2021年2月18日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。バックフォーカスの長いAPS-Cセンサー搭載カメラ用「10-20mm F2.8」と思われる実施例を含んでいます。
APS-C 10-20mm F2.8
- 【公開番号】特開2021-21873(P2021-21873A)
- 【公開日】2021年2月18日
- 【発明の名称】ズームレンズ、及びそれを有する撮像装置、撮像システム
- 【出願日】2019年7月30日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】広画角かつ全ズーム範囲で高い光学性能が得られるズームレンズ、及びそれを有する撮像装置、撮像システムを提供する。
実施例1 実施例2 焦点距離 10.77-20.39 10.77-18.00 F値 2.59-2.83 2.56-2.83 半画角 87.70-42.56 87.01-48.57 像高 14.82 14.82 全長 271.70-247.50 284.82-248.29 BF 41.59-67.97 37.99-54.59 実施例3 実施例4 焦点距離 10.77-18.00 10.77-20.39 F値 2.65-2.83 2.53-2.83 半画角 87.68-48.55 87.64-42.56 像高 14.82 14.82 全長 355.07-297.29 295.87-258.22 BF 23.31-41.60 42.04
冒頭で「一眼レフ用」と言及しなかったのは、キヤノンAPS-C一眼レフ用としては像高が大きすぎるため(キヤノンAPS-Cセンサーは他社と比べて少し小さい)。このため、より一般的なAPS-Cセンサーに合わせた広角レンズなのかなと予想。
また、このタイミングでAPS-C一眼レフ用の大口径レンズを投入するとは考えにくく、レンズ全長も非常に長いことからシネマEOS用と予想。
いずれにせよ、このタイプのレンズがコンシューマー向けに投入される可能性は限りなく低いと思われます。
参考:EF-Sレンズ
- EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
- EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
- EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM
- EF-S17-55mm F2.8 IS USM
- EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
- EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM
- EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS
- EF-S24mm F2.8 STM
- EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM
- EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
- EF-S60mm F2.8 マクロ USM
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