実写にて解像性能をチェックするとMTFと一致するパフォーマンスであることが分かる。F1.4から優れた性能でフレーム全域でシャープな描写だ。F1.4の四隅で僅かにソフトだが、これはF2.0まで絞ると改善する。
- レンズの画質はデジタルレンズオプティマイザを適用することでさらに改善する。
- 赤外線カットフィルターを取り除いたEOS M5に装着してもホットスポット(中心と周辺で明るさが変わる)は発生しなかった。このレンズは赤外線写真に最適だ。
- 周辺減光は絞り開放で2EVを少し超える減光が発生する。F2.8まで絞ると無視できる程度まで抑えることができる。
EF-M32mm F1.4 STMは優れたレンズだ。EOS Mシステムを購入する理由の一つとなるだろう。絞り開放からシャープで、四隅も優れた結果を引き出すために大きく絞る必要は無い。
赤外線性能はEF-Mレンズの中では最も最高だ。シャープネスは保たれ、相性も良い。大口径単焦点で見られるホットスポットも存在しない。
Lレンズクオリティに近いが、500ドル以下と程よい価格設定だ。
Mobile01
- ソニーやフジフイルムと同じ価格帯の製品だが、レンズフードが付属していないのは残念だ。
- プラスチック鏡筒、金属マウントは一貫してハイクオリティな質感だ。
- レンズのサイズや重量はEF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STMとよく似ている。大口径レンズだがとてもコンパクトだ。
- レンズはマレーシア製である。
- 防塵防滴仕様では無い。
- オートフォーカスは高速で静かだ。価格の割に悪く無い。
- フレーム中央は絞り開放からとても豊かだ。フレーム隅はソフト-良好の間だが、まだ許容範囲内である。中央はF1.4-F11で、四隅はF2.8-F11がベストパフォーマンスとなる。
- F1.4でパープルフリンジは目立つが、F4まで絞ると改善する。倍率色収差は心配する必要が無い。
- コーティングが施されゴーストやフレアは抑えられているがASCが施されたハイエンドレンズほど良好ではない。開放からゴーストが発生し、絞るとさらに目立つ。
- 周辺減光は無視できる程度だ。
- 玉ボケは口径食の影響を受けているが、F1.8まで絞ると改善する。
- 光条はF2.8からハッキリと現れ、F5.6以降はさらに明確となる。
- ボケはとても良好で問題は無い。
逆光耐性は今一つだが、F1.4の明るさや自然なボケ、接写性能は価値のあるレンズだ。
PhotographyBlog
- 小型でシンプルなデザインのため、EOS Mシリーズとの相性は良好だ。他のEF-Mレンズと同じく60.9mmのレンズ直径を採用し、(訳注:EF-M単焦点レンズと同じ)フィルター径を採用している。
- EOS Kiss Mとの組み合わせはお散歩レンズとして最適な組み合わせだ。
- レンズに備わっているスイッチは「0.5m?∞・FULL」のフォーカスリミッターのみだ。
- ステッピングモーター駆動のフォーカシングは素早く高速だ。とても静かだが無音ではない。
- レンズフードは別売りだ。
- 色収差は最小限に補正されている。コントラストが高いシーンでも色収差の発生を見つけるのは難しい。
- 周辺減光は白い壁をF1.4で撮影するとわずかな減光が分る。一般的な被写体ではそれほど目立たないだろう。RAWでは目立つが、減光はF2まで絞るとほとんど解消する。
- 歪曲収差はほとんど無い。
- ボケの評価には個人差があると思うが、我々の見解としてはとても滑らかな描写に見える。
- シャープネス:
・中央:F1.4でとても良好、F1.8でさらにシャープとなり、F2でさらに伸び、F4までは同程度だ。F5.6でピークを迎え、F8で低下し始めるがF11までとても良好だ。F16は見事な結果では無いが、ウェブ上やプリントサイズではまだとても良好である。
・端:最適なシャープねすはF5.6-F8で得ることが出来る。絞り開放や小絞りではややソフトだ。繰り返しとなるが、ディテールはとても優れている。
EF-M 32mm F1.4 STMはEOS Mユーザーにとって理想的な単焦点レンズだ。焦点距離とF1.4の大口径により様々な被写体に対応できるにも関わらず、小型軽量でジャケットのポケットに入れることも可能である。
安くは無いが、十分に検討する価値のあるレンズだ。
サイト案内情報
キヤノン関連ページ
- キヤノントップページ
- キヤノン一眼カメラボディ一覧
- キヤノンEFマウント交換レンズ一覧表 広角レンズ/標準レンズ/望遠レンズ
- EOS Mシリーズ一覧
- キヤノンFDレンズ一覧
- キヤノン関連記事
- キヤノン公式サイト
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。関連ページ
Canon EFマウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
Canon RFマウント | RFレンズ一覧表 | ||
Canon EF-Mマウント | EF-Mシステム一覧 | ||
Canon FDマウント | レンズ一覧 | ||
Nikon Fマウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域? |
1 NIKKOR(CX) 一覧 | |||
PENTAX Kマウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
Kマウント オールドレンズ一覧表 | |||
PENTAX 645マウント | レンズ一覧表 | ||
SONY Eマウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
SONY Aマウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
FUJIFILM Xマウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
マイクロフォーサーズ マウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
フォーサーズ マウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
新興レンズメーカー一覧 | 中一光学 | Laowa | Samyang |