リコーイメージング「HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW」販売終了

2021年5月20日

リコーイメージング「HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW」の販売が終了したと話題になっています。APS-C用レンズとしては珍しい35mm判換算で800mmをカバーする超望遠単焦点ですね。天体望遠鏡の光学系を採用した珍しいレンズ。

風の噂ではなかったようで
本日（昨日かな？）
正式に販売終了の告知が行われました

ただ、少しだけ在庫を持ってる
八百富ではあります（今はあります）

HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AWhttps://t.co/BouesLt81h pic.twitter.com/JTU5oUfm0w

? 八百富写真機店ヤオッター (@yaotomicamera) May 20, 2021

とのこと。
確かにリコーイメージングの商品ページを確認してみると販売終了となっていますね。

天体望遠鏡の光学系を採用した珍しい望遠レンズで、超望遠ながら6群7枚とシンプル。しかしFlickrのユーザー投稿などを確認すると、なかなかしっかりとした写りのように見えます。PENTAX K-3 Mark IIIでAF性能が飛躍的に向上しているので、この段階で望遠レンズの選択肢が一つ無くなるのは残念。とは言え、APS-C用としては非常に高価で、敢えてこのレンズを選ぶ人はそう多くないはず。それに手ぶれ補正も非搭載で、ファインダー像を安定させるのは至難の業。また、光学系が独特で、560mmのレンズとしては異常なほど全長が長く、他社のフルサイズ用800mm F5.6よりも長いので注意が必要です。

今後はフルサイズ用ですが「HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6 ED DC AW」が主な選択肢となりそうですね。