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シグマ 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYEは価格とサイズに見合った完璧なレンズ

Sony Alpha Blogがシグマ「15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE」のレビューを公開。魚眼レンズの中では抜群の光学性能を備え、F1.4の大口径が役に立つと高く評価。価格とサイズに見合う完璧なレンズと言及。

Sony Alpha Blog:Sigma 15mm F1.4 DG DN Fisheye

  • 外観:ビルドクオリティは優れている。円形フィルターは装着不可。リアフィルターに対応。
  • 構造:記載なし。
  • 携帯性:とても大きく重い。
  • 操作性:エルゴノミクスは良好。
  • AF:フォーカスブリージングは目立たない。
  • MF:ピント位置を固定して誤操作を防ぐロック機能がある。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能
    ・中央はF2でOutstanding。
    ・隅はF1.4でVerygood、F2.8でExcellent、F4でOutstanding。
    ・レンズの種類を問わず優れた性能であり、魚眼レンズとしては過去最高。
    ・接写では少しソフトだが、F2まで絞ると優れた結果が得られる。
    ・遠景ではF2.8で全体的に優れた結果。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:F1.4から良好。柔らかい後ボケ。
  • 軸上色収差:無視できる。
  • 倍率色収差:無視できる。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差
    ・魚眼レンズである。天体撮影で星座の形はバランス良く保たれている。
    ・DXOのViewpointで魚眼効果を取り除くことも出来る。
  • 周辺減光:F1.4で目に付くが、F2で解消。
  • コマ収差:天体写真で優れた結果が得られる。
  • 逆光耐性:優れている。
  • 光条:F5.6-16で綺麗な光条。
  • 作例集
  • 総評:全体的に素晴らしい。価格とサイズに見合った完璧なレンズだ。
  • 競合について:どの魚眼レンズよりもシグマが遥かに良好。大差をつけているが、価格・サイズ・重量が問題となる。時点でAstrHori。
  • 備考

とのこと。
焦点距離の短いレンズながら三脚リングと三脚座を備え、重量は同時に発表された「500mm F5.6 DG DN OS」とほぼ一緒という弩級の魚眼レンズレンズです。フルサイズ対応の魚眼としては世界初のF1.4。レンズにはFLDやSLDなどの特殊ガラスを数多く使用、周辺部まで高い光学性能を実現しているようです。シグマは天体写真家向けのレンズとしており、ヒーターリテーナーやMFLなどの便利な機能を備えています。

Sony Alpha Blogのレビューによると、6100万画素の高解像カメラでも隅までシャープな結果が得られる模様。ベストな結果を得るにはF4~F5.6まで絞ったほうが良いものの、F1.4の絞り開放から問題は無さそうです。F1.4の大口径広角レンズにも関わらず、隅まで色収差が良く抑えられています。社外製の現像ソフトを使うことで魚眼効果を補正することもでき、面白い使い勝手のレンズとなるかもしれません。(高価で大きく重いレンズではありますが)

シグマ 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE|Art 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 発売日:2024年3月14日
  • マウント:E / L
  • フォーマット:フルサイズ
  • 焦点距離:15mm
  • レンズ構成:15群21枚(FLD4枚、SLD3枚、非球面2枚)
  • 開放絞り:F1.4
  • 最小絞り:F16
  • 絞り羽根:11枚(円形絞り)
  • 最短撮影距離:38.5cm
  • 最大撮影倍率:1:16
  • フィルター径:リア
  • 手ぶれ補正:-
  • テレコン:-
  • コーティング:SMC・撥水防汚
  • サイズ:104mm×157.9mm
  • 重量:1360g
  • 防塵防滴:対応
  • AF:HLA
  • その他:
    ・絞りリング
    ・MFLスイッチ
    ・ヒーターホルダー
    ・リアフィルターホルダー
  • 付属品:ケース、カバーレンズキャップ LC1040-01、リアキャップ LCR II、三脚ソケット TS-141、プロテクトカバー PT-51、ガイドプレート GP-21、ショルダーストラップ

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