Venus Opticsが「6.0mm T2.1 Cine」を含む4本のマイクロフォーサーズ用シネレンズを正式発表しました。3本は既存の静止画用レンズの光学系ですが、6mm T2.1は新設計のようですね。
DPReview:Venus Optics rehouses Laowa MFT lenses for cine and adds ultra-wide 6mm Cine Zero-D
中国のレンズメーカーVenus Opticsは、マイクロフォーサーズシステム用の新しいシネマレンズ4本を発表した。そのうちの3本は既存のレンズをシネレンズ化したものだ。
- Laowa 6mm T2.1 Zero-D MFT Cine - USD $699
- Laowa 10mm T2.1 Zero-D MFT Cine - USD $549
- Laowa 17mm T1.9 MFT Cine - USD $399
- Laowa 50mm T2.9 Macro APO MFT Cine - USD $549
6mm T2.1は、121.9°の画角を持つ全く新しい設計で、わずか3群13枚だ。構造上、2枚の非球面レンズがZero-D効果の達成に貢献し、9cmの最短撮影距離がユーザーに興味深い視点を提供する。58mmフィルター対応、大きさ61x53mm、重さ180gだ。
いずれのレンズも、スチル用よりもシンプルなストレートシリンダーデザインで、フォーカスリングと絞りリングには0.8モジュラスギアが装着されている。
Venus Opticsは、これらのレンズを単品、または3本セットで販売する。「10mm、17mm、50mm」セットと、「7.5mm T2.1、10mm、17mm」のセットだ。
- Laowa MFT Cine Prime 3-Lens [Wide + Macro] - USD $1,350
- Laowa MFT Cine Prime 3-Lens Wide Bundle - USD $1,450
主な仕様 MFT 6mm T2.1 Cine
*6mm T2.1以外は既存レンズのCineレンズ化なので割愛
- マイクロフォーサーズで最も広い画角
- ゼロディストーション
- 極めて短い撮影距離を実現
- 小型軽量
- 焦点距離:6mm
- T値:T2.1-16
- 絞り羽根:7枚
- レンズ構成:3群13枚
- 最短撮影距離:0.09m
- 最大撮影倍率:0.18倍
- フィルター径:58mm
- サイズ:φ61mm×53mm
- 重量:180g
- 防塵防滴:-
- AF:MF限定
- 手ぶれ補正:-
- その他機能:
・絞りリング
国内でもCP+2022でチラッと告知されていたマイクロフォーサーズ用のシネレンズ群ですね。既存レンズのシネレンズ化3本に加え、新しい6mm F2と思われる光学系のレンズを採用。このレンズが静止画向けのレンズとしてリリースされるか不明ですが、換算12mmの超広角レンズはマイクロフォーサーズで非常に貴重な存在なので実現して欲しいところ。
(追記:どうやら静止画モデルも登場するらしい)
参考:MFT LAOWAレンズ一覧
- LAOWA 4mm F2.8 Fisheye MFT
- LAOWA 7.5mm f/2 MFT C-Dreamer
- LAOWA 9mm F2.8 Zero-D
- LAOWA 10mm F2 Zero-D MFT
- LAOWA 17mm f/1.8 MFT
- LAOWA 50mm F2.8 2X ULTRAMACRO APO
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