7Artisans AF 85mm F1.8 価格を考慮すれば非常に優れたレンズ

Digital Camera Worldが七工匠「7Artisans AF 85mm F1.8」のレビューを公開。低価格ながら洗練された操作性とビルドクオリティ、光学性能のレンズと評価。

Digital Camera World：7Artisans AF 85mm f/1.8 review: tune in to portrait prime time

価格：非常に洗練されたレンズでありながら驚くほど安価。カメラメーカーの純正レンズより手頃で、中国製の代替品よりもコストを抑えている。

外観：サイズ・重量は7Artisans AF 50mm f/1.8とほぼ同じ。大きな違いは感じられない。

構造：高品質なプラスチック製鏡筒と金属製マウントプレートで堅牢に仕上げられている。USB-Cポートを備え、ファームウェア更新に対応。花びら型フードと挟み込み式フロントキャップが付属。

携帯性：内部フォーカス設計により、前玉が伸びたり回転したりしない。サイズは7.2×9.6cm、重量438g。フィルター径は62mmでコンパクトかつ軽量。

操作性：クリックなしの絞りリングを搭載し、動画撮影に便利。AF/MF切り替えスイッチ付きで操作が快適。さらに、カスタマイズ可能な機能ボタンが追加されている。

AF：Z 6IIでテストしたところ、速度はやや遅いが、リニアステッピングモーターによるスムーズかつ静かな動作が実現。顔・目認識や追跡機能と良好に連携。

MF：電子制御のフォーカスリングは正確な調整が可能。ただし触覚的なフィードバックは少ない。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：中央は開放f/1.8からf/16までシャープ。一方で隅はややソフトだが、ポートレート撮影には十分な性能。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：自然な移行と柔らかなボケが特徴。ボケディスクにオニオンリング効果はなく、端でも丸みを保つ。

軸上色収差：最小限に抑えられている。

倍率色収差：ほとんど目立たないが、絞るとやや顕著になることがある。それでも気にならない程度。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：軽微な糸巻き型歪みがあるが、実用上問題ない。

周辺減光：記載なし。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：記載なし。

光条：記載なし。

作例集：リサイズのみ。開放の作例多数。

総評：操作性が優れており、絞りリングやカスタムボタン、AF/MFスイッチを搭載。オートフォーカスは若干遅いが画質は満足のいくレベル。価格を考慮すれば非常に優れたレンズである。

競合について：記載なし。

備考：

7Artisans3本目となるAFレンズ。フルサイズ用としては「50mm F1.8」から2本目のレンズで、デザインやコントロール、サイズに統一感があります。販売価格は5万円前後で、ソニー純正よりも若干安いものの、YONGNUOやAstrHoriほど低価格ではありません。ただし、北米での価格は299ドルと安く、地域によって価格と性能のバランスの評価は少し異なるかもしれません。

Digital Camera Worldのレビューでは、中央解像の良好なレンズであり、加えてボケや、諸収差の補正状態も良好である模様。AF速度はやや遅いものの、それ以外の撮影ではコストパフォーマンスの高いレンズのようです。概ねSony Alpha Blogと似た結果。隅の解像性能が低くなっているのは、DCWの近距離解像チャートが影響している可能性あり。遠景など、実写でどのような結果が得られているのか気になるところ。

私もα7R Vと組み合わせて使用中。
DCWの評価と同じく、低価格のわりに高解像で収差の補正状態が良好と確認しています。AFはやや癖のある動作であり、特にAF-Sでフォーカスシフトの影響を受ける可能性あり。このあたりはファームウェアアップデートで改善すると良いですねえ。鏡筒はプラスチック製と言及していますが、手持ちのレンズを触った限りでは金属製のように感じられます。

七工匠 7Artisans AF 85mm F1.8 最新情報まとめ