Mobile01がシグマ「18-50mm F2.8 DC DN」の富士フイルムXマウント版レビューを公開。小型軽量で低価格ながら良好な光学性能を実現。動画確認した限りではまずまず良好なフォーカス速度に見えます。
Mobile01:Sigma 18-50mm f/2.8 DC DN Contemporary 評測報告|285g 的平價鏡皇 feat. X-E4
外観・構造:
- 花形レンズフードが付属している。
- 本体外装とフードはどちらもプラスチック製で、マットなコーティングが施されている。
- 製造国は日本である。
- 防塵防滴仕様(訳注:簡易)で、マウント外周部にシーリングが施されている。
携帯性:
- 純正「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」「XF16-55mmF2.8 R LM WR」と比べるとサイズや重量で優位性の高いレンズだ。
- 手振れ補正を搭載するタムロン「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」もあるが究極の携帯性を求めるのであればシグマが有力候補となる。
- X-E4との組み合わせで非常に軽量だ。
- ズーム操作で内筒が伸びる。
操作性:
- 記載なし。
フォーカス:
- ステッピングモーター駆動で動作する。
- X-E4と組み合わせたところ、AF-S/AF-Cで滑らかで正確に動作した。
- フォーカスブリージングがほとんど目立たないので驚いた。
- 最短撮影距離は広角端で12.1cm、望遠端でも30cmだ。
- 広角端は0.36倍まで寄ることができるが、この際はレンズ先端が被写体に接触しそうだ。
手ぶれ補正:
- 光学手振れ補正は搭載していない。
解像性能:
- 18mmは中央・周辺ともにF2.8から問題のない画質だ。F2.8からF11までパフォーマンスが一貫している。
- 50mmはF2.8から非常に良好だが、F4まで絞るとさらに改善する。
- このレンズはF2.8からF11まで非常に信頼性の高い結果を期待できる。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- 記載なし。
色収差:
- F2.8でわずかにパープルフリンジが見られる。F4でほぼ改善する。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- 記載なし。
周辺減光:
- 記載なし。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- F2.8から明らかなフレアが発生する。
- 絞り全域でゴーストやフレアが見られる。
- 絞ると14本のシャープな光条が得られる。
総評
サイズ・重量・価格は申し分なく、光学性能に問題は見られない。コストパフォーマンスを考慮すると最有力候補となるだろう。X-E4と組み合わせた際の携帯性は本当に良好だ。
とのこと。
全域で開放F2.8を実現しているものの、小型軽量で携帯性が良好な大口径ズームレンズですね。ソニーE、ライカLマウント版が先に発売され、1年後に富士フイルムXマウント版が登場しました。X-E4と組み合わせた際のフォーカス性能を確認してみると、最短撮影距離から無限遠まで快適な合焦速度を実現しているように見えます。第五世代のX-H2Sなどと組み合わせた際にどのような結果となるのか気になるところ。
解像性能はズーム全域で良好らしく、作例を見た限りでは確かに周辺部まで一貫したパフォーマンスを発揮しているように見えます。注意すべき点があるとしたら色収差でしょうか?作例では厳しい環境で軸上色収差・倍率色収差がやや目立つような描写となっています。状況によっては自動補正や絞りで対応することになりそうです。
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