Lenstipがシグマのライトバズーカ「100-400mm DG OS HSM(EFマウント)」に関するレビューを掲載しています。
国内でも注目されているシグマの新型超望遠ズームは純正に引けを取らない画質を持っているようですね。実際に購入して使ってみましたが、確かにレビュー通りと言う感じです。
レンズが暗いことによる周辺減光は自動補正が利かないキヤノンやニコン機では気になるポイントかもしれません。(私はアダプター経由のソニー機で使用しているため自動補正が適用されています)
Lenstip
外装・機能
このレンズは競合モデルと比べてレンズが最も暗い。その一方で重量やサイズ面で優位性を確立している。
フォーカスリングは25mm幅で安定したグリップ性を発揮するリブ付きだ。回転角が約120°で一貫性のある動作。
ズームリングの動作はウェットで一貫性がある。望遠端までズーミングすると6?ほどレンズが伸びるが、しっかりとした品質の鏡筒だ。
手ぶれ補正は本当に良好な結果(3.7?3.8段分)だが、ライバルは「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」で4段近く、「AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR」で4.3?4.5段分だ。
画質
中央画質は価格を考慮して、古い「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」より僅かに良好な程度で十分なものだと考えていた。
しかし、これは私の過小評価だったようだ。ニコンやキヤノンの古いモデルと比べて顕著に良好な画質であり、レンズが暗い事はなんの問題でもない。その上、新しいニコンのレンズよりも顕著に良好であり、キヤノンの新しいモデルと比べても少し良好だ。これ以上何を言えばいいのだろうか?
APS-Cにおける200mmのMTFは40lpmmを上回っているセンセーショナルな結果だ。100mmはそれほど悪くなく、望遠側のズーム域も似たような性能で37lpmmに近い性能に達する。これはニコン80-400mm VRと比較していずれのズームレンジでもシグマがほぼ勝る。望遠側ではニコンと引き分け、広角側でシグマが良好だ。
四隅の画質(フルサイズ)はこのレンズのテストにおける最初の弱点だ。絞り開放と広角端の組み合わせではまともな水準ギリギリの30lpmm近くとなる。この領域におけるベストパフォーマンスは200mm時における40lpmmだ。この結果はニコンを打ち破るものだが、絞り値と焦点距離の組み合わせによってはキヤノン100-400 IIに僅かだが劣る。
色収差・球面収差
テストした個体における軸上色収差はほとんど問題を抱えていない。200mmでも400mmでもよく補正されている。
倍率色収差はなんの問題も無い。最も目立つ焦点距離は300mmを絞った時だが、それでも中程度だ。ご覧のように、より高価な純正のライバルと比べて遜色ない結果だ。実際、キヤノン・ニコン・シグマ、3つのレンズとても高い性能を持っている。
玉ボケを確認すると球面収差による影響はない。前後のボケで縁取りの強さに僅かな差があるのみだ。
歪曲
APS-Cセンサーではどのポイントでも歪曲は1%を超えることは無い。100?400mmでそれぞれ+0.28%,+0.60%、+0.66%,+0.63%だ。
フルサイズでは100mmにおいて+0.64%の糸巻き型だが、ズームインするごとに+1.52%,+1.59%,+1.56%となる。このカテゴリはライバルと比べて僅かに悪いものだ。ニコン80-400mmは300-400mm時に+1.0%を僅かに超える程度であり、キヤノンも似たような結果となる。
コマ収差・非点収差
純正ライバルのようにコマ収差はなんの問題もない。フルサイズの四隅でさえコマ収差の形を見つけるのは難しいだろう。
非点収差は平均差2.6%と非常に高く評価できる数値だ。これはライバルよりも良い結果である(誤差の範囲だが)。
周辺減光
APS-Cでテストしたところ、問題が無いのは明らかだ。100mmで絞り開放においてー0.42EVであり、F5.6まで絞ると-0.23EVとなる。200mmではより良好な結果であり、より長焦点の場合には僅かに悪化する。
フルサイズでテストすると100mmの絞り開放でー1.54EVとやや大きい値だ。1段絞るとー1.10EVにまで減少し、F8.0?11まで絞ると問題は解消する。より長焦点でも似たような数値となる。
ライバルと比較して暗いシグマのレンズは、このカテゴリにおいて予想できる結果だ。
逆光
逆光耐性に問題は無いが、特別良くはない。ニコンと似たようなフレア耐性であり、キヤノンより僅かに悪い。
オートフォーカス
私はシグマのオートフォーカスが純正ライバルに劣る事を知っている。その辺の理由もあって最短撮影距離を1.6mに設定したのだろう(訳注:ピント移動距離が短くなるため)。しかし、それにも関わらずオートフォーカス速度は印象的なものではない。
近接から無限遠まではおよそ1秒ほどだ。そのうえ、適切な光量下でもAFが時々迷う。精度は良好だが、それがフォーカス速度を遅くしている。状況により適切にAFリミッターを使用することで、フォーカス速度は0.3秒まで短縮する事が可能だ。
幸いにも、ウォブリングや低速AFにも関わらず、ミスショットにはならない。ぼやけや写真は5%にも満たない結果だ。さらにフォーカスシフトによる大きな影響は無い。
結論
長所:高品質の鏡筒、ズームレンジ全域でなんの問題も無い素晴らしい中央画質、APS-C時におけるとても良好な四隅の画質、問題が無い球面収差、僅かな倍率色収差、僅かな軸上色収差、中程度の歪曲、素晴らしいコマ収差の補正、とても低い非点収差、APS-C時における周辺減光、静かなAF、効果的な手ぶれ補正
短所:フルサイズにおける望遠側の周辺減光、逆光時にフレアとコントラストの低下が少し多い、最短撮影距離がこのクラスとしては悪い、AFが遅い
このレンズは光学性能、手ぶれ補正、価格でニコンの80-400mmやキヤノンの100-400mmの古いモデルを購入するという積極的な理由を消し去った。
比較してレンズがやや暗く、周辺減光が大きいにも関わらず、キヤノンやニコンより解像力が高い。オートフォーカスが劣っているものの、USB DockとAFリミッターを活用することで特定のシーンではより有効なものとなるだろう。
結果として、ユーザーの期待に応えるレンズとなるはずだ。
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