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シグマ 28-45mm F1.8 DG DN は大きく重いが画質に妥協がない

Mobile01が「28-45mm F1.8 DG DN」のレビューを公開。大きく重いレンズですが、広角端・望遠端どちらもF1.8から全体的に良好な結果が得られるようです。歪曲以外の諸収差は補正状態が良く、画質に妥協が無いとのこと。

Mobile01:Sigma 28-45mm f/1.8 DG DN Art 評測報告|「單鏡抵多鏡」的規格破壞者!

  • 外観:レンズフードLH878-06が付属。フードの感触は良好だがゴミが付着しやすい。日本製。
  • 構造:防塵防滴・フッ素コーティング。
  • 携帯性:超大口径らしく、24-70mm F2.8 DG DN IIよりも大きく重い。インナーズーム構造により全長が伸びない。
  • 操作性:AF/MFスイッチ、2か所のAFLボタン。90度で操作可能なズームリング。クリック解除に対応した絞りリング。
  • AF:AF-Sは平凡だが、AF-Cで顕著に高速化。
  • MF:フォーカスブリージンは目立ちにくい。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:(α7R Vでテスト)
    ・28mm:F1.8からF11まで実用的。F16で画質低下。周辺も十分だがF2.8で大幅に向上。
    ・45mm:F1.8から実用的だが、F2.8で全体的に大幅な向上。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:F2.2まで絞ると大部分の口径食が改善する。
  • 軸上色収差:とても良好。F1.8で最小限。
  • 倍率色収差:とても良好。F4で無視できる。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:広角側で樽型、望遠側で目立つ糸巻き型。
  • 周辺減光:F2.5以上で目立たない。
  • コマ収差:効果的に補正。
  • 逆光耐性:まさにハイエンドレンズの結果。
  • 光条:絞ると先細りする22本の光条。
  • 作例集:高解像サンプル多数。
  • 総評:F1.8とズーム構造は画質を犠牲にしておらず心配無用。解像性能・諸収差の補正・逆光耐性は目を見張るものがある。唯一注意する点は片手での操作が難しいこと。ただし、インナーズーム構造は利点となるはず。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

フルサイズミラーレスとしては初となるF1.8ズームレンズが登場。さぞ大きいのだろうと思いきや、全長は約153mm、重量は1kg未満に抑えられています。それでもF2.8ズームと比べると大きく重いものの、インナーズーム&F1.8と考えると許容範囲内ではないでしょうか。代償としてズーム域が狭め。ただし、販売価格はキヤノンのF2ズームと比べると遥かに抑えられています。

Mobile01のレビューによると、標準ズームレンズとしては大きく重いものの、良好な光学性能を備えているようです。Sony Alpha Blogと同じく、F2.8まで絞ると画質が抜群になると述べていますが、作例を見る限りではF1.8から非常に良好。フレーム隅まで全く問題なく使うことが出来るように見えます。コマ収差や色収差も良く抑えられています。

逆光耐性はSABで非常に良好と評価されていましたが、PetaPixelやMobile01でも同様の結果。複雑なレンズ構成だけあって完璧に抑えるのは難しそうですが、”ゴーストバスターズ”が良い仕事をしているようですね。

シグマ 28-45mm F1.8 DG DN|Art 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年6月20日(木)
  • 予約開始時期:2024年6月6日 10:00:00
  • 希望小売価格:オープンプライス
  • 直販価格:24万7,500円

レンズの仕様

  • 発売日:2024年6月20日(木)
  • 希望小売価格:オープンプライス
  • 直販価格:24万7,500円
  • フォーマット:フルサイズ
  • マウント:ソニーE / ライカL
  • 焦点距離:28-45mm
  • 絞り値:F1.8-F16
  • 絞り羽根:11枚
  • レンズ構成:15群18枚(SLDガラス5枚、非球面レンズ3枚)
  • 最短撮影距離:0.3m
  • 最大撮影倍率:1:4(45mm)
  • フィルター径:82mm
  • サイズ:φ87.8mm x 153.4mm
  • 重量:950g
  • 防塵防滴:対応
  • AF:HLA
  • 手ぶれ補正:-
  • その他機能:
    ・絞りリング(クリック解除/ロック)
    ・AFLボタン×2
    ・インナーズーム

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