Phototrendがタムロン「16-50mm F2.8 A」のレビューを公開。周辺に向かって解像性能の低下があるものの、優れた中央解像やボケを実現しつつ、サイズや価格を抑えていると評価。
- 外観:新しい「Toned Pro le Next」デザインを採用。仕上げは丁寧で、外観・手触りともに好印象。
- 構造:14群10枚のレンズ構成。7枚羽根の円形絞りを備える。鏡筒には防塵防滴に配慮したシーリングを施し、前玉にはフッ素コーティングを採用。USB端子を備え、ファームウェア更新にも対応する。
- フード:レンズフードが付属。
- 携帯性:ソニーEマウントは直径64.4×全長79.6~79.9mm、重量305g。ズーム操作により鏡筒が約25mm伸びる。F2.8通しの標準ズームとして非常にコンパクトで、携帯性に優れる。
- 操作性:前方のズームリングは握りやすく、適度な抵抗感。後方のフォーカスリングも適度に滑らか。一方、操作スイッチはなく、MFへの切り替えはカメラ側で行う。富士フイルムユーザーにとっては、絞りリングがない点が惜しまれる。
- AF:EOS R7での実写では、被写体を非常に速く正確に捉え、被写体検出や追従などの高度なAF機能にも対応。撮影者に近づいてくる動体では、最短撮影距離から十分離れていてもAFが迷うことがあった。低照度では正確かつ迅速に合焦する。
- MF:フォーカスリングは適度に滑らかで、操作感は良好。
- マクロ:最短撮影距離は広角端で15cm、望遠端で29cm。最大撮影倍率は広角端で約0.22倍、望遠端で約0.21倍。広角端・望遠端のどちらでも被写体に近づいたクローズアップ撮影が可能。
- 手ぶれ補正:非搭載。ボディ内手ぶれ補正のないカメラでは注意が必要。手振れ補正を搭載するEOS R7では、中間域の焦点距離で手持ち1秒の撮影に成功。
- 解像性能:中央は開放F2.8から全焦点距離で非常に良好な解像性能を発揮し、色やコントラストも自然。6~24mmでは隅の絞り開放がかなり甘く、1~2段絞ることで改善、F8で均質性が良好になる。35~50mmではF5.6~F8で均質性が優れている。中央の解像性能を優先した設計。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:玉ボケは丸く、猫の目状の変形はほとんど見られない。一方、玉ねぎボケがわずかに発生する。被写体から背景へのボケのつながりは滑らかで、好ましい描写。ポートレートでも良好な結果を得られるが、背景が複雑な場合は背景がぼけきらず、描写が煩雑になることがある。
- 軸上色収差:記載なし。
- 倍率色収差:色収差は良好に補正されている。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:カメラ内の自動補正を無効にすると、広角端では強い樽型歪曲が発生し、陣笠状の複雑な影響もみられる。24mmでは軽減するが、35mm以降では糸巻き型歪曲が目立つ。
- 周辺減光:16~24mmでは強い周辺減光が発生し、F11まで絞っても隅の暗さが残る。50mmでは開放F2.8で非常に目立つが、F4まで絞ると大幅に軽減する。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:逆光時のコントラスト低下は非常に軽微。
- 光条:光条は美しい描写である。ただし、光条が発生する状況ではフレアが強く出る場合がある
- 作例集:キヤノンEOS R7と組み合わせ、風景、建築、夜景、クローズアップ、ポートレートなど。
- 総評:F2.8通しながら非常にコンパクトなAPS-C用標準ズーム。中央の解像性能は開放から優秀で、自然な色やコントラスト、滑らかなボケ、迅速なAFを備える。近接撮影にも対応し、日常撮影や旅行に適したレンズ。一方、隅の解像性能は中央に劣り、歪曲収差と周辺減光も強い。色収差は良好に補正されているものの、逆光ではフレアが目立つ場合がある。また、光学式手ぶれ補正や絞りリングを搭載していない点も留意したい。欠点はあるが、携帯性と価格を考慮するとおススメできるレンズ。
- 競合について:
18-50mm F2.8 DC DN: タムロンより15g軽く、サイズも近い。光学性能とAF性能は良好だが、広角端は18mm始まり。ニコンZマウント版はない。
E 16-55mm F2.8 G: 光学性能は良好だが、歪曲収差とボケ描写には改善の余地がある。タムロンやシグマより大型・重量級で高価。
17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD: より広い焦点距離域を持ち、光学式手ぶれ補正も搭載する。一方、大型・重量級で、動きの速い被写体ではAFが迷うことがあり、手ぶれ補正の効果も際立ってはいない。- 備考:
Phototrendのレビューによると、手頃な価格とサイズを実現した大口径ズームレンズのようです。周辺解像の低下やレンズ補正に依存する部分があるものの、長所を考慮すると推奨できるレンズとのこと。
周辺に向かって解像性能が低下する傾向は他のレビューサイトでも指摘されています。近距離では絞り開放でふんわり、遠距離はしっかり絞って撮影するのが良さそうです。国内ではシグマの競合製品よりも2万円ほど高価ですが、16mmの広角域が利用できて同程度のサイズは魅力的。
- 発売日:
・2026年10月29日:E / RF
・2026年11月19日:Z
・2026年12月17日:X - タムロン直販:94,600~97,900円
- カメラのキタムラ:85,140円‐88,110円
| 16-50mm F2.8 A Canon RF | |
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| カメラのキタムラ | |
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| 16-50mm F2.8 A Nikon Z | |
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| 16-50mm F2.8 A Fuji X | |
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| カメラのキタムラ | |
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| 16-50mm F2.8 A Sony E | |
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- APS-Cミラーレスカメラ用の大口径標準ズームレンズ。ソニー、キヤノン、ニコン、富士フイルムの各マウントに対応し、F2.8通しの明るさと広いズーム域をコンパクトな設計にまとめている。
- シグマ 18-50mm F2.8 DC DN Contemporaryより広角側に強く、ニコンZ DX 16-50mm F2.8 VRと同等の焦点域を備えながら、Zマウント版は約350ドル安価。風景、旅行、ポートレートなど幅広い撮影に対応。
- 重量はマウントによって305〜315g。
- AFにはタムロン独自のリニアモーターフォーカス機構「VXD」を採用し、高速で信頼性の高い動作をうたう。最短撮影距離は広角端で0.15m、望遠端で0.29m。最大撮影倍率はそれぞれ約0.22倍、約0.21倍。
- 発売時期と価格はマウントごとに異なる。
レンズの仕様
| レンズマウント | E / Z / X / RF |
| 対応センサー | APS-C |
| 焦点距離 | 16-50mm |
| レンズ構成 | 10群14枚 |
| 開放絞り | F2.8 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根 | 7枚(円形絞り) |
| 最短撮影距離 | 0.15m (WIDE) / 0.29m (TELE) |
| 最大撮影倍率 | 1:4.5 (WIDE) / 1:4.8 (TELE) |
| フィルター径 | φ55mm |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | BBAR G2 防汚 |
| サイズ | φ64.4×79.6mm Sony E |
| 重量 | 305-315g |
| 防塵防滴 | 簡易防滴 |
| AF | VXD |
| 絞りリング | - |
| その他のコントロール | TAMRON Lens Utility |
| 付属品 | 花型フード フロントキャップ リアキャップ |
関連レンズ
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR
- E 16-55mm F2.8 G
- XF16-55mmF2.8 R LM WR II
- XF16-55mmF2.8 R LM WR
- 18-50mm F2.8 DC DN
- 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD
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