2021年3月1日付けでコシナの特許出願が公開されています。「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical」「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」用の特許に見えますね。
APO-LANTHAR
- 【公開番号】特開2021-32959(P2021-32959A)
- 【公開日】2021年3月1日
- 【発明の名称】撮像光学系
- 【出願日】2019年8月20日
- 【出願人】
【識別番号】391044915
【氏名又は名称】株式会社コシナ- 【課題】 フォーカシング撮影領域全体における各種収差の変動を少なくしてその安定化を図るとともに、準広角域から標準レンズ域において十分な光学性能をカバーする明るい交換レンズを得る。
実施例1 実施例3 実施例4 焦点距離 50.00 48.25 37.00 F値 1.95 1.74 1.95 半画角 23.4 24.2 実施例5 実施例9 実施例6 焦点距離 51.14 36.01 F値 1.26 1.27 半画角 22.9 31.4
実施例とレンズ構成を見る限り「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical」「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」用の特許に見えますね。2019年の段階で35mmと50mmのAPO-LANTHARを投入する計画は始まっていた模様。似たようなレンズ構成でF1.2大口径のレンズも検討していたようですが、最終的にF2を選択したのかもしれません。
APO 50mm F2は単焦点レンズとしては小さな口径ですが「α7R IVのピクセルシフトマルチショットにも耐えうる解像度」と評価されています。「mini Otus」と言及している海外レビュワーもいるくらいです。MFレンズの「50mm F2」としてはやや高めですが、レンズ構成の半分以上に特殊レンズをしている贅沢な作りです。これで10万円チョイなら「安い」と感じる人もいることでしょう。
APO 35mm F2は登場したばかりですが、50mm F2の評判を考慮すると「FE 35mm F1.4 GM」とガチンコできる光学性能を期待したいところ。
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