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この種のレンズとしては悪くない光学性能|20-200mm F3.5-6.3 DG

Optical Limitsがシグマ「20-200mm F3.5-6.3 DG」のレビューを公開。広いズーム域を持つ高倍率ズームとして、決して悪くない光学性能とのこと。さらに軽量かつAFも高速で防塵防滴配慮の構造についても評価しています。

Optical Limits:Sigma 20-200mm f/3.5-6.3 DG Contemporary Review

  • 外観:Contemporaryシリーズらしい外観で、鏡筒外装には金属マウントをベースとしたプラスチック素材を採用。ズーム時には鏡筒が大きく伸びるが、内部鏡筒のガタつきはわずか。
  • 構造:18枚14群のレンズ構成。前玉には撥水・撥油性を備えたフッ素コーティングを施す。9枚の円形絞りを採用。防塵防滴に配慮した構造で、マウントはSony EとLマウントに対応。
  • フード:花形のレンズフードが付属する。バヨネット式で着脱できる。
  • 携帯性:最大径77.2mm、全長117.5mm、重量540g。20-200mmという広いズーム域をカバーするレンズとして軽量。
  • 操作性:幅広のゴム製ズームリングはやや重めの操作感。実写テストでズーム自重落下が発生しなかった。念のためズームロックスイッチも搭載する。フォーカスリングは滑らかに回転。一方、付属レンズキャップは外れやすい。
  • AF:HLA方式のAFモーターを採用。高速かつ静粛であり、AF性能が良好。
  • MF:フォーカスリングは滑らかに回転。
  • マクロ:最短撮影距離は広角端で25cm、望遠端で65cm。28~85mmの範囲では最大撮影倍率1:2(0.5倍)を実現。特に28mmでは最短撮影距離16.5cmとなる。ハーフマクロ相当の撮影が可能だが、描写性能まで本格的なマクロレンズと同等ではない。
  • 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正は非搭載。ボディ内手ぶれ補正で概ね対応できるものの、200mmでは補正性能の限界を感じる場面がある。
  • 解像性能:42MP環境で評価。ズーム域によって解像性能に大きな差がある。
    - 20mm: 中央はF3.5から良好だが、周辺から隅にかけて大きく低下する。F5.6まで絞ると改善し、F8で隅もまずまずの水準。
    - 28mm: 20mmより良好。隅まで安定した解像性能を示し、周辺部も比較的シャープ。
    - 50~100mm: 本レンズの最も良好な焦点距離域。画面全域で非常に良好な解像性能を発揮。
    - 200mm: 中央は良好だが、周辺部は再び軟調になる。F11まで絞ることで全体的に改善。
    テスト個体の偏芯は良好で、望遠端にわずかなズレが見られる程度。
  • 像面湾曲:像面湾曲は予想外に小さい。
  • ボケ:このクラスのレンズとしては良好。望遠側で被写体に近づくことで、ある程度の背景分離が可能。玉ボケは中央部の内側が比較的滑らかだが、外周には二重の輪郭が見られる。85mmでは開放時でも画面中央から周辺部まで円形をおおむね維持するが、隅では一部が欠ける。ピント面からボケへの移行は、この種のレンズとしては意外に良好。背景ボケは滑らかで、前景ボケはややざわつく傾向がある。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:20~28mmおよび望遠端で倍率色収差が大きい。RAW画像では画面周辺部に平均2px未満の色ずれが確認でき、目立つ場合がある。ただし、JPEGや多くのRAW現像ソフトでは倍率色収差を劣化なく自動補正できる。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:20mmでは約3.5%の強い樽型歪曲が発生する。ただし、同種の高倍率ズームとしては比較的穏やかな数値。35mm付近では歪曲がほぼ中立となり、それより長い焦点距離では糸巻き型に変化する。自動補正によって歪曲は大幅に軽減され、多くの撮影シーンでは問題にならない程度。
  • 周辺減光:RAW撮影時の周辺減光は20mmで非常に大きく、開放F3.5では4.5EVに達する。F11でも2EVと強く残る。28mmと200mmでは開放時に約1.5EVであり、ズーム中間域ではさらに少ない。絞り込むことである程度改善する。歪曲収差と周辺減光の自動補正を適用すると大幅に軽減されるが、20mmではF3.5の周辺減光が依然として目立ち、F8から許容できる水準となる。長焦点距離では開放から比較的穏やか。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:記載なし。
  • 光条:20mmでのテストでは、開放付近では光条がほとんど現れない。F8から目立ち始め、F11でさらに明確になり、F16で最も強くなる。光条は先端が比較的鋭いものの、長さは短め。
  • 作例集:海岸や風景、岩場、人物、植物、彫刻、建築物、室内など
  • 総評:広いズーム域を持つ高倍率ズームとして、決して悪くない光学性能を備える。ただし、短焦点ズームや単焦点レンズと同等の画質を期待すべきではない。全体的な画質を重視する場合はF8以上に絞ることが推奨される。特に20mmと200mmでは隅の画質が低下するため、開放付近の使用は避けた方がよい。一方、ビルドクオリティは良好で、軽量かつAFも高速。防塵防滴に配慮した構造。レンズ内手ぶれ補正は非搭載だが、ボディ内手ぶれ補正で概ね対応できる。
  • 競合について:
    ・25-200mm F2.8-5.6 Di III VXD G2: 主な競合製品。ズーム域が重なる範囲やビルドクオリティはほぼ互角。タムロンは開放F値の明るさ、シグマは20mmの広角端が強み。
  • 備考:

Optical Limitsのレビューでは、ズーム両端の隅がソフトと指摘しつつも、絞れば全体的に改善する模様。高倍率ズームとしては良好な性能を発揮するようです。他のレビューサイトでも同様にズーム両端でも絞れば良好という評価が多いレンズです。

他誌と同じく、歪曲収差・周辺減光はレンズ補正に依存しているとしつつも、他に大きな欠点がないのは凄い。さらに、ズーム域を考慮すると小型軽量で、広い範囲に対応しているマクロ機能も長所といえそうです。開放F値と手振れ補正非搭載を許容できれば、まさにオールインワンレンズと言ったところでしょうか。

シグマ 20-200mm F3.5-6.3 DG|C 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年9月25日(木)
  • 予約開始日:9月11日(木)10時
  • 希望小売価格:オープンプライス
  • シグマオンラインショップ:143,000円

2025年9月に登場したフルサイズミラーレス対応の高倍率ズームレンズ。
このクラスとしては初となる「20mm」始まりを実現したうえ、1:2のハーフマクロにも対応。光学手振れ補正が非搭載であるものの、それを補って余りある利便性を備えています。

20-200mm F3.5-6.3 DG|Contemporary Leica L
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20-200mm F3.5-6.3 DG|Contemporary Sony E
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レンズの仕様

レンズマウント E / L
対応センサー フルサイズ
焦点距離 20-200mm
レンズ構成 14群18枚
開放絞り F3.5-6.3
最小絞り F22-40
絞り羽根 9枚(円形絞り)
最短撮影距離 16.5cm
(焦点距離28mm時)
25cm(W) - 65cm(T)
最大撮影倍率 1:2
(焦点距離28-85mm時)
フィルター径 φ72mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング 撥水防汚コート
サイズ φ77.2mm x 115.5mm
重量 550g
防塵防滴 防塵防滴構造
AF HLA
絞りリング -
その他のコントロール ズームロックスイッチ
付属品 ・ポーチ
・レンズフード(LH756-02)
・フロントキャップ(LCF-72 IV)
・リアキャップ(LCR III)

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