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タムロン 35-100mm F/2.8 Di III VXD レビューVol.5 ボケ編

タムロン「35-100mm F/2.8 Di III VXD」のレビュー第五回 ボケ編を公開。

簡易的なまとめ

官能的な描写ではないものの、綺麗で悪目立ちしないボケが得られるレンズです。F2.8 ズームレンズに使い勝手を求めるとしたら、丁度いいと感じるのではないでしょうか。

焦点距離全域で描写の傾向は一貫しており、35mmの準広角でも、100mmの望遠でも基本的には同じ。画角と被写界深度の浅さ(ボケの大きさ)によって調整すると良いのかなと。

注意すべきは望遠側の口径食ですが、悪目立ちする要素(色収差など)が少ない。過度に心配する必要はありません。

While it doesn’t produce a particularly sensual bokeh, this lens delivers a clean, unobtrusive blur. If you’re looking for a versatile F2.8 zoom lens, this one strikes just the right balance.
The rendering remains consistent across the entire focal length range; whether at the 35mm wide-angle end or the 100mm telephoto end, the results are essentially the same. I think it’s best to adjust your settings based on the angle of view and the shallow depth of field (the size of the bokeh).
While you should be mindful of vignetting at the telephoto end, there are few other noticeable flaws (such as chromatic aberration). There’s no need to worry excessively.

*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。

35-100mm F/2.8 Di III VXDのレビュー一覧

前後ボケ

綺麗なボケ・騒がしいボケとは?

ボケの評価は主観的となりがちですが、個人的には「滲むように柔らかくボケる」描写が綺麗と評価し、逆に「急にボケ始めたり、ボケの輪郭が硬い」描写は好ましくない(もしくは個性的な描写)と定義しています。ただし、感じ方は人それぞれなので、ひょっとしたら逆のほうが好ましいという人もいることでしょう。参考までに「滲むボケ」「輪郭の硬いボケ」のサンプルが以下のとおり。描写傾向の違いは主に球面収差の補正状態によるもの、前後どちらかのボケが柔らかい場合はもう片方のボケが硬くなる傾向があります。

後ボケ

柔らかさはありませんが、前後の質感に差のないニュートラルな描写。色収差によるボケの色づきはごく僅かで悪目立ちする要素が少なめ。全体的に綺麗なボケです。

前ボケ

後ボケとほぼ同じ描写ですが、ごく僅かに縁取りが柔らかく滑らか。

玉ボケ

口径食・球面収差の影響

口径食が強いと、フレーム四隅のボケが楕円状に変形したり、部分的に欠けてしまいます。この問題を解消するには絞りを閉じるしか方法がありません。しかし、絞るとボケが小さくなったり、絞り羽根の形状が見えてしまう場合もあるので状況に応じて口径食を妥協する必要あり。

口径食の影響が少ないと、絞り開放から四隅まで円形に近いボケを得ることが可能。できれば口径食の小さいレンズが好ましいものの、解消するには根本的にレンズサイズを大きくする必要があります。携帯性やコストとのバランスを取る必要があり、どこかで妥協が必要。

球面収差の補正が完璧では無い場合、前後のボケ描写に差が発生します(前後ボケのレビューで示した通り)。この場合はどちらかが滲みを伴う滑らかな描写になり、反対側で2線ボケのような硬い描写となってしまいます。

実写で確認

中央から広い範囲で良好な玉ボケが得られています。非球面レンズの研磨ムラ(玉ねぎボケ)も目立ちません。ただし、ズーム中間以外では口径食がやや強め。倍率色収差の影響もあります。

ボケ実写

35mm

ボケが小さくなる中距離では描写の硬さが気になるものの、色収差など悪目立ちする要素は抑えられています。使い勝手のよい描写で、ポートレートの撮影距離でも問題ありません。ただし、複雑な背景があると少し騒がしくなる可能性あり。

70mm

35mmよりもボケが大きくなるものの、傾向は同じ。ボケが小さくなるポートレートの撮影距離では背景が騒がしくなる可能性があります。ただし、悪目立ちする要素が少ないので、使い勝手は良好。

100mm

基本的に35/70mmと同様ですが、ボケが大きいので硬めの描写が気にならない場合が多い。全身をフレームに入れるような撮影距離でも良好な結果が得られています。ただし、口径食はやや強め。

まとめ

官能的な描写ではないものの、綺麗で悪目立ちしないボケが得られるレンズです。F2.8 ズームレンズに使い勝手を求めるとしたら、丁度いいと感じるのではないでしょうか。

焦点距離全域で描写の傾向は一貫しており、35mmの準広角でも、100mmの望遠でも基本的には同じ。画角と被写界深度の浅さ(ボケの大きさ)によって調整すると良いのかなと。

注意すべきは望遠側の口径食ですが、悪目立ちする要素(色収差など)が少ない。過度に心配する必要はありません。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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