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キヤノンEOS R10は異次元のエントリーモデルだがレンズが少ない

Amateur Photographerがキヤノン「EOS R10」のレビューを公開。小型軽量ながら良好な操作性やハンドリングと言及し、異次元のAF性能について評価しつつ、RF-Sレンズラインアップの不足を指摘しています。

Amateur Photographer:CANON EOS R10 FULL REVIEW

ビルド・外観

  • 独自のアイデンティティを備えた成熟したデザインのカメラだ。
  • 比較的軽量なカメラだが、適度に頑丈でしっかりとした作りだ。
  • 防塵防滴とは主張していない。
  • 起動時間は非常に高速だ。
  • キットレンズであるRF-S18-45mmは本当に残念だ。十分にシャープだが、広角端の画角が狭く、VLOG撮影には適していない。これまで最もつまらないレンズの一つだ。

バッテリー

  • バッテリーライフは特筆するほどでもないが、予備バッテリーは純正のみならず、社外製品も数多く見つけることが出来る。

インターフェース

  • 記載なし。

携帯性

  • EOS Kiss X10よりもコンパクトだ。
  • EOS Kiss M2よりも劇的なサイズアップではない。
  • 大きなレンズを装着しても片手で簡単に携帯することが出来る。

グリップ

  • 小型軽量ながらグリップサイズは適切だ。
  • 十分な高さと深さがあり指でしっかりと握ることが出来る。

操作性

  • 小型軽量ながら数多くのコントロールを搭載している。
  • 想像しているよりも愛好家に優しいカメラである。
  • 前後のコマンドダイヤルやジョイスティック、AF-ONボタン、AF/MFスイッチなどを搭載している。
  • AF/MFスイッチは便利な新機能だが、レンズにスイッチが存在する場合は利用することが出来ない。
  • AF/MFスイッチをサーボAF/ワンショットAFの切替に使わせてほしい。
  • 親指AFのシステムにカスタマイズすることも可能だ。
  • ロックボタンはカスタマイズに対応していない。誤操作しやすく邪魔である。

手ぶれ補正

  • 記載なし。

ファインダー

  • コンパクトサイズを実現するために犠牲となったポイントだ。
  • 236万ドット、0.59倍相当の小さなファインダーを搭載している。
  • 競合他社よりも遥かに小さく、1000ポンドのカメラとしては残念だ。
  • 幸いにも発色や露出を確認するには適している。
  • 一眼レフライクなモードも用意されている。

モニター

  • 3.0型 104万ドットのバリアングルモニタを搭載。
  • 動画撮影や自撮りに利用しやすく、ハイアングルやローアングルの撮影にも便利だ。
  • キヤノンらしくタッチインターフェースは良好だ。

メニューシステム

  • 記載なし。

フォーカスシステム

  • 従来の一眼レフやEOS Mシリーズよりも遥かに優れたAF性能だ。
  • 4503ポジションのAFエリアを利用でき、ジョイスティックで素早く正確に操作することが出来る。
  • さらに3枠のカスタムエリアにも対応している。
  • EOS R3から継承した被写体検出AFにも対応。非常にうまく機能し、小さな被写体でも検出してピントを合わせることが出来る。
  • 動物検出は鳥と野生動物を切り替える必要が無く、ソニーのシステムよりもイライラしない。
  • 像面位相差AFは高精度で、高速かつ決定的なピント合わせが可能だった。

連写性能

  • 記載なし。

解像性能:

  • 記載なし。

高感度ISOノイズ

  • 画質はKiss M2やKiss X10など2400万画素機とほぼ同じ結果だ。
  • 低ISOでディテールが素晴らしいイメージとなるが、ISO 800でノイズが目立ち始め、ISO 3200でディテールが著しく劣化する。
  • ISO 3200を超えると画質が徐々に低下する。
  • ISO 12800でもまだ満足のいく画質だが、ISO 25600で色とディテールが劇的に劣化する。
  • ISO 51200はほとんど使えない。

ダイナミックレンジ

  • 低ISO感度ではシャドウを3段分持ち上げてもノイズは問題とならない。それ以上の復元でカラーノイズが発生する。
  • 他社の2620万画素センサーなどはより良好な結果が得られる。

画質・仕上がり機能

  • フォーカスポイントと測光が連動する。悪い方針では無いが、平均よりも露出が暗かったり、明るかったりする。
  • ホワイトバランスは信頼性が非常に高い。温かみのあるパンチの効いた、魅力的な演色だ。
  • HEIF HDR PQモードは高輝度・諧調優先モードの利用がおススメだ。

動画

  • 見栄えの良い動画だ。ディテールがきちんとしており、優れたホワイトバランスで良好な画質となる。
  • ボディ内手ぶれ補正が無く、初期設定で電子ISが無効となっているのでレンズISが必須となる。
  • パンニング時はレンズISのみでは力不足だ。電子ISを連携させる必要がある。
  • 電子ISの効果を強くすると、目に見えるクロップが発生する。

総評

EOS Mシステムを中途半端に10年間いじくりまわしてきたキヤノンが、APS-Cミラーレスにもっと真剣に取り組むことに決めたようだ。EOS R10は、900ポンドのボディに期待されるほとんどの条件を満たした、好感の持てる小さなカメラである。キヤノンの既存ユーザーにはなじみのある操作性で、魅力的なイメージを得ることが出来る。オートフォーカスシステムと連写速度は、キヤノン、そして他の企業が、これまでこの価格帯で提供してきたものとは別次元だ。

競合機種と比較すると、このカメラの主な欠点は、小さなファインダーとボディ内手ぶれ補正の欠如だ。そして最大の問題は、ネイティブAPS-CフォーマットのRF-Sレンズがないこと、あるいは実際に今後リリースされるロードマップがないことだ。残念ながらキヤノンは広角ズームはおろか、キットズームを補完する望遠ズームや、コンパクトな単焦点レンズすらない。

キヤノンのエントリークラスのデジタル一眼レフカメラのオーナーで、すでにいくつかのEFレンズとEF-Sレンズを所有している人にとって、EOS R10はアップグレードの魅力的な選択肢となるかもしれない。しかし、より上級のユーザーは、EOS R7が魅力的と感じるはずだ。もしも、まだこのブランドに投資していないフォトグラファーは、おそらく富士フイルムのX-S10が最適だろう。富士フイルムには、APS-C用に設計された豊富なレンズ群に支えられた、同様に魅力的なシステムある。

キヤノンが「RF-S18-150mm」で明らかにしたように、既存のEF-M光学系をRFマウントで作り直せば、EOS R10を一気に盛り上げることができると思われる。そうすれば、我々は基本を押さえ、ライバルであるニコンよりもはるかに広いレンズラインアップを誇ることができる。キヤノンが自らを整理し、EOS R10がより多くのユーザーにとって現実的な選択肢となるまで、長くつ必要がないことを祈ろう。

  • 長所
    ・小型軽量
    ・携帯性
    ・小型ながら操作性が良好
    ・被写体検出AF
    ・JPEG/RAWの優れた画質
    ・EFレンズを利用可能
  • 短所
    ・ファインダーが小さすぎる
    ・ボディ内手ぶれ補正がない
    ・RF-Sレンズが少ない

とのこと。
この価格帯のキヤノン製カメラ、そして競合他社を見渡しても珍しい被写体検出AFに対応したエントリーモデルですね。さらに23コマ秒の高速連写や、SD UHS-IIに対応した高速書き込みにも対応。α6400やX-S10、Z 50など他社のミラーレスと見比べても立派な性能であり、従来機であるEOS Kissシリーズとは別次元のカメラに仕上がっています。

私もEOS R10を購入して使い続けていますが、確かに使いやすいAF性能やコントロールが光るカメラだと感じています。X-S10よりも大きなサイズながらボディ内手ぶれ補正が無いのは残念ですが、多くのRFレンズが手ぶれ補正を搭載しているので極端に問題となるシーンは少ないはず。その他の点も概ねAmateurPhotographerと同じ見解です。高ISO感度のノイズ耐性は競合他社と比べると少し弱いかなと。(APS-C EOS Rシステムが始まったばかりなので仕方ないとは言え)レンズラインアップの不足は致命的なので、早いところEF-Mレンズの移植をして欲しいところですねえ。

キヤノン EOS R10 最新情報まとめ

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