Patent application for Fujifilm "18-120mm F4 for APS-C" and "28-100mm F4 for GFX" optics

2023年3月9日

2023年3月9日付けで富士フイルムの気になる特許出願が公開。「XF18-120mmF4 LM PZ WR」用と思われる光学系と実用化されていないGFX用の「28-100mm F4」光学系の特許みたいですね。

概要

【公開番号】P2023033114

【公開日】2023-03-09

【発明の名称】ズームレンズおよび撮像装置

【出願日】2022-06-24

【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社

【課題】高倍率を有しながらも、小型化が図られ、良好な光学性能を保持するズームレンズ、およびこのズームレンズを備えた撮像装置を提供する。

【0004】
高倍率を有しながらも、小型に構成され、良好な光学性能を保持するズームレンズが要望されており、これらの要求レベルは、年々、高まっている。

【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高倍率を有しながらも、小型化が図られ、良好な光学性能を保持するズームレンズ、およびこのズームレンズを備えた撮像装置を提供することを目的とする。

実施例1

焦点距離：18.544-116.830

F値：4.04

半画角：81.4-13.0

像高：14.9

バックフォーカス：24.829

実施例20

焦点距離：28.85-97.02

F値：4.12

半画角：86.8-27.0

像高：25.6

バックフォーカス：5385

数多くの実施例が掲載されていますが、基本的にAPS-C用「18-120mm F4」とGFX用「28-100mm F4」の光学系に関する特許となっています。どちらもインナーズームでレンズが伸びない光学設計を採用。APS-C用はパラメータとレンズ構成を見る限り「XF18-120mmF4 LM PZ WR」に関連するものと思われます。

GFX用は商品化されていませんが、広角28mmから100mmまでをカバーする便利なズームレンズですね。かなり大きなレンズとなりそうですが、GFXのトラベルズーム・動画用ズームとしては面白い選択肢となるかもしれません。ただし、今のところ、このようなズームレンズが登場する噂・ロードマップの情報は無し。検討段階で廃案となった可能性もあるので、過度な期待は禁物です。

富士フイルム XF18-120mmF4 LM PZ WR 最新情報まとめ

XF18-120mmF4 LM PZ WR
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日	2022年9月	初値	117,810円
マウント	X	最短撮影距離	0.6m
フォーマット	APS-C	最大撮影倍率	0.2倍
焦点距離	18-120mm	フィルター径	72mm
レンズ構成	12群15枚	手ぶれ補正	-
開放絞り	F4	テレコン	-
最小絞り	F22	コーティング	S.EBC
絞り羽根	7枚円形絞り
サイズ・重量など
サイズ	77.3×123.5mm	防塵防滴	対応
重量	460g	AF	リニア
その他	パワーズーム
付属品
キャップ・フード・クロス