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DPReviewが富士フイルム「XF18mmF1.4 R LM WR」のハンズオンを公開

DPReviewが富士フイルム「XF18mmF1.4 R LM WR」のハンズオンを公開。やや大きめのXF F1.4ですが、X-S10やX-T4との組み合わせでバランスが良いとのこと。絞りリングは少し緩いらしい。

DPReview:Hands-on with the Fujifilm XF 18mm F1.4 R WR

  • 富士フイルムの最新レンズ「XF18mmF1.4 R LM WR」は、同社のレンズ交換式カメラ「Xマウント」用の防塵防滴仕様で速写性のある単焦点レンズだ。
  • フルサイズで27mm相当の画角を持ち、風景からストリートまで、あらゆる撮影に対応する優れたウォークアラウンドレンズとなっている。
  • 従来からあるXF18mmF2 Rを並べてみると分かるように、このレンズは全く新しい光学設計を採用している。XF18mmF2の7群8枚に対し、XF18mmF1.4は9群15枚という非常に複雑な構成だ。そして非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚を採用している。
  • F2の116gに対し、XF18mmF1.4は370gと軽量化を実現している。
  • 最後に、旧レンズは外部からピントを合わせていましたが、新モデルはリニアモーターを使用して内部でピントを合わせ、合計6つのフォーカスエレメントを駆動させ、完全に静かにピントを合わせます。
  • XF18mm F1.4 R WRの全体的なビルドクオリティは、富士フイルムのXF WRレンズすべてがそうであるように優れている。
  • 絞りリングは1/3段の目盛りで動作する。しかし我々の好みとしては少し簡単に動きすぎると感じた。ただし、これは我々のプリプロダクションモデルだからかもしれない。
  • フォーカスリングは非常に幅広く、きれいに減衰されている。ただし、カメラ側でマニュアルフォーカスの反応を「リニア」に設定している場合、最短撮影距離から無限遠までの距離がかなり短くなることに気が付いた。
  • 18mmF1.4は撮像面から20cmの距離にピントを合わせ、最大再生倍率0.15倍で、美しい前景と背景の分離を実現している。
  • また、付属のフードはバヨネットで取り付けられるので、旅行の際にはフードを逆さ付けしてコンパクトにすることができる。
  • 絞りリングを「A」に回すと絞りを自動的に制御するか、コマンドダイヤルに絞り制御を引き継ぐかをカメラ側で指定できる。
  • 前面には、手頃なサイズの62mmフィルターネジがある。
  • 9枚円形絞り羽根によって、絞り開放付近でピントの合っていない部分を円形に保つことができる。開放では、軸外のボケにわずかな口径食が見られ、レンズを絞るとわずかに多角形になるが、全体的に良好なボケ味だと感じた。
  • 絞りを十分に絞ると、非常に美しい光条が得られることも特筆すべき点だ。
  • マウント部にガスケットを設けることで、カメラボディへの塵や水滴の侵入を防いでいる。また、レンズ全体で8つの耐候性シールを採用しているとのことだが、水中での撮影には対応していない。
  • 実際に撮影してみると、18mm F1.4はX-T4とX-S10の両方のカメラボディでバランスがよく、フロントヘビーになりすぎず、しっかりとした印象を受けた。しかし、X-E4などでは、少なくともX-E4に付属しているグリップがないと、少し不便に感じるかもしれない。

とのこと。
久しぶりのXF F1.4レンズが登場しましたね。富士フイルムAPS-Cのみならず、競合他社を見渡しても珍しい18mmの大口径単焦点レンズです。DPReviewは既にプリプロダクションモデルで撮影したサンプルギャラリーを公開しており、良好な光学性能であることを示しています。撮影距離によって周辺のボケが少し騒がしくなるものの、開放からシャープで、色収差もすくなく、全体的に好ましい描写を実現しているように見えます。さらにリニアモーター駆動のインナーフォーカスがどれほど高速なのかも興味津々。

外装は他のXF F1.4と同じくしっかりとしたものですが、絞りリングが緩すぎると指摘されている部分が気になります。また、フォーカスリングの回転角が小さすぎるという指摘もあるので製品版でチェックしてみたいところ。

富士フイルム「XF18mmF1.4 R LM WR」交換レンズデータベース

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