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タムロンはレンズに絞りリングの追加するかもしれない

PhototrendがCP+2024におけるタムロンへのインタビュー記事を公開。RFマウントについては何も語れないとしつつ、Zマウントは今後も拡大すると明言。また、絞りリングは追加を検討するかもしれないと述べています。

Phototrend:Interview Tamron CP+ 2024 : « nous écoutons nos clients pour créer la nouvelle génération d’optique »

Zマウントについて

  • 今後もZマウントレンズのラインナップを拡大していく。

70-180mm G2について

  • 光学式手ぶれ補正機構の搭載を求める声が強かった。
  • 従来のサイズ・重量を維持しながら手ぶれ補正機能を搭載した次世代モデルを開発。
  • 動画や動体撮影時のAF追従性能も大幅に向上。

Tamron Lens Utility iOS版について

  • 今年は2回のアップデートを予定。
  • 新しい機能が追加される。
  • iOS版に関しては、なかなか難しい状況。開発するのはかなり難しい。

需要の多いマウントは?

  • モデルによって人気のマウントが異なる。一概には言えない。
  • ナンバーワンのマウントはソニー E マウント。これは、幅広いレンズが用意されているため。

単焦点レンズについて

  • ロードマップがどのようになるかは言えない。
  • ユーザーから大口径単焦点に対する強い要望がある場合は、必ず検討する。

絞りリングについて

  • 絞りリングを付けるか付けないかは、それぞれのコンセプトやターゲット層による。
  • これまで我々はコンパクトさと軽さを重視。
  • 絞りリングが必要なユーザーのために追加を検討したいと考えている。将来的にこの種の目標を開発する可能性がある。

動画ユーザーについて

  • フォーカスの速度よりも、フォーカスブリージングの抑制、静かなモーター、オートフォーカスの追従性能の方が重要であると考えている。
  • こうした部分を強化していきたいと考えている。

APS-Cについて

  • 当社はサードパーティ企業として、キットレンズ付きボディをご購入いただいたお客様に次のレンズを提案できる。

サムヤンの35-150mm F2-2.8について

  • とても驚いた。
  • 引き続き当社の35-150mmは良く売れている。

RFマウントについて

  • 何も話すことが出来ない。

レンズの画角は歪曲収差の補正後の数値か?

  • 仕様書の数値は歪み補正後。
  • 理論上ではさらに広い画角が得られるが、歪曲の種類にもよる。

とのこと。
Zマウントのラインアップ拡張に関しては明言しており、今後も対応モデルが増えそうですね。今のところAPS-C用のレンズが多いですが、フルサイズ対応モデルも増えるのでしょうか。ニコンにはない50-400mmや17-50mmなどのレンズが登場すると良いですねえ。

残念ながらRFマウントに関しては何も回答していません。キヤノン側ではコミュニケーションを取っている、としつつもあまり前向きではないようにも見えます。ライカLマウントに関しては話にもなっていない模様。

サムヤン「AF 35-150mm F2-2.8 FE」の登場には驚いているとしつつも、販売に影響は無さそうですね。価格帯が同程度なので、特に大きな理由が無ければタムロンを使うと言ったところでしょうか。

気になるのは絞りリングの追加ですが、今のところ「追加の検討を考える」と日本的な遠回しの言い方となっているので、過度な期待は禁物。機構が増えるぶん、大きく重く、高価となる可能性があるので、タムロンのコンセプトから外れる可能性もあります。将来的に単焦点の高級レンズが登場したら追加されているのかもしれませんが…。

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