Richard Wongがタムロンのミラーレス用交換レンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)」のレビューを掲載しています。
- これは発売前のプリプロダクションモデルを使ったレビューである。
- レンズ外装は28-75mm F2.8と同じプラスチック製だ。
- 420gと軽量でレンズサイズはとても小さい。
- ズームリングもフォーカスリングも滑らかで十分良好だ。
- 大口径広角ズームとしては小さい67mmフィルター径である。28-75mm F2.8 RXDと同じ67mmなのでフィルターを使い回しやすい。
- ズーミングによるレンズ全長の変化は無い。外装の内側で内筒が前後する。
- オートフォーカスはとても高速だ。動作は滑らかでノイズは全くない。
- TECHART TZE-01を使いNikon Z6に装着しても非常に高速なAFだ。
- 中央シャープネスはどの焦点距離・絞り値でも非常に良好だ。絞り開放からシャープなので絞ってもあまり改善しない。
- 四隅のシャープネスは17mmで中央と比べて少しソフトだが、実際にはとても良好だ。22mmは17mmと比べて少しソフトだ。F4まで絞ってもまだソフトさが残るものの、F5.6でとてもシャープになる。28mmもやはり少しソフトだが、絞ると22mmの時よりもシャープとなる。
- 周辺減光は17mm F2.8で少し減光が強い。F4で少し改善し、F5.6でほぼ改善する。28mm側は減光が遥かに少ない。
- 歪曲収差は広角レンズらしくかなり目立つ。
- 28mm側にズームすると少し玉ねぎボケが目に付く。
- 逆光耐性は最小限に抑えられている。
- 色収差はとても良好に補正されている。高コントラストな逆光シーンでもほとんど目立たない。
- APS-Cでも面白い焦点距離となるはずだ。
画質とレンズサイズ、価格設定のバランスはとても良好だ。唯一妥協が必要なのは17-28mmと狭いズームレンジくらいだろう。28-75mm F2.8 RXDと同じく超人気レンズとなるはずだ。
とのこと。
実写作例を見る限りでは歪曲収差以外気になる問題は無さそうですね。歪曲収差もレンズプロファイルで簡単に補正できるはず。オートフォーカスはTZE-01経由のニコンZ 6でも軽快に動作している模様。レンズプロファイルは正しく認識されないと思うので、歪曲収差の補正に手を焼きそうですがそれ以外では問題無く利用することが出来そうです。
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