2020年6月11日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。パナソニックの「手ぶれ状態スコープ」と似た長秒露光中の手ぶれ補正をアシストする機能の模様。手ぶれ補正に関する色々な機能を考えているようですね、
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- 【公開番号】特開2020-92373(P2020-92373A)
- 【公開日】2020年6月11日
- 【発明の名称】撮像装置及び表示制御方法
- 【出願日】2018年12月7日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 撮影条件によらず、静止画露光中に手ぶれの影響をユーザーに報知する。
- 【0003】
また、近年、光学ファインダーを用いずに表示部に表示された画像を見て構図を確認し撮影を行う機会や、手ぶれ補正機構の性能向上により静止画の長秒露光を手持ち撮影で行う機会が増加してきている。ところが、光学ファインダーを用いずに表示部に表示された画像を見て構図を確認する場合、静止画露光中(撮影中)は画像を得ることができないため、長秒露光時は長時間にわたって撮影中の被写体やカメラの状態が確認できなくなってしまう。- 【0008】
上記目的を達成するために、本願発明に係る撮像装置は、撮像手段と、ぶれ検出手段と、撮像領域内の任意の領域を選択する選択手段と、前記撮像手段の静止画露光中における前記ぶれ検出手段の検出結果、撮影条件、前記選択手段により選択された領域に基づいて、前記撮像手段の静止画露光中におけるぶれ情報を生成する生成手段と、前記撮像手段の静止画露光中に前記ぶれ情報を表示部に表示させる制御手段と、を有することを特徴とする。
パナソニックが既にLUMIX Sシリーズで導入している「手ぶれ状態スコープ」と似た機能ですね。EOS R5でボディ内手ぶれ補正を実装し、手持ちによる長秒露光が簡単となるので、このような便利機能の実装を考えているのかもしれません。ボディ内手ぶれ補正の開発に加えてこのようなアシスト機能まで検討しているのは流石のキヤノンと言ったところでしょうか。図面を見る限りでは将来的に一眼レフのライブビューでも利用できるようになるのかもしれませんね。
参考:LUMIX 手ぶれ状態スコープ(5:20付近)
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